12月は分配金・配当の季節です。そこで米国主要ETFの分配金(配当金)日程をまとめました。日本の大手ネット証券会社の外貨建て口座で買えるもので、分配金利回りの高いもの、運用総額の大きいものはだいたいあります。地域銘柄、1回限りだけ高配当ETFは対象外です。
12月の主要ETFの権利落ち日カレンダー
2023年12月の主要ETFの権利落ち日をカレンダーにまとめました。権利落ちの前営業日(権利付最終日の大引け)までに購入していれば、分配金がもらえます。なお、月曜日が権利落ちの場合は、前の週の金曜日までに購入する必要があります。
来年1月上旬に権利落ちを迎える分配金は、12月後半に繰り上がる
12月は年末年始の関係で、来年1月上旬に権利落ちを迎える分配金が、12月後半に繰り上がります。ひとつ前のカレンダーの1日と5日に権利落ちを迎えるETFが、2度分配金が出ます。
12月の主要ETFの分配金(配当金)スケジュール
権利落ち日の早い順に並んでいます。一番上の行をクリックすると、その項目の順番に並び直します。テーブルの一番上にソート機能をつけましたので、利回り順などで並び替えも可能です。
12月1~5日に権利落ちの迎えるETFは、12月後半に1月の分が権利落ちを迎えるため、今月は2度分配金が支払われます。
「会社」はETFの運用会社で、「V」がバンガード、「B」がブラックロック、「S」がステートストリート、「G」がグローバルX、「W」がウィズダム・ツリー、「A」がアンプリファイ、「I」がインベスコ、「VE」がヴァンエック、「F」がファーストトラスト、「J」がJPモルガン・アセット・マネジメント、「P」がプロシェアーズです。
一番左の列の「期」というのは、分配金の支払われる回数です。「毎」が毎月、「4」が年4回、「2」が年2回です。
「種類」に補足がないものは、基本的には米国が対象です。
右端の「詳細」をクリックすると、そのETFの詳細ページに移動します。ただし、最新ではなく数カ月前のデータのものもあります。
「利回り」は11月27日頃のマネックス証券のものを中心に使用しました。
上記以外の分配金(配当金)の日程は?
上記以外のETFの分配金の年間日程は、以下のリンクから確認してください。公式サイトのpdfが別ウインドウで開きます。「EX」というのが権利落ち日です。
バンガードの分配金日程はこちら
ここからは運用会社ごとの分配金の日程と結果です。先月との比較、1年前の同期との比較があります。債券と超高配当ETFは増配せずに一定額の分配金が支払われる傾向が強いので、先月と比べてマイナスになっていないかをチェックしましょう。
まずはバンガード社の権利落ちです。主なETFでは【VYM】【VT】が18日、セクターETFは19日、【VOO】は20日、【VTI】【VIG】は21日です。
ブラックロックを債券が豊富
ブラックロック社の債券ETFは1日と14日が権利落ち。【HDV】【DVY】など株式ETFは20日が権利落ちです。
ステートストリートのETFは幅広いラインナップ
ステートストリート社の債券ETFは1日と18日が権利落ち。【SPYD】【SDY】など株式ETFは15日が権利落ちです。
グローバルXは高利回りに特化したETFがズラリ
グローバル社の高配当系は5日と28日が権利落ち。カバードコールETFは28日が権利落ちです。カバードコールETFの権利落ちは通常は第3月曜日ですが、12月だけは異なるようです。
※【SDIV】【SRET】は2022年12月19日に3対1の株価併合を行いました。前年12月の分配金は3倍にして調整しています。
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ウィズダムツリーのETFは毎月分配が多い
ウィズダムツリー社はバラエティに富んだラインナップです。22日が権利落ちです。米国高配当ETFの【DHS】は分配金利回りと増配率がともに良い貴重なETFですが、毎月分配という理由で新NISAの成長投資枠には入りませんでした。
ウィズダムツリーは年末にもう1回分配金が出たETFがありました。12/28が権利落ちで、1/3が支払日でした。
ファーストトラスト、JPモルガン・アセットマネジメントの分配金日程
ファーストトラスト社はアクティブ色の強い経費率高めのETFが多いです。22日権利落ちがほとんどです。JPモルガン・アセッ・トマネジメントは【JEPI】でおなじみです。今月は2回あります。
ヴァンエック、アンプリファイ、インベスコ、プロシェアーズをチェック!
この4社は通好みのETFが多いですね。ヴァンエックは毎月分配型で、今月は2回あります。アンプリファイの【YYY】は27日が権利落ち。
BDC銘柄は新規購入不可!
最後はBDC銘柄。11月と12月の2カ月分を記載します。日本で展開している証券会社では新規購入不可となってしましました。ついこの間まで、数カ月間だけある会社で購入できていたんですけどね。
SBI証券や楽天証券など日本の主要証券会社ではBDC銘柄の取り扱いをやめてしまいました。「IG証券」などの海外証券会社なら購入可能です。
超高配当ETFのコロナ・ショック後の分配金推移
下のグラフはグローバルX社のETF【QYLD】【PFFD】【SDIV】【DIV】【SRET】【ALTY】と、アンプリファイ社の【YYY】の分配金を、コロナ・ショック直前の2020年2月を100とした場合の推移です。
【ALTY】は2021年9月末に大幅な銘柄入れ替えを行いました。上に突き抜けている2021年12月の【QYLD】の数値は210です。
まとめ
12月は1年の総決算。今年を締めくくる分配金となりそうです。
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