ウィズダムツリー 米国株クオリティ配当成長ファンド【DGRW】の2021年3月分配金は0.1253ドル

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ウィズダムツリー社の米国株クオリティ配当成長ファンド【DGRW】が、2021年3月24日に分配金を発表しました。0.1253ドルです。1年前の同期は0.1ドルでしたので、1年前の同期から25.3%の増配です。

分配金利回りを過去1年間の分配金額から算出すると、2021年4月7日の終値は58.0ドル、過去1年の分配金額は1.0529ドルなので、利回りは1.82%になります。

※このページでの利回りは過去1年間の分配金をもとに計算します。

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基本情報を確認しよう

【DGRW】は収益性と利益の成長性という2つのファクターの上位300社を抽出し、配当額によって組込比重を決めます。ライバルETFは、財務健全な増配銘柄を集めた【VIG】や【SDY】です。

【DGRW】は毎月分配金が支払われるのが特徴です。運用総額は5600億円ほどで、ウィズダムツリー社のETFとしては一番多いですが、【VIG】や【SDY】は1兆をはるかに上回っています。経費率は0.28%とまずまずです。

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【DGRW】の過去の分配金と増配率は?

【DGRW】が設定されたのは2013年5月です。下の表は過去の分配金の一覧です。

今回の【DGRW】の分配金が増配or減配なのかは、どのデータを比較するかによって異なります。もっともオーソドックスなのは、前年の同期との分配金額の比較です。今回が0.1253ドル、前年の同期が0.1ドルなので、25.3%増配となります。また、前年同期との過去1年分配金額の比較では、今回が1.0529ドル、前年の同期が1.0699ドルなので、1.6%減配となります。

背景が黄色になっているは特別分配金があったことを意味しています。それらも合わせて分配金を計算しました。2013、14、18、19、20年の12月は2回分配金が支払われました。

※背景がになっているのが減配です

【DGRW】の年間分配金額と年間増配率は?

【DGRW】の分配金を1年ごとにまとめてグラフ化しました。前年比だとマイナスの年もありますが、全体的には右肩上がりです。

【DGRW】の期別分配金は?

期別の分配金です。3、6、12月が多い傾向にあります。

【DGRW】の過去1年分配金額を棒グラフで確認しよう

過去1年分配金額を棒グラフにして、【DGRW】の年末の株価を比較しました。株価と年間の分配金の上昇度合いはけっこう似ています。

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2020年以降の株価と利回りは?

2020年以降の【DGRW】の株価と利回りを見てみましょう。過去1年の年間分配金額から算出しました。青線が株価(左軸)で、赤線が利回り(右軸)です。2020年の年初は利回りが2.2%前後でしたが、2月半ば以降は株価が下がったため、3月23日には利回りは約3.2%まで上昇しました。現在の株価はコロナ・ショック前を上回り、利回りは1.82%です。

 

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現在の【DGRW】の株価と利回りの関係は?

年間分配金額が現在と同じく1.0529ドルで変わらなかったら、利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間分配金額が現在と同じ1.0529ドルが続いた場合の、利回りと株価の相関図です。利回りを0.1%ごとに株価を出しました。今後【DGRW】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。

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【DGRW】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去に【DGRW】を買った場合、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から5年前までの株価、利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、ややアバウトです。下のグラフの黄色の線が、過去に買った場合の、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)です。

2021年4月7日の終値は58.0ドル、過去1年の分配金額は1.0529ドルなので、現在の利回りは1.82%です。過去5年の平均利回りは約2.09%です。過去5年の株価は右肩上がりで、早い時期に買った方がYOCは上がります。2016年5月に買っていたら、現在YOCは約3.4%になっていました。

 

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ライバルETFとトータルリターンを比較する

増配ETF【VIG】【SDY】、S&P500【VOO】とトータルリターンを比較します。【DGRW】が設定されたのが2013年5月なので、2013年6月から2021年3月までの7年10カ月間を比べます。PORTFOLIO VISUALIZERを使います。

2013年5月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合、2021年3月には【VOO】が2万8400ドル、【DGRW】が2万7400ドル、【VIG】は2万5500ドル、【SDY】は2万4000ドルになっていました。【DGRW】は【VIG】をアウトパフォームしています。

年次リターン

1年ごとのリターンを比較しました。【SDY】だけ特殊な動きをしています。残り3つは似たような感じですね。

過去のトータルリターン

過去3カ月、1、3、5、7年10カ月の年平均トータルリターンは以下の通りです。【DGRW】と【VIG】の3年以上のリターンはほぼ同じですね。

過去の分配金はどのくらいか?

2013年6月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合の年間でもらえる分配金の推移です。分配金は再投資します。税金は考慮しません。

利回りの最も高い【SDY】の分配金が一番多いですね。【DGRW】は2018年以降増えています。【DGRW】の2020年分配金は486ドルになっていました。

 

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【DGRW】の今後の分配金予想は?

現在の過去1年分配金額(1.0529ドル)と1、3、5、6年前の同時期の過去1年分配金額(1.0699ドル、0.7537ドル、0.6552ドル、0.5887ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の分配金とYOCを予想しました。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの分配金利回りのことです。【DGRW】株を2021年4月7日の終値58.0ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。

購入金額は1万ドルにします。そうすると、年間分配金額から利回り(YOC)が一瞬で計算できます。たとえば、年間分配金額が300ドルなら利回り(YOC)は3.0%、年間分配金額777ドルなら利回り(YOC)は7.77%になります。

増配率は過去1年がマイナス1.6%、過去3年が11.8%、過去5年が10.0%、過去6年が10.2%でした。現在の分配金利回りは1.82%です。

分配金を再投資しない場合

まずは分配金を再投資しないケースを見てみましょう。税金は考慮しません。現在の利回りが3.86%なので、年間分配額は386ドルです。

もっとも増配率の低い過去1年のペースだと5年目の分配金額は170ドル、10年目の分配金額は157ドルになります。もっとも成績の良い過去3年の増配率を当てはめると5年目の分配金額は283ドル、10年目の分配金額は495ドルになりそうです。分配金額495ドルはYOC(購入額に対する利回り)4.95%です。

 

分配金を再投資する場合

つぎに分配金を再投資するケースを見てみましょう。税金は考慮しません。再投資する場合の分配金額は、現在と10年前の株価を比較して年平均騰落率を計算し、それを使って調整しています。

もっとも増配率の低い過去1年のペースだと5年目の分配金額は182ドル、10年目の分配金額は180ドルになります。もっとも成績の良い過去3年の増配率を当てはめると5年目の分配金額は307ドル、10年目の分配金額は623ドルになりそうです。分配金額623ドルはYOC(購入額に対する利回り)6.23%です。

分配金を再投資する場合(税引き後)

最後に分配金を再投資するケースで、税金を引いた額で計算してみましょう。分配金は28%の税金を引いた72%で計算します。1年目は386ドルではなく、税引き後の278ドルになります。

もっとも増配率の低い過去1年のペースだと5年目の分配金額は128ドル、10年目の分配金額は125ドルになります。もっとも成績の良い過去3年の増配率を当てはめると5年目の分配金額は216ドル、10年目の分配金額は421ドルになりそうです。分配金額421ドルはYOC(購入額に対する利回り)4.21%です。

 

 

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【DGRW】のセクター別のファンド構成比は?

【DGRW】に組み込まれている銘柄のセクター別の組込比率です。情報技術の割合が最も多く、ヘルスケア、生活必需品、資本財と続いています。上位4セクターは【VIG】と同じで、比率も結構似ています。

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【DGRW】の上位組込銘柄はどんな会社か?

2021年4月7日の【DGRW】の組込比率上位20銘柄です。世界的に有名な企業ばかりですね。マイクロソフト【MSFT】とアップル【APPL】を除くと、利回りが若干高めの銘柄が上位に入っています。ベンチマークは、ウィズダムツリー・米国株クオリティ配当成長インデックス。上位20銘柄で全体の約55%を占めています。構成銘柄数は全部で299銘柄。

 

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【DGRW】組込上位銘柄は主要ETFには組み込まれているのか?

【DGRW】の組込上位20銘柄は、他のETFにどのくらいの割合で組み込まれているのでしょうか? 高配当【VYM】【HDV】【SPYD】、市場全体系【VIG】【VOO】【VTI】【DIA】、ハイテク【QQQ】【VGT】への組込比率(%)をまとめました。

高配当、市場全体、ハイテク系とすべてのジャンルの上位銘柄が満遍なく入っています。バランスのとれたETFだというのがわかりますね。唯一【SPYD】だけ少ないことから、財務が健全な銘柄が多いことが逆に証明されているとも言えます。

※組込比率は、バンガード社のETFは2021年2月末、【SPYD】と【QQQ】は3月12日、【HDV】と【DIA】は3月23日頃、【DGRW】は4月7日のデータをもとにしています。バンガードのETFの組込比率が低すぎるものは対象外にしました。【DIA】と【SPYD】の組込比率はそれほど重要ではありません。

 

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まとめ

【DGRW】はトータルリターンで【VIG】を上回っている時期が多く、素晴らしいETFです。ウィズダムツリー社で最も売れているETFだというのもうなずけます。毎月分配金を支払うのもうれしいですね。

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