XYLD(グローバルX S&P500・カバード・コール ETF)の2021年11月の分配金は0.3646ドル。先月よりも5.6%増!

グローバルX S&P500・カバード・コール ETF【XYLD】が2021年11月19日に分配金を発表しました。0.3646ドルです。

1年前の同期は0.4493ドルでしたので、1年前の同期との比較では18.8%減です。前回2021年10月の分配金は0.3451ドルなので、先月との比較では5.6%増です。

2021年11月19日の終値は50.50ドル、過去1年の分配金は4.5294ドルなので、利回りは8.97%になります。

※このページでの利回りは、過去1年間の分配金をもとに計算します。

なお、グローバルX S&P500・カバード・コール ETF【XYLD】が2021年11月上旬よりマネックス証券、SBI証券、楽天証券で購入可能になりました。

 

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【XYLD】はどんなETFか?

【XYLD】は、カバード・コールの売りで利益を生み出すことを目的としており、S&P500指数の銘柄を保有しながら、対応する同一指数のコール・オプションを売却します。

コールオプションの売りによって、オプションのプレミアムを受け取ることが可能です。そのため、原資産があまり変動しないと予想される場合、有効な戦略です。

株価が大きく値上がりした場合は、権利行使価格以上の値上がり益を放棄するため、利益を一部しか享受できません。

株価が値下がりした場合はオプションは行使されません。株価下落のダメージを受けますが、オプションのプレミアムをもらえるので、損失が軽減されます。

プロセスは?

以下のような手順で行われます。

(1)S&P500指数のすべての株式を購入します。
(2)1カ月後に満期を迎える S&P500指数のオプション(BXM)を販売します。
(3)インデックスオプションの販売と引き換えに、プレミアムを受け取ります。
(4)月末に、S&P500指数のオプション(BXM)の売り買いによる収入の一部をETFの株主に分配します。
(5)翌月以上、このプロセスが繰り返されます。

プレミアムの価値は?

プレミアムの価格は、次の5つの要因によって決定されます。

(1)現在の資産価格
(2)オプションの権利行使価格
(3)オプション満期までの残り時間
(4)原資産のボラティリティ
(5)リスクフリーレート(金利)

 

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分配金額の決め方

【XYLD】の毎月の分配金は、(1)純資産価値(NAV)の1%、(2)受け取ったオプション・プレミアムの半分、のいずれか低い方を上限とします。受け取ったオプション・プレミアムに超過分がある場合は、ファンドに再投資されます。

オプション・プレミアムが好調で2%を超えていたケースが(1)に該当し、分配金比率はNAVの1%になります。下の表の背景色のついていない箇所です。

(2)はオプション・プレミアムが2%を下回った場合です。オプション・プレミアムの半分になるので、分配金比率はNAVの1%未満になります。下の表の背景が緑色の部分が、オプションプレミアムが2%を下回っていたケースです。NAVに対して1%未満になるので、(1)より少ないですね。下の表の背景色が黄色の割合になります。

ちなみに、NAVと株価はほぼ同じです。下の表のNAV($)は、権利落ち日の前日か前々日の株価とだいたい同じなので、オプション・プレミアムを2%以上獲得できていれば、株価の約1%が分配金になります。

今回2020年3月のコロナ・ショック以降は、オプションプレミアムが2%を超えることが出てきました。超えなかった場合でも、1.5%ぐらいは確保しています。

 

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オプション・プレミアムとボラティリティの関係

カバードコール戦略はボラティリティが大きいと、プレミアムをたくさん稼ぐことができると言われていますが、本当でしょうか? 下のグラフは、S&P500の近い将来のボラティリティを予測する指数【VIX】と、【XYLD】が獲得したオプション・プレミアムの関係です。

2020年8月以降は、連動していますね。ベンチマークを現在のものに変更してからは安定しています。2020年2月以前はオプションが1%を下回っており不調です。それゆえ、ベンチマークを変更したといえます。

オプション・プレミアムが2%を超えることはあまりないですが、現在は1.5%ぐらいは獲得しています。【VIX】の値が30ぐらいになれば、オプション・プレミアムが2%になりそうです。

 

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ベンチマークの変更について

グローバルX社の公式サイトには、以下のような記述がありました。

当ファンドの投資目的および投資戦略は、2017年12月15日に変更され、2020年8月21日に再び変更されました。2017年12月14日まではS&P 500 Stock Covered Call Index、2020年8月20日まではCboe S&P 500 2% OTM BuyWrite Index、それ以降はCboe S&P 500 BuyWrite Indexのパフォーマンスを反映しています。

現在のベンチマークである「Cboe S&P 500 BuyWrite Index」になったのが2020年の8月ですね。それ以前は、オプションの獲得があまりうまくいっていなかった可能性が考えられます。

ちなみに、2020年8月以前のCboe S&P 500 2% OTM BuyWrite Indexをベンチマークしていたときのティッカーコードは【HSPX】でした。

 

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ベンチマーク変更の効果は?

過去3年の運用総額の変化を見てみましょう。グラフの上が【XYLD】、下が【QYLD】です。表の上に伸びている緑棒が資金が流入(売れた)、下に伸びている赤棒が資金流出(売られた)です。ETF DATABASEのデータです。

以前のベンチマークだった2020年8月より前は、売れ行きはあまりよくありません。同時期の【QYLD】と比較しても顕著に表れています。

ベンチマークを変更した後、分配金が0.4ドル前後で安定したのが確認されると、売れ行きが好調に転じたと考えられます。

 

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参考サイト

カバードコール戦略については、ニッセイアセットマネジメント株式会社のサイトで分かりやすく説明しています。
よくわかる!カバードコール戦略|投資信託のニッセイアセットマネジメント
ディスクリプション

 

新生銀行のサイトも分かりやすいですね。
カバードコール戦略とは | 新生銀行

 

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ライバルETFとの比較

【XYLD】と日本で購入可能なカバードコール系のETFの比較です。2021年11月上旬より、日本の大手ネット証券でも【XYLD】【XYLG】【QYLG】が購入できるようになりました。

【XYLD】【XYLG】はS&P500が対象です。【XYLG】は50%カバードコールなので、利回りは【XYLD】の約半分ですが、値上がり益も狙えます。

【QYLD】【QYLG】はナスダック100が対象です。【QYLG】も50%カバードコールなので、利回りは【QYLD】の約半分で、値上がり益が期待できます。

【JEPI】はS&P500に近い大型株を約8割を保有。残りの2割弱でELNという仕組債を保有して、カバードコールと似たようなオプション取引を行います。

利回りは【QYLD】【XYLD】【JEPI】の順で高く、運用総額は【QYLD】【JEPI】【XYLD】の順で大きいです。経費率は【JEPI】が低いですね。

分配金利回り(12カ月)は過去1年の配当から算出したものです。

分配金利回り(直近)は直近の分配金が今度1年続いたものとして算出しました。こちらは特別配当を含んでいません

 

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【XYLD】のセクター比率は?

【XYLD】に組み込まれている銘柄のセクター別の組込比率です。S&P500の銘柄を保有しますので、【VOO】とほぼ同じです。情報技術の割合が多く3割弱、ヘルスケアと一般消費財、金融、通信サービスが1割強で続いています。

 

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【XYLD】の上位組込銘柄は?

【XYLD】の組込比率1%以上の銘柄です。ベンチマークは、Cboe S&P 500 バイライト・インデックスです。組込上位10銘柄で30%を占めています。

S&P500をカバードコールするので、中身はETFの【SPY】【VOO】などとほぼ同じです。【SPY】との上位銘柄の組込比率は、ほとんど差がないですね。

 

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【XYLD】の過去の分配金と増配率は?

【XYLD】が設定されたのは2013年6月です。下の表は過去の配当金の一覧です。2020年9月以降は、一番右側の列の「過去1年分配金の対前年同期増減率」がプラスになっており好調が続いています。

※背景がになっているのが対象月と比べてマイナスです

【XYLD】の毎月の分配金は?

2017年まではかなり不安定ですね。最後の12月だけ異常に多い傾向でした。

2018年以降は安定しており、毎月0.2ドル台でほぼ推移していました。2020年8月以降、一気に増えました。現在は、毎月0.35~0.45ドルがレンジですね。

黒い〇で囲んでいるところが、ベンチマークが変更されたタイミングです。

なぜ分配金は安定していないのか?

前述したとおり、公式サイトには以下の補足がありました。

当ファンドの投資目的および投資戦略は、2017年12月15日に変更され、2020年8月21日に再び変更されました。2017年12月14日まではS&P 500 Stock Covered Call Index、2020年8月20日まではCboe S&P 500 2% OTM BuyWrite Index、それ以降はCboe S&P 500 BuyWrite Indexのパフォーマンスを反映しています。

2018年1月2020年8月を境に分配金額に大きな変化が出たことは、ベンチマークを替えたことが影響していると考えられます。

そんなわけで、2020年7月以前のデータはあまり参考にならないかもしれません。

【XYLD】の年間分配金額は?

年間分配金を1年ごとにまとめました。着実に増えています。2021年は11月までのデータなので、あと1回あります。

【XYLD】の年間増配率は?

年間増配率はバラつきがありますが、増加傾向です。2021年は10月の時点で前年を上回ることが決定しています。

【XYLD】の分配金と株価の関係は?

分配金と株価の比較です。分配金は増えていますが、株価は微増ですね。カバードコール戦略は株価の上昇を目的としていないので、あまり気にする必要はないですな。

 

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2020年以降の利回りは?

2020年以降の【XYLD】の株価と利回りを見てみましょう。利回りは、過去1年の年間分配金額から算出しました。青線が株価(左軸)で、赤線が利回り(右軸)です。

2020年の年初の利回りは約5.7%で推移していましたが、2月半ば以降はコロナ・ショックで株価が下がったため、3月23日には利回りが約8.4%まで上昇しました。現在の株価はコロナ・ショック前とほぼ同じ水準です。分配金が増えており、利回りは8.97%です。

 

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【XYLD】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去に【XYLD】を買った場合、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から8年5カ月前までの株価、利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、ややアバウトです。

下のグラフの黄色の線が、過去に買った場合の、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)です。この線が左肩上がりの場合は、株価好調&増配傾向にあるといえます。

2021年11月19日の終値は50.50ドル、過去1年の分配金額は4.5294ドルなので、現在の利回りは8.97%です。過去7年6カ月の平均利回りは約5.3%です。

現在の株価は設定時より少し高いのでで、早く買っていればYOCは多少上がります。2013年8月に買っていればYOCは11.2%になっていました。また、コロナショック時の2020年3月に購入していれば、YOCは約11.9%になっていました。

ちなみに利回りは過去1年の分配金から算出しているので、設定から11カ月は出ません。そのため、上のグラフの左端の利回りはありません。

 

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【XYLD】と【JEPI】を比較する

【XYLD】とライバルETFと言われるJPモルガン エクイティ プレミアム ETF【JEPI】を比較します。【JEPI】が設定されたのが2020年5月、【XYLD】が現在のベンチマークになったのが2020年8月なので、2020年9月1日から2021年11月1日までの14カ月間を比べます。

【JEPI】の中身は約80%がS&P500を中心とした大型株。残りの20%がエクイティ・リンク・ノート(ELN)という仕組債です。この部分でS&P500を使ったカバードコール戦略と似た投資を行い、高利回りを実現しています。そのため【XYLD】と似たETFです。ただし、【JEPI】の約80%はS&P500を中心とした大型株なので、値上がり益も期待できると言われています。

 

株価の上昇率はどうか?

【XYLD】の終値は2020年9月1日が45.10ドル、2021年11月19日が50.50ドルでした。この期間で1.12倍に増えました。

対して【JEPI】の終値は2020年9月1日が53.48ドル、2021年11月19日が61.65ドルでした。この期間で1.15倍になりました。

あまり差はないですね。株価上昇率が期待できそうな【JEPI】に対して、【XYLD】が健闘したと言えます。

利回りはどうか?

利回りを比較します。支払った分配金を12倍して株価で除して計算します。過去1年利回りではなく、現時点での利回りで比較します。

この期間における【XYLD】の平均利回りは9.95%。対して【JEPI】は8.02%でした。【XYLD】が約2%も上回っています。

株価上昇率は【JEPI】がわずかに上回りましたが、利回りは【XYLD】が約2%も差をつけました。この1年でのトータルリターンは【XYLD】がわずかに優勢ですね。

 

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カバードコール系ETFとトータルリターンを比較する

【XYLD】とライバルETFのトータルリターンを比較します。【XYLD】はベンチマークを2度変更しているため、各サイトのデータはまちまちです。

PORTFOLIO VISUALIZERを使用して、【XYLD】とカバードコール系ETFのトータルリターンを比較します。 S&P500を50%カバードコールする【XYLG】、ナスダック100をカバードコールする【XYLD】、ナスダック100を50%カバードコールする【QYLG】で比べました。2014年11月から2021年10月までの7年間を比較します。

【XYLG】や【QYLG】は設定から1年ほどしか経っていません。【XYLG】は【XYLD】と【VOO】を50%ずつ、【QYLG】は【QYLD】と【QQQ】を50%ずつという比率にしてテストをしました。

2014年11月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合、2021年10月には【QYLG】が2万8200ドル、【XYLG】が1万9400ドル、【QYLD】が1万9000ドル、【XYLD】が1万4300ドルになっていました。

ETF replayで過去7年のトータルリターンを比較

【XYLD】は2017年12月15日と2020年8月21日にベンチマークが変更されています。これが反映されているのかが微妙なところです。

今度は、ETFreplayで【QYLD】と【XYLD】を過去7年のバックテストしました。【QYLD】は1.9倍なのでどちらも同じでした。ただ、【XYLD】はETFreplayだと1.68倍で、PORTFOLIO VISUALIZERでは1.4倍でした。結果が異なりました。先ほどのPORTFOLIO VISUALIZERの【XYLD】と【XYLG】はもう少しリターンがいい可能性がありますね。

過去のトータルリターン

PORTFOLIO VISUALIZERのデータです。過去3カ月、1、3、5、7年の年平均トータルリターンは以下の通りです。過去5年の年平均リターンは【QYLG】が18.3%、【XYLG】が11.0%、【QYLD】が10.6%、【XYLD】は5.1%でした。

カバードコールを50%の【QYLG】や【XYLG】のリターンがいいですね。

危険度はどのくらいか?

ETFの安定度を比べてみましょう。最大ドローダウンは、計測期間における最大下落率です。マイナスの数値が小さいほど最大下落率が低いです。

シャープレシオとは、同じリスクを取った場合のリターンの比較です。「(ファンドのリターン−無リスク資産のリターン)÷標準偏差」の値です。

ソルティノレシオはシャープレシオの改良版で、相場が軟調の際の成績を示しています。「(ファンドのリターン-無リスク資産のリターン)÷下方偏差」で計算します。

ここでの【XYLD】のデータは、どれもよくないですね。

高配当ETFとの分配金比較は?

2014年11月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合の年間でもらえる分配金の推移です。分配金は再投資します。税金は考慮しません。

7年間の分配金の合計は【QYLD】が9400ドル、【QYLG】が5800ドル、【XYLD】が3000ドル、【XYLG】が2600ドルでした。

先ほども書きましたが、【XYLD】は2017年12月15日と2020年8月21日にベンチマークが変更されています。そのため、このデータも正確かどうか微妙なところです。

とくに、2018年と2019年の【XYLD】と【XYLG】の分配金は少ないところは怪しいですね。

現在のベンチマークで考えるなら【XYLD】と【XYLG】の分配金はもう少し多いかもしれません。

 

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【XYLD】の今後のYOC予想は?

現在の過去1年分配金額(4.614ドル)と1、3、5年前の同時期の過去1年分配金額(3.334ドル、3.0313ドル、1.7956ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来YOCを予想します。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの利回りのことです。【XYLD】株を2021年11月19日の終値50.50ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。

年間増配率は過去1年が28.2%、過去3年が2.5%、過去5年が20.4%でした。現在の利回りは8.97%です。

ベンチマークを2度変更したため、増配率がかなり高くなりました。このETFの性質上、今後も高い増配が続く可能性は低いです。

そこで、年間増配率が変化なし、増配率2%、4%、マイナス2%、という4つのケースで検証します。

「分配金を再投資しない」「分配金を再投資しない(税引き後)」「分配金を再投資する」「分配金を再投資する(税引き後)」の4パターンで検証します

分配金を再投資しない場合のYOC

まずは分配金を再投資しない場合のYOCを見てみましょう。税金は考慮しません。スタート年は、現在の利回りの8.97%です。

増配率がマイナス2%で推移すると、5年後のYOCは8.11%、10年後のYOCは7.33%になります。増配率が4%で推移すると5年後のYOCは10.91%ドル、10年後のYOCは13.28%です。

分配金を再投資しない場合(税引き後)のYOC

次に分配金を再投資しないケースで、税金を引いた場合のYOCをチェックしましょう。分配金は約28%の税金を引いた72%が支払われます。スタート年のYOCは8.97%ではなく、税引き後の6.46%になります。

増配率がマイナス2%で推移すると、5年後のYOCは5.84%、10年後のYOCは5.28%になります。増配率が4%で推移すると5年後のYOCは7.86%ドル、10年後のYOCは9.56%です。

分配金を再投資する場合のYOC

それでは分配金を年1回再投資する場合のYOCを見てみましょう。税金は考慮しません。再投資する分配金額は、現在と5年前の株価を比較して年平均騰落率を計算し、それを使って調整します。

増配率がマイナス2%で推移すると、5年後のYOCは12.14%、10年後のYOCは15.83%になります。増配率が4%で推移すると5年後のYOCは17.16%ドル、10年後のYOCは36.04%です。

分配金を再投資する場合(税引き後)のYOC

最後に分配金を再投資するケースで、税金を引いた場合のYOCをチェックしましょう。分配金は約28%の税金を引いた72%が支払われます。スタート年のYOCは8.97%ではなく、税引き後の6.46%になります。

増配率がマイナス2%で推移すると、5年後のYOCは7.83%、10年後のYOCは9.24%になります。増配率が4%で推移すると5年後のYOCは10.93%ドル、10年後のYOCは19.82%です。

【XYLD】は利回りが高いため、分配金額が変わらなくても、分配金を再投資し続ければ、YOCは高くなりそうです。

 

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まとめ

何度も書いていますが【XYLD】はベンチマークを2回変更していますので、2020年8月より前のデータはあまりアテになりません。

ただ、ベンチマークを変更した2020年8月以降は分配金額が安定しています。

日本の証券会社で購入可能なETFで、ライバルとなりそうなのは【JEPI】でしょうか。

【QYLD】の保有比率が高すぎる人にとって、分散という意味で【XYLD】はいいかもしれません。

 

 

 

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