バンガード・S&P500連動ETF【VOO】が2021年9月の分配金を発表。1.3084ドル。前年同期と変わらず

バンガード社のバンガード・S&P500連動ETF【VOO】が2021年9月28日に分配金を発表しました。1.3084ドルです。1年前の同期は1.3085ドルでしたので、1年前の同期との比較では0.0%減です。

利回りを過去1年間の分配金額から算出すると、2021年9月29日の終値は399.46ドル、過去1年の分配金額は1.3084ドルなので、利回りは1.32%になります。

※このページでの利回りは過去1年間の分配金をもとに計算します

 

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基本情報を確認しよう

【VOO】は米国の主要業種を代表する約500銘柄で構成されるS&P500指数への連動を目指すETFです。

下の表は米国を代表する市場全体系の4つのETFの基本情報です。運用総額はどれもかなり多いですが、【VTI】は約30兆円、【VOO】は約28兆円と飛び抜けています。【DIA】はNYダウ連動のため、銘柄数が30と少ないです。【VIG】は増配ETFですが、長期のリターンが【VOO】や【VTI】と似ているために加えました。

 

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【VOO】のセクター別の構成比率は?

【VOO】に組み込まれている銘柄のセクター別の組込比率です。GICS(Global Industry Classification Standard)による分類です。

情報技術の割合が最も多く、28.0%で全体の4分の1以上を占めています。以下、ヘルスケア、一般消費財、通信サービス、金融と続いています。ここ数カ月で大きな変化はないですね。

 

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【VOO】の上位組込銘柄はどんな会社か?

【VOO】の組込比率0.5%以上の上位42銘柄です。ベンチマークはS&P500指数です。上位42銘柄で全体の約50%を占めています。構成銘柄数は全部で507銘柄です。組込順位や構成比は2021年8月末日、それ以外は9月28日のデータです。

 

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2020年4月以降の上位銘柄は?

2020年4月以降の組込比率0.5%以上の銘柄の推移です。上位銘柄の顔ぶれはほとんど同じです。先月との比較ではマイクロソフト【MSFT】、エヌビディア【NVDA】の比率が上がりました。

 

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【VOO】組込上位銘柄は主要ETFには組み込まれているのか?

【VOO】の組込比率上位20銘柄は、他のETFにどのくらいの割合で組み込まれているのでしょうか? 高配当【SPYD】【HDV】【DVY】【VYM】、連続増配【SDY】【VIG】、市場全体【DIA】【VOO】【VTI】、ハイテク・グロース系【QQQ】【VUG】【VGT】の主要12ETFへの組込比率(%)をまとめました。

やはり【VOO】と【VTI】はそっくりですね。全組込銘柄数が少ない分だけ、【VOO】の方が各銘柄の組込比率が大きくなります。【VOO】【VTI】の上位10銘柄のうち【QQQ】【VUG】には8銘柄「GAFAMテスラ・エヌビディア」が組み込まれています。

上位組込比率を見ると、【QQQ】よりも【VUG】の方が【VOO】に似ています。また、【VOO】上位組込銘柄で【VIG】と【DIA】に組み込まれているものは、ほとんど同じですね。

【VOO】との重複率は【SPYD】が10%、【HDV】13%、【DVY】12%、【VYM】33%、【SDY】14%、【VIG】が32%、【DIA】は24%、【VTI】が82%【VUG】56%【QQQ】42%、【VGT】28%です。

※組込比率は、バンガード社のETFは2021年8月末、【HDV】【DVY】は9月22、23日、その他のETFは9月14日頃のデータをもとにしています。【DIA】は株価の高い銘柄が比率が高くなり、【SPYD】は均等平均加重組入なので、これらのETFの組込比率はあまり重要ではありません。

主要ETFの並び順は基本的に左端が最も利回りが高く、右に行くにつれて下がっていきます。ただし、【VGT】は少し毛色が異なるセクターETFなので、右端にしました。主要ETFのティッカー・コードの下の数字は9月17日の利回り(%)です。

 

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【VOO】の過去の分配金と増配率は?

【VOO】が設定されたのは2010年9月です。下の表は過去の分配金の一覧です。

2021年9月の【VOO】の分配金が増配or減配なのかは、どのデータを比較するかによって異なります。もっともオーソドックスなのは、前年の同期との分配金額の比較です。今回が1.3084ドル、前年の同期が1.3085ドルなので0.0%の減配になります。また、前年同期との過去1年分配金額の比較では、今回が5.2867ドル、前年の同期が5.3483ドルなので、1.2%の減配となります。

※背景がになっているのが減配です

【VOO】の期別分配金は?

2021年9月の分配金1.3084ドルは、前年の同期とほぼ同じです。2021年の年間分配金額は、現在のところ2020年と同じペースですね。

 

【VOO】の年間分配金額と年間増配率は?

【VOO】の分配金を1年ごとにまとめてグラフ化しました。年間の増配率は5%以上が続いていましたが、2020年は前年から4.8%減りました。

【VOO】の分配金額を棒グラフで確認しよう

期ごとの分配金額を株価と比較したものです。デコボコしていますが、順調に伸びています。ただ、2019年以降は足踏み状態といえそうです。

【VOO】の過去1年分配金額を棒グラフで確認しよう

過去1年分配金額と株価を比較しました。過去1年分配金額の伸びと株価の動きは、結構連動しています。2020年6月以降は株価は急上昇しましたが、過去1年分配金額は横ばいです。

 

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2020年以降の利回りは?

2020年以降の【VOO】の株価と利回りを見てみましょう。過去1年の年間分配金額から算出しました。青線が株価(左軸)で、赤線が利回り(右軸)です。2020年の年初は利回りが1.8%台でしたが、2月半ば以降は株価が下がったため、3月23日には利回りが約2.6%まで上昇しました。現在は株価がコロナ・ショック前を大幅に上回り、利回りは1.32%です。

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現在の【VOO】の株価と利回りの関係は?

年間分配金額が現在と同じく5.2867ドルで変わらなかったら、利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間分配金額が現在と同じ5.2867ドルが続いた場合の、利回りと株価の相関図です。利回りを0.1%ごとに株価を出しました。今後【VOO】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。

 

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【VOO】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去に【VOO】を買った場合、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から5年前までの株価、利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、ややアバウトです。

下のグラフの黄色の線が、過去に買った場合の、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)です。この線が左肩上がりの場合は、株価好調&増配傾向にあるといえます。

2021年9月29日の終値は399.46ドル、過去1年の分配金額は5.2867ドルなので、現在の利回りは1.32%です。過去10年の平均利回りは約1.9%なので、現在の株価は少し割高ですね。

過去10年で株価は右肩上がりで、増配もしていますので、早い時期に買った方がYOCは上がります。2011年11月に買っていたら、現在YOCは約4.6%になっていました。

 

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ライバルETFとトータルリターンを比較する

全米ETF【VTI】、ニューヨークダウ連動ETF【DIA】、連続増配ETF【VIG】とトータルリターンを比較します。

と思ったのですが、数日前の【VTI】の記事にありますので、こちらをご覧ください。

今回は、高配当ETF【VYM】、ナスダック100ETF【QQQ】、全世界ETF【VT】と比較します。PORTFOLIO VISUALIZERを使って、2011年9月から2021年8月までの10年間を比べます。

2011年9月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合、2021年8月には【QQQ】が7万6200ドル、【VOO】が4万5300ドル、【VYM】は3万4600ドル、【VT】は2万9700ドルになっていました。【QQQ】が圧倒的です。

過去のトータルリターン

過去3カ月、1、3、5、10年の年平均トータルリターンは以下の通りです。いずれの期間も【QQQ】が飛び抜けています。【VOO】は高いレベルで安定しています。過去10年のリターン(年平均)は【QQQ】22.5%、【VOO】16.3%、【VYM】13.2%、【VT】11.5%でした。

危険度はどのくらいか?

ETFの安定度を比べてみましょう。最大ドローダウンは、計測期間における最大下落率です。マイナスの数値が小さいほど最大下落率が低いです。

シャープレシオとは、同じリスクを取った場合のリターンの比較です。「(ファンドのリターン−無リスク資産のリターン)÷標準偏差」の値です。1を超えていれば、優秀です。

ソルティノレシオはシャープレシオの改良版で、相場が軟調の際の成績を示しています。「(ファンドのリターン-無リスク資産のリターン)÷下方偏差」で計算します。1.5を超えていると、素晴らしいです。

ここでも【QQQ】は突出しています。【VOO】はシャープレシオは【VYM】と似ていますが、ソルティノレシオは結構差をつけました。相場の悪いときに強さを発揮するということですね。

過去の分配金はどのくらいか?

2011年9月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合の年間でもらえる分配金の推移です。分配金は再投資します。税金は考慮しません。

10年間の分配金の合計は【VYM】が6200ドル、【VOO】が4100ドル、【VT】が3700ドル、【QQQ】が2300ドルでした。流石にここは高配当ETF【VYM】が多いですね。【VOO】は【VT】を上回りました。

 

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【VOO】の今後のYOC予想は?

現在の過去1年分配金額(5.2867ドル)と1、3、5、10年前の同時期の過去1年分配金額(5.3483ドル、4.6316ドル、3.934ドル、2.212ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来YOCを予想します。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの利回りのことです。【VOO】株を2021年9月29日の終値399.46ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。

年間増配率は過去1年がマイナス1.2%、過去3年が4.5%、過去5年が6.1%、過去10年が9.1%でした。現在の利回りは1.32%です。

「分配金を再投資しない」「分配金を再投資しない(税引き後)」「分配金を再投資する」「分配金を再投資する(税引き後)」の4パターンで検証します

分配金を再投資しない場合のYOC

まずは分配金を再投資しない場合のYOCを見てみましょう。税金は考慮しません。スタート年は、現在の利回りの1.32%です。

もっとも増配率の低い過去1年の増配率(-1.2%)で推移すると、5年後のYOCは1.25%、10年後のYOCは1.18%になります。もっとも成績の良い過去10年の増配率(9.1%)で推移すると5年後のYOCは2.05%ドル、10年後のYOCは3.16%です。

分配金を再投資しない場合(税引き後)のYOC

次に分配金を再投資しないケースで、税金を引いた場合のYOCをチェックしましょう。分配金は約28%の税金を引いた72%が支払われます。スタート年のYOCは1.32%ではなく、税引き後の0.95%になります。

もっとも増配率の低い過去1年の増配率(-1.2%)で推移すると、5年後のYOCは0.90%、10年後のYOCは0.85%になります。もっとも成績の良い過去10年の増配率(9.1%)で推移すると5年後のYOCは1.47%ドル、10年後のYOCは2.28%です。

分配金を再投資する場合のYOC

それでは分配金を年1回再投資する場合のYOCを見てみましょう。税金は考慮しません。再投資する分配金額は、現在と10年前の株価を比較して年平均騰落率を計算し、それを使って調整します。

もっとも増配率の低い過去1年の増配率(-1.2%)で推移すると、5年後のYOCは1.32%、10年後のYOCは1.31%になります。もっとも成績の良い過去10年の増配率(9.1%)で推移すると5年後のYOCは2.19%ドル、10年後のYOCは3.75%です。

分配金を再投資する場合(税引き後)のYOC

最後に分配金を再投資するケースで、税金を引いた場合のYOCをチェックしましょう。分配金は約28%の税金を引いた72%が支払われます。スタート年のYOCは1.32%ではなく、税引き後の0.95%になります。

もっとも増配率の低い過去1年の増配率(-1.2%)で推移すると、5年後のYOCは0.94%、10年後のYOCは0.92%になります。もっとも成績の良い過去10年の増配率(9.1%)で推移すると5年後のYOCは1.55%ドル、10年後のYOCは2.58%です。

 

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まとめ

【VOO】の2021年9月の分配金は前年同期とほぼ同じした。【VOO】は米国の主要約500社が組み込まれているETFなので、鉄板ですね。

なお、次回の分配金は12月21日が権利落ちの予定で、その前日までに購入すれば分配金がもらえます。

 

 

 

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