BDC銘柄メイン・ストリート・ キャピタル【MAIN】が増配を発表。0.205ドルから0.21ドルに!

BDC銘柄のメイン・ストリート・キャピタル【MAIN】が2021年8月2日配当を発表しました。これまで0.205ドルだった配当が0.21ドルになります。2.4%の増配です。

【MAIN】の2021年8月4日の終値は41.40ドル、年間配当は2.52ドルになる予定で、利回りは6.09%です。

※このページでの利回りは直近の配当が1年続いたものと仮定して計算します。なお、特別配当を含めません

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BDCとは?

BDCとは「Business Development Company」の略で、銀行から融資を受けられない新興企業や中小企業の事業開発に金融面を中心にサポートする投資会社です。クローズド・エンド型のファンドであり、ニューヨーク証券取引所ナスダック証券取引所などに上場しています。

新興企業は不安定ですが、成長すると莫大な利益をもたらす可能性があります。創業時のグーグルやアップルなどもBDCから支援を受けていました。

BDCに対する規制は?

BDCは利益の90%以上を配当に充てることで、法人税の免除を受けています。そのため高配当を実現できるので、インカム投資家に人気です。REITと似ていますね。

また、資産の70%を法律で定められた適格投資対象にすること、1銘柄当たりの構成比率を全体の25%以下に抑えることなどが定められています。

 

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BDCにはどんな銘柄があるのか?

下の表はBDC銘柄の中から規模の大きいものを選びました。メイン・ストリート・キャピタル【MAIN】は中小企業を中心に投資をしています。

DEレシオは自己資本に対する負債額を示すもので、財務の健全性を測る指標です。BDCの場合は、自己資本の2倍まで借り入れることが可能です。つまり2倍までならレバレッジをかけて商売できるという意味です。ここに挙げた大手BDCは、1倍前後なので、健全といえます。

NAV倍率は資本に対して株価が割高か割安かを示す値です。1より高いと割高になります。メイン・ストリート・キャピタル【MAIN】は1.84なので、結構割高といえます。

配当利回りは過去1年の配当から算出したものと、直近の配当を1年分に換算したものの2つを出しました。

 

日本の証券会社で購入可能なBDC銘柄は楽天証券が9銘柄ほど、PayPay証券が2銘柄です。PayPay証券は【ARCC】と【MAIN】を取り扱っています。楽天証券で取り扱っているのは【ARCC】【PSEC】【MAIN】【HTGC】【ORCC】【NMFC】【NEWT】【BBDC】【SSSS】などです。

 

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貸し出しのアセットクラスは?

第一抵当権のシニアローンが約7割を占めており、安心できます。ただ株式が3割とやや多めです。

投資先は174社で、その内訳はLMMが71社、プライベートローン63社、ミドルマーケット40社です。LMMとは「Lower middle market」のことで、売り上げが少ない会社です。

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投資先のセクターは?

投資先のセクターはかなり分散されています。IT関連が少し多いです。

 

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業績と予想

楽天証券のデータです。2021年と2022年はコンセンサスの予想です。2020年の当期利益が減りましたが、2021年以降は元に戻りそうです。売り上げも順調に伸びています。

EPSも予想では回復する見込みです。

 

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メイン・ストリート・キャピタル【MAIN】の過去の配当、年間増配率

メイン・ストリート・キャピタル【MAIN】は、毎月配当を支払っています。2021年は11月末に権利落ちを迎える月まですでに発表されています。次回の配当落ちは8月26です。

背景が黄色の部分は通常の配当のほかに特別配当が支払われた期です。便宜上、両方をまとめています。2013~19年まで、6月と12月に特別配当が出ていました。

【MAIN】の2021年8月4日の終値は41.40ドル、年間配当は2.52ドルになる予定で、利回りは6.09%です。

※このページでの利回りは直近の配当が1年続いたものと仮定して計算します。なお、特別配当を含めません

メイン・ストリート・キャピタル【MAIN】の期別の配当は?

下のグラフは期別の配当です。基本的に配当落ちの月を基準にしています。6月と12月の特別配当は黒と灰色にして、グラフの一番上に置きました。この特別配当を除いて考えると、少しずつ配当が増えています。

メイン・ストリート・キャピタル【MAIN】の年間配当額と年間増配率は?

メイン・ストリート・キャピタル【MAIN】の配当金と増配率を1年ごとにまとめてグラフ化しました。2021年は11月までなので、あと1回あります。2020年に減ったように見えますが、これは特別配当がなくなったからで、通常配当は微増を続けています。

メイン・ストリート・キャピタル【MAIN】の株価と配当の関係は?

株価と配当の比較です。株価は2021年を除いて年末のものです。株価は10年前と比べると約2倍になっています。BDC銘柄でここまで上がるのは珍しいですね。

 

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最近のメイン・ストリート・キャピタル【MAIN】の株価と配当利回りは?

2020年1月以降のメイン・ストリート・キャピタル【MAIN】の株価と配当利回りを見てみましょう。青線が株価(左軸)で、赤線が配当利回り(右軸)です。2020年の年初の配当利回りは約5.7%でしたが、2月半ば以降は急降下したため、3月23日に約15.6%まで上がりました。その後、株価は回復して、現在の配当利回りは6.09%です。

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現在のメイン・ストリート・キャピタル【MAIN】の株価と配当利回りの関係は?

年間配当額が現在と同じだったら、株価によって配当利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間配当額が現在と同じ2.52ドルが続いた場合の、配当利回りと株価の相関図です。配当利回りを0.2%ごとに株価を出しました。今後、メイン・ストリート・キャピタル【MAIN】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。

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メイン・ストリート・キャピタル【MAIN】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去にメイン・ストリート・キャピタル【MAIN】を買った場合、現在の購入単価当たりの配当利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から5年前までの株価、配当利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、少しアバウトです。

2021年8月4日の終値は41.4ドル、年間の配当金額は2.52ドルなので、現在の配当利回りは6.09%です。過去5年の平均配当利回りは約6.5%です。コロナ・ショックの2020年3月頃に買っていたら、現在YOCは約12.3%になっていました。早い段階の2016年10月に買っていた場合のYOCは約7.6%でした。

 

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競合銘柄とトータルリターンを比較する

メイン・ストリート・キャピタル【MAIN】と主要BDC銘柄のエイリス・キャピタル【ARCC】、プロスペクト・キャピタル【PSEC】、そしてS&P500ETF【VOO】と比較します。PORTFOLIO VISUALIZERを使って、2011年8月から2021年7月までの10年間を比べます。

2011年8月に1万ドル投資して配当を再投資した場合、2021年7月には【MAIN】が5万1100ドル、【VOO】が4万1500ドル、【ARCC】が3万2000ドル、【PSEC】が2万8800ドルになっていました。【MAIN】は【VOO】をアウトパフォームしていました。

過去のトータルリターン

過去3カ月、1、3、5、10年の年平均トータルリターンは以下の通りです。過去3、5、10年のリターンを見ると、メイン・ストリート・キャピタルは期間が伸びるほどリターンが上がっています。過去10年のリターン(年平均)は【MAIN】が17.7%、【VOO】15.3%、【ARCC】は12.4%、【PSEC】が11.1%でした。

危険度はどのくらいか?

ETFの安定度を比べてみましょう。最大ドローダウンは、計測期間における最大下落率です。マイナスの数値が小さいほど最大下落率が低いです。

シャープレシオとは、同じリスクを取った場合のリターンの比較です。「(ファンドのリターン−無リスク資産のリターン)÷標準偏差」の値です。1を超えていれば、優秀です。

ソルティノレシオはシャープレシオの改良版で、相場が軟調の際の成績を示しています。「(ファンドのリターン-無リスク資産のリターン)÷下方偏差」で計算します。1.5を超えていると、素晴らしいです。

【MAIN】はリターンがもっとも素晴らしかったですが、最大ドローダウン値も大きいです。BDC銘柄はどれも危険度が大きいですね。それに比べて【VOO】は素晴らしいです。

過去の分配金はどのくらいか?

2011年8月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合の年間にもらえる分配金の推移です。分配金は再投資します。税金は考慮しません。PORTFOLIO VISUALIZERのデータです。

10年間の配当金の合計は【MAIN】が2万2400ドル、【PSEC】が1万8900ドル、【ARCC】が1万6000ドル、【VOO】が3900ドルでした。

【MAIN】の現在の利回りはBDC銘柄の中では高くないですが、このデータ集計期間の前半は10%近かったので、配当金も多くなりました。

 

 

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メイン・ストリート・キャピタル【MAIN】の今後の配当予想は?

現在の配当金額(0.21ドル)と1、3、5、10年前の同時期の配当金額(0.205ドル、0.195ドル、0.185ドル、0.135ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の配当金とYOCを予想します。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの配当利回りのことです。メイン・ストリート・キャピタル【MAIN】株を2021年8月4日の終値41.4ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。

購入金額は1万ドルにします。そうすると、年間配当額から利回り(YOC)が一瞬で計算できます。たとえば、年間配当額が300ドルなら利回り(YOC)は3.0%、年間配当額777ドルなら利回り(YOC)は7.77%になります。

年間増配率は過去1年が2.4%、過去3年が2.5%、過去5年が2.6%、過去10年が4.5%でした。現在の配当利回りは6.09%です。

配当を再投資しない場合

まずは配当を再投資しないケースを見てみましょう。税金は考慮しません。現在の配当利回りが6.09%なので、1年目の年間配当額は609ドルです。

もっとも増配率の低い過去1年のペースだと5年目の配当額は670ドル、10年目の配当額は756ドルになります。もっとも成績の良い過去10年の増配率を当てはめると5年目の配当額は726ドル、10年目の配当額は906ドルになりそうです。配当額906ドルはYOC(購入額に対する利回り)9.06%です。

 

配当を再投資する場合

つぎに配当を再投資するケースを見てみましょう。税金は考慮しません。再投資する場合の配当金額は、現在と10年前の株価を比較して年平均騰落率を計算し、それを使って調整しています。

もっとも増配率の低い過去1年のペースだと5年目の配当額は837ドル、10年目の配当額は1287ドルになります。もっとも成績の良い過去10年の増配率を当てはめると5年目の配当額は914ドル、10年目の配当額は1614ドルになりそうです。配当額1614ドルはYOC(購入額に対する利回り)16.14%です。

配当を再投資する場合(税引き後)

最後に配当を再投資し、税金を引いた額で計算してみましょう。配当金は28%の税金を引いた72%で計算します。1年目は609ドルではなく、税引き後の438ドルになります。

もっとも増配率の低い過去1年のペースだと5年目の配当額は567ドル、10年目の配当額は801ドルになります。もっとも成績の良い過去10年の増配率を当てはめると5年目の配当額は618ドル、10年目の配当額は992ドルになりそうです。配当額992ドルはYOC(購入額に対する利回り)9.92%です。

 

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まとめ

メイン・ストリート・キャピタル【MAIN】の増配は、2021年9月に権利落ちを迎える期から適用されます。前回の増配は2019年6月だったので、2年3カ月ぶりですね。

【MAIN】は過去10年リターンで【VOO】を上回っており、BDCとしては珍しくキャピタルゲインも狙える銘柄といえそうです。

 

2021年5月現在、楽天証券PayPay証券のみの取り扱いです。SBI証券やマネックス証券では購入できないのが残念です。

 

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