5月は分配金(配当金)の季節ではありません。ただし、毎月分配型のETFにとっては、毎月が分配金の季節です。そこで、5月の主要ETFの分配金日程をまとめました。
主要3社の債券ETFはほとんどが5月3日(月)が権利落ちで、4月30日(金)までに購入しないと分配金の権利がもらえないようです。
5月の主要ETFの分配金(配当金)スケジュール
運用総額の大きく、高利回りなETFを中心に選び、権利落ち日の早い順に並んでいます。権利落ちの前日までに購入すれば、分配金をもらうことができます。一番上の行をクリックすると、その項目の順番に並び直します。
取り上げたETFほとんどが毎月分配金型ETFです。「会社」はETFの運用会社で、「V」がバンガード、「B」がブラックロック、「S」がステートストリート、「G」がグローバルX、「W」がウィズダム・ツリー、「A」がアンプリファイ、「VE」がヴァンエックです。
右端の「詳細」をクリックすると、そのETFの詳細ページに移動します。ただし、最新ではなく1カ月前のデータの可能性もあります。
上記以外の分配金(配当金)の日程は?
上記以外のETFの分配金の日程は、以下のリンクから確認してください。公式サイトのpdfが別ウインドウで開きます。「EX」というのが配当落ち日です。
- 手数料の安さで大人気の「バンガード社」のETF分配金日程はこちら
- iシェアーズ・シリーズでおなじみの「ブラックロック社」のETF分配金日程はこちら
- 信頼と実績の「ステートストリート社」のETF分配金日程はこちら
5月の主要ETFの分配金の結果
5月の分配金の結果です。運用会社ごとに並んでいます。先月との比較、1年前の同期との比較があります。債権と超高配当ETFは増配せずに一定額の分配金が支払われる傾向が強いので、先月と比べてマイナスになっていないかがポイントですね。
大手3社の分配金はどうか?
まずは、バンガード、ブラックロック、ステートストリートの主要3社です。ほとんどが債券ETFで、権利落ちは5月3日です。なお、4月にはキャピタルゲインを支払った債券ETFがいくつかありましたが、その金額は含めていません。
その他の運用会社の分配金を確認しよう
主要3社以外だと、超高配当ETFが目立ちます。ウィズダムツリー社だけは通常の高配当銘柄ですが、毎月分配型です。ETFではありませんが、BDC銘柄も入れておきました。
超高配当ETFのコロナ・ショック後の分配金推移
下のグラフはグローバルX社のETF【QYLD】【PFFD】【SDIV】【DIV】【SRET】【ALTY】とアンプリファイ社の【YYY】の分配金を、2020年2月を100とした場合の推移です。2021年5月は【QYLD】以外は先月と同じでした。
まとめ
毎月分配型ETFは権利落ちが月の始めが多いので、前の月に買うぐらいの気持ちで考えた方がいいと思います。
来月の6月は待ちに待った四半期分配金型ETFです。3カ月に1度の楽しみの季節です。前年はコロナショックの影響で減配になったETFが目立ちましたので、どのぐらい盛り返したのか注目ですね。