少し前のことですが、バンガード社のバンガード・トータル・ワールド・ストックETF【VT】が、2022年3月17日に分配金を発表しました。0.2572ドルです。1年前の同期は0.2531ドルでしたので、1年前の同期から1.6%増です。
利回りを過去1年間の分配金額から算出すると、2022年4月25日の終値は95.89ドル、過去1年の分配金額は1.9591ドルなので、利回りは2.04%になります。
※このページでの利回りは過去1年間の分配金をもとに計算します。
- 【VT】の過去の分配金と増配率は?
- 2020年以降の株価と利回りは?
- 現在の【VT】の株価と利回りの関係は?
- 【VT】を過去に買っていた場合のYOCは?
- 基本情報を確認しよう
- 【VT】のセクター別の構成比は?
- 【VT】の市場別の構成比率は?
- 【VT】の上位組込銘柄はどんな会社か?
- 2020年5月以降の組込上位20銘柄の推移
- 【VT】上位20銘柄は主要ETFには組み込まれているのか?
- ライバルETFとトータルリターンを比較する
- 過去の増配率を確認しよう
- 過去3年増配率を使った今後のYOC予想は?
- 過去5年増配率を使った今後のYOC予想は?
- 過去7年増配率を使った今後のYOC予想は?
- 過去3、5、7年増配率で推移した場合のYOC予想一覧
- まとめ
【VT】の過去の分配金と増配率は?
【VT】が設定されたのは2008年6月です。下の表は過去の分配金の一覧です。
今回の【VT】の分配金が増配or減配なのかは、どのデータを比較するかによって異なります。もっともオーソドックスなのは、下の表の(1)「期別分配金」の今回と前年同期の比較です。その結果が、(2)「期別分配金の対前年同期増減率」です。今回が0.2572ドル、前年の同期が0.2531ドルなので1.6%増になります。
また、(3)「過去1年分配金」を1年前と比較するのも参考になります。表の(4)「過去1年分配金の対前年同期増減率」は今回が1.9591ドル、前年の同期が1.5680ドルなので、24.9%増となります。
色をつけた箇所のデータをグラフにして解説していきます。
※背景が赤になっているのが減配です
期別分配金で1年ごとの分配金イメージをつかもう
(1)「期別分配金」を1年ごとに重ねて棒グラフにしました。3月の分配金は少ないですね。年間分配金は2021年が過去最高を記録しました。
期別分配金を1つずつ並べて比べよう
(1)「期別分配金」を1つずつ棒グラフにして、株価と比較しました。期ごとの分配金額を株価と比較しました。世界が対象なので、分配金の支払いが年2回のケースが多いです。そのため、6月と12月が多く、3月と9月は少ない傾向にあります。2021年12月の0.785ドルというのは過去最高です。かなり飛び抜けた金額です。
年間分配金と株価の関係は?
(3)「過去1年分配金」を1年ごとにまとめて年間分配金とし、株価と比較しました。【VT】の分配金を1年ごとにまとめてグラフ化しました。年間分配金は2020年はコロナ・ショックの影響で減りましたが、翌2021年は回復しました。株価は堅調に伸びていましたが、2022年に入って調整局面を迎えています。
過去1年分配金額を1つずつ並べて確認しよう
(3)「過去1年分配金」を期ごとに棒グラフにして、株価と比較しました。過去1年の分配金にすると、デコボコが少なくなり、マイルドな動きになります。分配金額と株価とは結構連動しています。
期別と過去1年分配金を、前年同期と比較しよう
(2)「期別分配金の対前年同期増減率」、(4)「過去1年分配金の対前年同期増減率」をグラフにしました。
ETFの場合、「期別分配金の対前年同期増減率」で増配や減配を決めることが多いですが、大きく減ることも比較的あるので、あまり気にする必要はありません。
それよりも「過去1年分配金の対前年同期増減率」がプラスで推移しているかが重要です。【VT】は2017年以降は、この値がプラスがほとんどです。ただ、コロナ・ショックがあった2020年から2021年前半にかけてはマイナスでした。
年間増配率は?
(4)「過去1年分配金の対前年同期増減率」の1年ごとのデータを見てみましょう。いわゆる年間増配率です。最初に分配金が支払われたのが2008年ですが、本格的な金額は2009年からなので、データは2010年からになります。2015年と2020年がマイナスですが、その前年は二桁%のプラスでした。ETFは前年が多すぎると翌年マイナスになるというケースが結構あります。
長期の増配率をチェック!
1年ごとの増配率は年によって結果が異なるので、若干イメージしづらいかもしれません。そういう時は、複数年単位で増配率をチェックしましょう。下のグラフは過去3年と過去5年の増配率の推移です。
過去5年では2020年を除くと5%以上と安定しています。長期で見ると、漸減傾向と言えるかもしれません。
2020年以降の株価と利回りは?
2020年以降の【VT】の株価と利回りを見てみましょう。利回りは、過去1年の年間分配金額から算出しました。青線が株価(左軸)で、赤線が利回り(右軸)です。2020年の年初は利回りが2.3%前後で推移していましたが、2月半ば以降はコロナ・ショックで株価が下落し、3月23日には利回りが3.3%まで上昇しました。その後、株価はコロナ・ショック前を上回り、2022年4月25日時点での利回りは2.04%です。
現在の【VT】の株価と利回りの関係は?
年間分配金額が現在と同じだったら、利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間分配金額が現在と同じ1.9591ドルが続いた場合の、利回りと株価の相関図です。利回りを0.1%ごとに株価を出しました。今後【VT】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。
【VT】を過去に買っていた場合のYOCは?
過去に【VT】を買った場合、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から5年前までの株価、利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、ややアバウトです。
下のグラフの黄色の線が、過去に買った場合の、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)です。この線が左肩上がりの場合は、株価好調&増配傾向にあるといえます。【VT】はまずまずですね。
2022年4月25日の終値は95.89ドル、過去1年の分配金額は1.9591ドルなので、現在の利回りは2.04%です。過去10年の平均利回りは約2.2%です。
利回りは1.9~2.6%がレンジで、2.3%を超えたら買いと言えそうです。
過去10年で株価は右肩上がりで、分配金も2019年までは増配傾向だったので、早い時期に買っていればYOCは上がりました。2012年5月頃に買っていたら、現在YOCは約4.5%になっていました。
基本情報を確認しよう
【VT】は全世界の先進国株式市場および新興国株式市場投資しているETFで、銘柄は時価総額加重平均で組み入れられています。 FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動するように運用されています。
先進国および新興国の株式市場に幅広く分散投資しており、世界47カ国以上の株式が含まれています。 世界の投資可能な時価総額の98%以上をフォローしています。
全世界が対象の【VT】と【ACWI】、米国以外の世界が対象の【VXUS】、全米が対象の【VTI】を比較してみましょう。成績が良い箇所を赤色、まずまずのところをオレンジ色にしました。
経費率はバンガード社の3つのETFは0.1%未満と安いですが、ブラックロック社の【ACWI】は0.32%と少し高いですね。売れ行きは【VTI】が約35兆円と圧倒的です。【VT】や【ACWI】など世界に丸ごと投資するETFは、圧倒的に売れているというわけではありません。
ちなみに【ACWI】のベンチマークは、投資信託の「eMAXIS Slimシリーズ・全世界株式(オールカントリー)」と同じです。
【VT】のセクター別の構成比は?
【VT】とライバルのETF【ACWI】【VTI】【VXUS】に組み込まれている銘柄のセクター比率を比べましょう。GICS(Global Industry Classification Standard)による分類です。バンガード社のETFはFidelityのデータです。
全世界同士の【VT】と【ACWI】の内訳はほぼ同じです。
【VT】と全米ETF【VTI】との比較では、金融や資本財セクターが【VT】の方が多く、情報技術やヘルスケア、通信サービスが【VTI】に多く組み込まれています。ハイテクを駆使している業種が米国に多いと言えますね。
米国以外【VXUS】は金融がトップで資本財が続き、情報技術は3番目です。金融はどこの国にでもありますし、資本財は土木や建築などほとんどの国で一定の割合があるセクターと言えます。
【VT】の市場別の構成比率は?
地域別と市場別の構成比率を見てみましょう。地域別では北アメリカ、市場別(国別)では米国が圧倒的で、約6割のシェアを占めています。地域別はヨーロッパが続き、アジア太平洋と新興国が同じくらいです。2021年12月末のデータです。
【VT】の上位組込銘柄はどんな会社か?
【VT】の保有銘柄数は約9500銘柄です。ベンチマークは、米国を含む先進国および新興国約47ヵ国の大型・中型・小型株で構成される、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス。上位10銘柄の組込比率は約15%、上位20銘柄は約20%なので、かなり分散されているといえます。
上位20銘柄のうち18銘柄を米国企業が占めています。米国以外では、台湾の台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSMC)、スイスのネスレがランクインしています。なおTSMCはADR銘柄も含めた数値です。
2020年5月以降の組込上位20銘柄の推移
組込比率上位20銘柄の推移です。上位銘柄の構成は【VOO】や【VTI】に、米国以外が少し加わっただけですね。アリババ【BABA】は2020年の8月は組込順位が5位でしたが、ちょうど1年後の2021年8月にはトップ20から陥落してしまいました。テスラ【TSLA】は構成比率の変動が大きいですね。
3カ月前の2021年12月との比較では、エネルギーのエクソン・モービル【XOM】やシェブロン【CVX】がトップ20にランクインしました。
【VT】上位20銘柄は主要ETFには組み込まれているのか?
【VT】の組込比率上位20銘柄は、他のETFにどのくらいの割合で組み込まれているのでしょうか? 全世界【ACWI】、米国以外【VXUS】、全米【VTI】の組込順位と組込比率をまとめました。
【VT】は世界に分散されていますので、全米【VTI】と比較すると、上位組込銘柄の比率が低いです。
同じ全世界がターゲットの【ACWI】とはほぼ同じです。組込銘柄数が【VT】の方が多いので、上位組込銘柄の比率は【ACWI】が少し高いです。
【VT】との重複率はやはり【ACWI】が84%と高いです。【VTI】との重複率は59%です。
※組込比率は、バンガード社のETFは2022年3月末、【ACWI】は2022年4月25日のデータをもとにしています。主要ETFのティッカー・コードの下の数字は4月25日の利回り(%)です。一番下のETF同士の比率は「etfrc.com」のデータです。
ライバルETFとトータルリターンを比較する
【VT】と世界の広範囲をターゲットにしているETFを比較します。対象は全世界【ACWI】、米国以外の世界【VXUS】、全米【VTI】。PORTFOLIO VISUALIZERを使って、過去10年を比べます。
2012年4月に1万ドル投資して配当を再投資した場合、2022年3月には【VTI】が3万7900ドル、【VT】が2万6400ドル、【ACWI】が2万6100ドル、【VXUS】が1万7500ドルになっていました。【VT】と【ACWI】はチャートもそっくりです。
ちなみに【VTI】(全米)と【VXUS】(米国以外の世界)を足すと、ほぼ【VT】や【ACWI】(全世界)になります。そのため、下のチャートでは【VT】や【ACWI】は【VTI】と【VXUS】の中間を推移しています。
ライバルETFと株価推移を比較する
今度は株価推移を比較します。
2013年4月に1万ドル投資して分配金を再投資しない場合、2022年3月には【VTI】が3万1500ドル、【ACWI】が2万1100ドル、【VT】は2万900ドル、【VXUS】は1万3000ドルになっていました。
再投資しないため、他のETFよりも利回りが0.5%ほど低い【VTI】が、株価ではも少し差をつけました。【VT】と【ACWI】はやはり同じです。
ライバルとのトータルリターン比較
過去1、3、5、10年の年平均トータルリターンは以下の通りです。【VT】と【ACWI】は差がないですね。【VT】は米国以外が対象の【VXUS】【VGK】【VWO】よりも成績がよいです。【VYM】とリターンは似ています。
危険度はどのくらいか?
ETFの安定度を比べてみましょう。最大ドローダウンは、計測期間における最大下落率です。マイナスの数値が小さいほど最大下落率が低いです。
シャープレシオとは、同じリスクを取った場合のリターンです。「(ファンドのリターンー無リスク資産のリターン)÷標準偏差」の値です。
ソルティノレシオはシャープレシオの改良版で、相場が軟調の際の成績を示しています。「(ファンドのリターンー無リスク資産のリターン)÷下方偏差」で計算します。
【VT】はいずれの値もまずまずです。ここでも【VXUS】【VGK】【VWO】を上回っています。ここ10年は米国が強かったので、米国を含んでいる【VT】に分があったといえます。
過去10年の分配金はどのくらいか?
2012年4月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合の年間にもらえる分配金の推移です。分配金は再投資します。税金は考慮しません。PORTFOLIO VISUALIZERのデータです。
10年間の配当金の合計は【VYM】が最も多く5800ドル、【VGK】が4600ドル、【VXUS】が3800ドル、【VT】が3600ドル、【VTI】が3500ドル、【ACWI】が3300ドル、【VWO】が2900ドル、【QQQ】が2000ドルでした。【VT】はこの中では平均的ですね。
過去の増配率を確認しよう
2022年3月の分配金決定後のデータです。3月の分配金を基準に、過去1年分配金額を11年間遡って計算し、それを使って過去1、3、5、7、10年増配率を算出しました。背景が赤の部分はマイナスです。
【VT】と【VXUS】は分配金の支払いが四半期に一度になったのが2013年です。2012年より前の分配金は年1回や2回だったために、3月を基準にすると過去10年増配率は計算できません。
【ACWI】の分配金は年2回で6月と12月なので、最新は2021年12月を基準とします。また、2015、18、21年の12月に追加配当がありました。それも含めています。
過去3年増配率を使った今後のYOC予想は?
現在の過去1年分配金額と3、5、7年前の同時期の過去1年分配金額を比較して増配率を計算し、それを使って将来YOCを予想します。
YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの利回りのことです。それぞれのETFを2022年4月25日の終値で買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。
「分配金を再投資しない、税金は考えない」「分配金を再投資する、税引き後」の2つで検証します。過去3年、過去5年、過去7年増配率とこの2つを組み合わせるので、計6つとなります。
比べるETFは世界【VT】【ACWI】、米国以外【VXUS】、米国【VTI】にします。
現在の利回りは【VT】2.04%、【ACWI】1.92%、【VXUS】3.38%、【VTI】1.38%です。
分配金を再投資しない・税金も考えない場合
まずは過去3年増配率で検証します。分配金を再投資しない場合のYOCを見てみましょう。税金は考慮しません。
過去3年の年間増配率は【VT】5.2%、【ACWI】7.9%、【VXUS】7.9%、【VTI】1.8%でした。
表の一番左の「スタート」が、それぞれのETFの現在の利回りです。過去1年の分配金から計算しています。
もっとも成績が良かったのは【VXUS】。10年後YOCは7.2%、20年後YOCは15.4%まで伸びました。【VT】は10年後YOCは3.4%、20年後YOCは5.6%でした。
分配金を再投資する・税金を考える場合
次に分配金を再投資するケースで、税金を引いた場合のYOCをチェックしましょう。分配金は約28%の税金を引いた72%で計算します。再投資する分配金額は、3年間の株価の年平均成長率(CAGR)を計算し、それを使って調整します。
もっとも成績が良かったのは【VXUS】。10年後YOCは7.3%、20年後YOCは31.3%まで伸びました。【VT】は10年後YOCは2.9%、20年後YOCは6.3%でした。
過去5年増配率を使った今後のYOC予想は?
次に過去5年増配率で検証します。
分配金を再投資しない・税金も考えない場合
過去5年の年間増配率は【VT】5.7%、【ACWI】6.9%、【VXUS】7.0%、【VTI】5.4%でした。
まずは分配金を再投資しない場合のYOCを見てみましょう。税金は考慮しません。
もっとも成績が良かったのは【VXUS】。10年後YOCは6.7%、20年後YOCは13.2%まで伸びました。【VT】は10年後YOCは3.6%、20年後YOCは6.2%でした。
分配金を再投資する・税金を考える場合
次に分配金を再投資するケースで、税金を引いた場合のYOCをチェックしましょう。分配金は約28%の税金を引いた72%で計算します。再投資する分配金額は、5年間の株価の年平均成長率(CAGR)を計算し、それを使って調整します。
もっとも成績が良かったのは【VXUS】。10年後YOCは6.6%、20年後YOCは24.5%まで伸びました。【VT】は10年後YOCは3.0%、20年後YOCは7.1%でした。
過去7年増配率を使った今後のYOC予想は?
最後に過去7年増配率で検証します。
分配金を再投資しない・税金も考えない場合
過去7年の年間増配率は【VT】4.5%、【ACWI】4.6%、【VXUS】4.2%、【VTI】6.1%でした。
まずは分配金を再投資しない場合のYOCを見てみましょう。税金は考慮しません。
もっとも成績が良かったのは【VXUS】。10年後YOCは5.1%、20年後YOCは7.7%まで伸びました。【VT】は10年後YOCは3.2%、20年後YOCは4.9%でした。
分配金を再投資する・税金を考える場合
次に分配金を再投資するケースで、税金を引いた場合のYOCをチェックしましょう。分配金は約28%の税金を引いた72%で計算します。再投資する分配金額は、10年間の株価の年平均成長率(CAGR)を計算し、それを使って調整します。
もっとも成績が良かったのは【VXUS】。10年後YOCは4.9%、20年後YOCは11.3%まで伸びました。【VT】は10年後YOCは2.7%、20年後YOCは5.4%でした。
過去3、5、7年増配率で推移した場合のYOC予想一覧
これまでの過去3、5、7年増配率を使用した将来YOC予想をまとめました。背景のオレンジ色が濃いほど数値が高いです。増配率は背景の青色の濃さで大小を現わしています。
すべての期間で【VXUS】の成績が一番良かったです。スタート時の利回りが一番高く、増配率も良かったためです。
【VT】は【ACWI】と似ていますが、少し劣っていました。
【VTI】は現在の利回りが一番低いため、将来YOCはこの中では今ひとつの結果になりました。
まとめ
【VT】の2022年3月の分配金は、前年同期よりも少し増えました。3月は毎年少ないので、6月がどうなるかが重要です。
これ一本で世界のほとんどをカバーできるので、この銘柄のみ保有という戦略もよさそうですね。
なお、次回の分配金は6月21日が権利落ちの予定です。