グローバルX スーパーディビィデンド-世界株式ETF【SDIV】の分配金は底を打ったのか?

興味深いテーマETFを扱っているグローバルX社は、米国株投資家から注目を集めています。今回は、世界の高配当100銘柄を集めたグローバルX スーパーディビィデンド-世界株式 ETF【SDIV】についてまとめます。

 

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基本情報を確認しよう

【SDIV】は世界の配当利回り上位100銘柄を集めたものです。ただ、現在は140銘柄ほど組み込まれています。ベンチマークは、ソラクティブ・グローバル・スーパーディビィデンド®・インデックス。四半期ごとにリバランスを行い、年に1回銘柄の入れ替えをしています。

世界をターゲットにした高配当ETFといえば、バンガード社の【VYMI】というのがありますが、日本の証券会社では購入できません。

下の表は、おもなグローバルX社の高配当ETFです。経費率は【PFFD】0.24%と低めですが、それ以外は0.5%前後と微妙です。

配当利回りは過去1年の分配金の合計から算出しました。2021年3月4日の終値は13.48ドル、過去1年の配当金額は0.932ドルなので、現在の利回りは6.91%です。仮に直近の分配金と同じ額が継続すると考えると1年間で0.954ドルなので、利回りは7.08%です。

 

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【SDIV】のセクター比率は?

【SDIV】に組み込まれている銘柄のセクター別の組込比率です。不動産(REIT)が最多で、金融、素材、エネルギーと続いています。情報技術が少しで、ヘルスケアはありません。なかなかユニークですね。セクター比率は高配当ETF【SPYD】に似ていますね。

 

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【SDIV】の国別の比率は?

【SDIV】に組み込まれている国ごとの組込比率です。米国が最多で、南アフリカ、中国、英国、ロシア、香港、オーストラリアと続いています。英連邦、資源国、アセアンが上位を占めています。

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【SDIV】の上位組込銘柄は?

【SDIV】にはどんな銘柄が組み込まれているのでしょうか? 下の表は組込上位10銘柄です。なじみの薄い銘柄ばかりですね。B&Gフーズ【BGS】は米国の伝統的な食品会社です。エブラズ・グループ【EVR LN】はロシアの大手鉄鋼メーカーで、ロンドンに上場しています。資源(素材)、金融が多いですね。

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【SDIV】の最近の分配金(配当金)は?

2019年以降の【SDIV】の分配金(配当金)です。減少傾向でしたが、今回はプラスに転じました。底を打ったのかもしれません。

※背景がになっているのが減配です

【SDIV】の年間分配金(配当額)と年間増配率は?

【SDIV】の分配金(配当金)を1年ごとにまとめてグラフ化しました。設定されたのが2011年6月です。2019年まではほぼ横ばいでしたが、2020年に一気に減りました。

【SDIV】の期別分配金(配当金)は?

2017年以降の分配金を月別に重ねて棒グラフにしました。12月は2回配当落ちがあり、1月はありません。こうしてみると、2020年4月にコロナ・ショックで大幅に減っているのがわかります。今月で下げ止まったのか、翌月以降も注視する必要がありそうです。

 

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2020年以降の配当利回りは?

2020年以降の【SDIV】の株価と分配金利回りを見てみましょう。利回りは、過去1年の年間配当額から算出しました。青線が株価(左軸)で、赤線が配当利回り(右軸)です。2020年1月当初の配当利回りは8.7%前後でしたが、2月半ば以降は株価が急落したため、3月23日には利回りが約18.8%まで上昇しました。その後株価はコロナ・ショック前まで戻らず、大幅に減配となりましたので2021年3月4日の利回りは6.91%です。

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【SDIV】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去に【SDIV】を買った場合、現在の購入単価当たりの分配利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から5年前までの株価、利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、ややアバウトです。

2021年3月4日の終値は13.48ドル、過去1年の配当金額は0.932ドルなので、現在の利回りは6.91%です。過去5年の平均利回りは約8.37%です。2020年3月以降配当額は大幅に減り、株価は右肩下がりなので、早い時期に買うとYOCは上がりません。コロナ・ショック時の2020年3月頃に買っていたら、現在YOCは約10.0%になっていました。

 

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ライバルETFとトータルリターンを比較する

【SDIV】と同じグローバルX社の米国高配当ETF【DIV】、メジャーな米国高配当ETF【VYM】【HDV】と比較します。【DIV】が設定されたのが2013年3月なので、2013年4月から2021年2月までの7年11カ月を比べます。

2013年4月に1万ドル投資して配当を再投資した場合、2021年2月には【VYM】が2万2100ドル、【HDV】が1万8100ドル、【DIV】が1万2200ドル、【SDIV】が1万200ドルになっていました。【SDIV】にとっては厳しい結果ですね。

 

過去3カ月、1、3、5、7年11カ月の年平均トータルリターンは以下の通りです。【SDIV】と【DIV】はよくないですね。

過去10年の配当金はどのくらいか?

2013年4月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合の年間でもらえる分配金の推移です。分配金は再投資します。税金は考慮しません。

インカムなら【SDIV】や【DIV】が優勢でした。ただ、この2つのETFは2020年に大幅減配がありましたので、2020年は4つともに同じぐらいになっています。今後2019年より前のペースに戻るのなら、インカム狙いという選択肢はアリかもしれません。

 

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【SDIV】の今後の分配金予想は?

現在の過去1年分配金額(0.932ドル)と1、3、5、7年前の同時期の過去1年分配金額(1.5194ドル、1.4548ドル、1.446ドル、1.5798ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の分配金とYOCを予想しました。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの分配金利回りのことです。【SDIV】株を2021年3月3日の終値13.48ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。

購入金額は1万ドルにします。そうすると、年間分配金額から利回り(YOC)が一瞬で計算できます。たとえば、年間分配金額が300ドルなら利回り(YOC)は3.0%、年間分配金額777ドルなら利回り(YOC)は7.77%になります。

増配率は過去1年がマイナス38.7%、過去3年がマイナス13.8%、過去5年がマイナス8.4%、過去7年がマイナス7.3%でした。現在の配当利回りは6.91%です。

分配金を再投資しない場合

まずは配当を再投資しないケースを見てみましょう。税金は考慮しません。現在の利回りが6.91%なので、年間分配額は691ドルです。

もっとも増配率の低い過去1年のペースだと5年目の分配金額は98ドル、10年目の分配金額は9ドルになります。もっとも成績の良い過去7年の増配率を当てはめると5年目の分配金額は511ドル、10年目の分配金額は351ドルになりそうです。分配金額351ドルはYOC(購入額に対する利回り)3.51%です。

 

分配金を再投資する場合

つぎに分配金を再投資するケースを見てみましょう。税金は考慮しません。再投資する場合の分配金額は、現在と7年前の株価を比較して年平均騰落率を計算し、それを使って調整しています。

もっとも増配率の低い過去1年のペースだと5年目の分配金額は114ドル、10年目の分配金額は10ドルになります。もっとも成績の良い過去7年の増配率を当てはめると5年目分配金額は657ドル、10年目の分配金額は565ドルになりそうです。分配金額565ドルはYOC(購入額に対する利回り)5.65%です。

分配金を再投資する場合(税引き後)

最後に分配金を再投資するケースで、税金を引いた額で計算してみましょう。分配金は28%の税金を引いた72%で計算します。起点となる年(2021年)は691ドルではなく、税引き後の498ドルからのスタートになります。

もっとも増配率の低い過去1年のペースだと5年目の分配金額は79ドル、10年目の分配金額は7ドルになります。もっとも成績の良い過去7年の増配率を当てはめると5年目の分配金額は442ドル、10年目の分配金額は357ドルになりそうです。分配金額357ドルはYOC(購入額に対する利回り)3.57%です。

 

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まとめ

いかがでしたか? 世界の高配当株をまとめたETFは珍しいので、【SDIV】は貴重です。

【SDIV】の分配金はこの1年で大幅に減ったので、過去のデータをもとにするとネガティブな内容になりました。ただ、今が底という考え方もあります。高配当ETFは低迷しているときに買うのがセオリーです。

いずれにせよ、今月増えた分配金が、来月以降どうなっているかを確認した方がいいかもしれません。

 

 

 

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