バンガード・トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)ETF【VXUS】の2022年3月の分配金は0.1004ドル。対前年同期35.4%減

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結構前のことですが、バンガード社のバンガード・トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)ETF【VXUS】が、2021年3月17日に分配金を発表しました。0.1004ドルです。1年前の同期は0.1553ドルでしたので、1年前の同期との比較では35.4%減です。

利回りを過去1年間の分配金額から算出すると、2022年5月6日の終値は54.59ドル、過去1年の分配金額は1.9129ドルなので、利回りは3.50%になります。

※このページでの利回りは過去1年間の分配金をもとに計算します

 

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  1. 【VXUS】の過去の分配金と増配率は?
    1. 期別分配金で1年ごとの分配金イメージをつかもう
    2. 期別分配金を1つずつ並べて比べよう
    3. 年間分配金と株価の関係は?
    4. 過去1年分配金額を1つずつ並べて確認しよう
    5. 期別と過去1年分配金を、前年同期と比較しよう
    6. 年間増配率は?
    7. 長期の増配率をチェック!
  2. 2020年以降の利回りは?
  3. 現在の【VXUS】の株価と利回りの関係は?
  4. 【VXUS】を過去に買っていた場合のYOCは?
  5. 基本情報を確認しよう
  6. 【VXUS】のセクター別の構成比率は?
  7. 【VXUS】の市場別の構成比率は?
  8. 【VXUS】の上位組込銘柄はどんな会社か?
  9. 2020年3月以降の上位20銘柄の推移
  10. 【VXUS】上位20銘柄は主要ETFには組み込まれているのか?
  11. ライバルETFとトータルリターンを比較する
    1. ライバルETFと株価推移を比較する
    2. 過去10年の分配金はどのくらいか?
    3. 過去のトータルリターン
    4. 危険度はどのくらいか?
  12. 過去の増配率を確認しよう
  13. 過去3年増配率を使った今後のYOC予想は?
    1. 分配金を再投資しない・税金も考えない場合
    2. 分配金を再投資する・税金を考える場合
  14. 過去5年増配率を使った今後のYOC予想は?
    1. 分配金を再投資しない・税金も考えない場合
    2. 分配金を再投資する・税金を考える場合
  15. 過去7年増配率を使った今後のYOC予想は?
    1. 分配金を再投資しない・税金も考えない場合
    2. 分配金を再投資する・税金を考える場合
  16. 過去3、5、7年増配率で推移した場合のYOC予想一覧
  17. まとめ

【VXUS】の過去の分配金と増配率は?

【VXUS】が設定されたのは2011年1月です。下の表は過去の分配金の一覧です。

今回の【VXUS】の分配金が増配or減配なのかは、どのデータを比較するかによって異なります。もっともオーソドックスなのは、下の表の(1)「期別分配金」の今回と前年同期の比較です。その結果が、(2)「期別分配金の対前年同期増減率」です。今回が0.1004ドル、前年の同期が0.1553ドルなので35.4%減になります。

また、(3)「過去1年分配金」を1年前と比較するのも参考になります。表の(4)「過去1年分配金の対前年同期増減率」は今回が1.9129ドル、前年の同期が1.3362ドルなので、43.2%増となります。

色をつけた箇所のデータをグラフにして解説していきます。

期別分配金で1年ごとの分配金イメージをつかもう

(1)「期別分配金」を1年ごとに重ねて棒グラフにしました。3月の分配金は少ないですね。年間分配金は2021年が過去最高の1.9678ドルを記録しました。

期別分配金を1つずつ並べて比べよう

(1)「期別分配金」を1つずつ棒グラフにして、株価と比較しました。米国以外の世界が対象なので、分配金の支払いが年2回のケースが多いです。そのため、6月と12月が多く、3月と9月は少ない傾向にあります。2021年12月の0.9412ドルというのは過去最高です。かなり飛び抜けた金額です。

年間分配金と株価の関係は?

(3)「過去1年分配金」を1年ごとにまとめて年間分配金とし、株価と比較しました。年間分配金は2020年はコロナ・ショックの影響で減りましたが、翌2021年はかなり増えました。株価は堅調に伸びていましたが、2022年に入って調整局面を迎えています。

過去1年分配金額を1つずつ並べて確認しよう

(3)「過去1年分配金」を期ごとに棒グラフにして、株価と比較しました。ある程度は連動しています。期別分配金に比べると、過去1年分配金はだいぶマイルドになります。2020年6月以降は分配金が停滞して、株価は上昇していましたが、遅れて分配金も伸びています。

期別と過去1年分配金を、前年同期と比較しよう

(2)「期別分配金の対前年同期増減率」、(4)「過去1年分配金の対前年同期増減率」をグラフにしました。

ETFの場合、「期別分配金の対前年同期増減率」で増配や減配を決めることが多いですが、大きく減ることも比較的あるので、あまり気にする必要はありません。

それよりも「過去1年分配金の対前年同期増減率」がプラスで推移しているかが重要です。【VXUS】は、この値も増えたり減ったりしています。2021年6月以降は、かなり伸びています。

年間増配率は?

(4)「過去1年分配金の対前年同期増減率」の1年ごとのデータを見てみましょう。いわゆる年間増配率です。2015年と2020年がマイナスですが、その前年は二桁%のプラスでした。ETFは前年が多すぎると翌年マイナスになるというケースが結構あります。

長期の増配率をチェック!

1年ごとの増配率は年によって結果が異なるので、若干イメージしづらいかもしれません。そういう時は、複数年単位で増配率をチェックしましょう。下のグラフは過去3年と過去5年の増配率の推移です。

過去5年増配率はかろうじてプラスが続いています。

 

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2020年以降の利回りは?

2020年以降の【VXUS】の株価と利回りを見てみましょう。過去1年の年間分配金額から算出しました。青線が株価(左軸)で、赤線が利回り(右軸)です。2020年の年初は利回りが3.0%前後でしたが、2月半ば以降はコロナ・ショックで株価が下がったため、3月18日には利回りが4.6%まで上昇しました。現在の株価はコロナ・ショック前と同じくらいですが、分配金が増えているため、利回りは約3.50%です。

 

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現在の【VXUS】の株価と利回りの関係は?

年間分配金額が現在と変わらなかったら、利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間分配金額が現在と同じ1.9129ドルが続いた場合の、利回りと株価の相関図です。利回りを0.2%ごとに株価を出しました。今後【VXUS】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。

 

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【VXUS】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去に【VXUS】を買った場合、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 2014年以降の株価、利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、ややアバウトです。

下のグラフの黄色の線が、過去に買った場合の、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)です。この線が左肩上がりの場合は、株価好調&増配傾向にあるといえます。

2022年5月6日の終値は54.59ドル、過去1年の分配金額は1.9129ドルなので、現在の利回りは3.50%です。過去8年5カ月の平均利回りは約2.8%です。

過去8年5カ月で株価はやや右肩上がりなので、早い時期に買うとYOCが上がります。2016年2月に買っていたらYOCは約4.6%になっていました。また、2020年3月のコロナ・ショックの頃に買っていても、YOCは4.6%前後でした。

 

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基本情報を確認しよう

【VXUS】のベンチマークは、FTSEグローバル・オールキャップ(除く米国)インデックスです。米国を除く世界の市場の約98%が対象で、このETF1本で米国以外のほとんどの地域をカバーしています。

同じ米国以外の世界が対象の【VEU】は、小型株を含まないため組込銘柄数が3600ほどです。【VXUS】は約7900なので、だいぶ違いますね。

全米を除く先進国【VEA】、ヨーロッパ【VGK】、新興国【VWO】とも比べてみましょう。すべてバンガード社なので、経費率は0.1%を切っており低いですね。現在は世界的に株価が下落しているため、いずれのETFも利回りは3%を超えています

運用総額は【VEA】が13.1兆円、【VWO】が9.9兆円、【VXUS】は6.4兆円。それ以外も2兆円以上なので、いずれも規模は大きいですね。

 

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【VXUS】のセクター別の構成比率は?

左の円グラフが【VXUS】に組み込まれている銘柄のセクター別の組込比率です。GICS(Global Industry Classification Standard)による分類です。金融の割合が最も多く、資本財、情報技術、一般消費財と続いています。2022年3月末現在のfidelityのデータです。

右側の全米ETF【VTI】との比較では、金融や資本財セクターが【VT】の方が多く、情報技術やヘルスケア、通信サービスが【VTI】に多く組み込まれています。【VXUS】は少し古い時代に強かったセクターが多いと言えるかもしれません。

 

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【VXUS】の市場別の構成比率は?

地域別では、ヨーロッパが最多で約40%で、アジア太平洋が27%、新興国が25%です。この3つのエリアがほとんどを占めています。

市場別は日本が最多で約15%。以下、英国、カナダ、中国、フランス、スイス、オーストラリアと続きます。上位10カ国で全体の約72%を占めています。世界全体の株式市場は米国の比率が圧倒的に多いですが、米国以外のエリアとなると、各地域や各国で飛び抜けたところがなく、なかなかバランスが取れています。

 

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【VXUS】の上位組込銘柄はどんな会社か?

【VXUS】の組込銘柄数は約7900銘柄です。ベンチマークは、米国を除く世界の市場の98%をカバーする、FTSEグローバル・オールキャップ(除く米国)インデックス。上位20銘柄の組込比率の合計は約13.8%と少なく、世界中に分散されています。

国別でトップのシェアだった日本は、ランクインしているのはトヨタ自動車ソニーです。上位は情報技術、一般消費財、ヘルスケア、金融が多いですね。

 

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2020年3月以降の上位20銘柄の推移

組込比率上位20銘柄の推移です。2年半前と比べてアリババ【BABA】の比率と順位が大きく下がっています。台湾セミコンダクター・ マニュファクチャリング(TSMC)【TSM】は2位との構成比率の差が、1年前と比べると開いて独走状態です。

 

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【VXUS】上位20銘柄は主要ETFには組み込まれているのか?

【VXUS】の組込比率上位20銘柄は、他のETFにどのくらいの割合で組み込まれているのでしょうか? 米国以外【VXUS】【VEU】、米国以外先進国【VEA】、欧州【VGK】、新興国【VWO】、世界【VT】への組込比率(%)をまとめました。

【VXUS】と【VEU】はほぼ同じです。組込銘柄数の少ない【VEU】のが若干個別銘柄の組込比率が高くなっています。米国除く先進国【VEA】と新興国【VWO】はまったく重複していません。【VEA】+【VWO】=【VXUS】or【VEU】にほぼなります。

※組込比率は2022年3月末のデータをもとにしています

 

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ライバルETFとトータルリターンを比較する

【VXUS】と米国以外の世界の広範囲をターゲットにしているETFとの過去10年トータル・リターンを比較します。対象は、全米を除く先進国【VEA】、ヨーロッパ【VGK】、新興国【VWO】。PORTFOLIO VISUALIZERを使って、2012年5月から2022年4月までの10年間を比べます。

2012年5月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合、2022年4月には【VEA】と【VGK】が1万8200ドル、【VXUS】は1万6800ドル、【VWO】が1万3400ドルになっていました。【VWO】のリターンがあまりよくないですね。

ライバルETFと株価推移を比較する

今度は株価推移を比較します。

2012年5月に1万ドル投資して分配金を再投資しない場合、2022年4月には【VEA】が1万3500ドル、【VGK】が1万3000ドル、【VXUS】は1万2500ドル、【VWO】は1万200ドルになっていました。

利回りが似ているので、チャートの形はトータルリターンとほぼ同じですね。

過去10年の分配金はどのくらいか?

過去10年の分配金を比較します。下のグラフは、10年前に1万ドルを投資した場合の、年間分配金の推移です。分配金は再投資します。税金は考慮しません。

どのETFも分配金額は伸び悩んでいます。とくに2020年はコロナ・ショックの影響でどの銘柄も減りました。ただし、翌2021年は回復しています。

10年間の分配金の合計は【VGK】が4700ドル、【VEA】が4200ドル、【VXUS】が3900ドル、【VWO】が3000ドルでした。

過去のトータルリターン

過去1、3、5、10年の年平均トータルリターンは以下の通りです。全米【VTI】、世界【VT】なども加えました。

過去1年はどのETFでもマイナスです。【VXUS】【VEU】【VEA】【VWO】の過去3年以上のリターンはいずれも似ています。5%前後ですね。

危険度はどのくらいか?

ETFの安定度を比べてみましょう。最大ドローダウンは、計測期間における最大下落率です。マイナスの数値が小さいほど最大下落率が低いです。

シャープレシオとは、同じリスクを取った場合のリターンです。「(ファンドのリターンー無リスク資産のリターン)÷標準偏差」の値です。

ソルティノレシオはシャープレシオの改良版で、相場が軟調の際の成績を示しています。「(ファンドのリターンー無リスク資産のリターン)÷下方偏差」で計算します。

米国が入っていないと、シャープレシオ、ソルティノレシオともに冴えないですね。とくに新興国【VWO】は、この10年苦戦しているのが現れています。

 

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過去の増配率を確認しよう

増配率を見てみましょう。月の分配金を基準に、過去1年分配金額を遡って計算し、それを使って過去3、5、7年増配率を算出しました。過去3年や5年だと、新興国【VWO】、米国以外世界【VXUS】【VEU】の成績がいいですね。過去7年は全米【VTI】や世界【VT】の増配率が高いです。

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過去3年増配率を使った今後のYOC予想は?

現在の過去1年分配金額と3、5、7年前の同時期の過去1年分配金額を比較して増配率を計算し、それを使って将来YOCを予想します。

YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの利回りのことです。それぞれのETFを2022年4月25日の終値で買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。

「分配金を再投資しない、税金は考えない」「分配金を再投資する、税引き後」の2つで検証します。過去3年、過去5年、過去7年増配率とこの2つを組み合わせるので、計6つとなります。

比べるETFは、全米を除く世界【VXUS】、全米を除く先進国【VEA】、ヨーロッパ【VGK】、新興国【VWO】、米国【VTI】、世界【VT】

現在の利回りは【VXUS】3.50%、【VEA】3.34%、【VGK】3.44%、新興国【VWO】3.26%、米国【VTI】1.44%、世界【VT】2.13%。

分配金を再投資しない・税金も考えない場合

まずは過去3年増配率で検証します。分配金を再投資しない場合のYOCを見てみましょう。税金は考慮しません。

過去3年の年間増配率【VXUS】7.9%、【VEA】5.2%、【VGK】0.0%、新興国【VWO】7.8%、米国【VTI】1.8%、世界【VT】5.2%。でした。

表の一番左の「スタート」が、それぞれのETFの現在の利回りです。過去1年の分配金から計算しています。

もっとも成績が良かったのは【VXUS】。10年後YOCは7.5%、20年後YOCは16.0%まで伸びました。

分配金を再投資する・税金を考える場合

次に分配金を再投資するケースで、税金を引いた場合のYOCをチェックしましょう。分配金は約28%の税金を引いた72%で計算します。再投資する分配金額は、3年間の株価の年平均成長率(CAGR)を計算し、それを使って調整します。

もっとも成績が良かったのは【VT】。10年後YOCは7.6%、20年後YOCは33.8%でした。

 

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過去5年増配率を使った今後のYOC予想は?

次に過去5年増配率で検証します。

分配金を再投資しない・税金も考えない場合

過去5年の年間増配率【VXUS】7.0%、【VEA】5.8%、【VGK】2.9%、新興国【VWO】8.4%、米国【VTI】5.4%、世界【VT】5.7%。でした。

まずは分配金を再投資しない場合のYOCを見てみましょう。税金は考慮しません。

もっとも成績が良かったのは【VWO】。10年後YOCは7.3%、20年後YOCは16.2%まで伸びました。【VT】は10年後YOCは6.9%、20年後YOCは13.7%でした。

分配金を再投資する・税金を考える場合

次に分配金を再投資するケースで、税金を引いた場合のYOCをチェックしましょう。分配金は約28%の税金を引いた72%で計算します。再投資する分配金額は、5年間の株価の年平均成長率(CAGR)を計算し、それを使って調整します。

もっとも成績が良かったのは【VWO】。10年後YOCは7.3%、20年後YOCは34.1%まで伸びました。【VT】は10年後YOCは7.0%、20年後YOCは26.8%でした。

 

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過去7年増配率を使った今後のYOC予想は?

最後に過去7年増配率で検証します。

分配金を再投資しない・税金も考えない場合

過去7年の年間増配率【VXUS】4.2%、【VEA】3.6%、【VGK】0.7%、新興国【VWO】3.0%、米国【VTI】6.1%、世界【VT】4.5%。でした。

まずは分配金を再投資しない場合のYOCを見てみましょう。税金は考慮しません。

もっとも成績が良かったのは【VXUS】。10年後YOCは5.3%、20年後YOCは8.0%でした。

分配金を再投資する・税金を考える場合

次に分配金を再投資するケースで、税金を引いた場合のYOCをチェックしましょう。分配金は約28%の税金を引いた72%で計算します。再投資する分配金額は、10年間の株価の年平均成長率(CAGR)を計算し、それを使って調整します。

もっとも成績が良かったのは【VXUS】。10年後YOCは5.1%、20年後YOCは12.1%でした。

 

 

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過去3、5、7年増配率で推移した場合のYOC予想一覧

これまでの過去3、5、7年増配率を使用した将来YOC予想をまとめました。背景のオレンジ色が濃いほど数値が高いです。増配率は背景の青色の濃さで大小を現わしています。

将来YOC予想が一番良かったのは【VXUS】です。どの増配率で計算しても1位か2位でした。スタート時の利回りが一番高く、増配率も良かったためです。

【VWO】もかなり成績がよかったですね。過去3年と5年増配率では、【VXUS】と競っていました。

【VEAは2位と3位のみと、なかなかの将来YOCでした。

 

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まとめ

【VXUS】の2022年3月の分配金は少し物足りない結果に終りました。ただ、3月はいつも少ないので、あまり気にしなくてもいいと思います。

米国以外の地域は、長いこと米国に後れを取っていましたので、そろそろ巻き返すかもしれません。現在利回りが高いので、買い時かもしれません。

なお、次回の分配金の権利落ちは6月21日なので、その前日までに購入すれば分配金がもらえます。