4つの異なるアセットをまとめた高配当ETF【ALTY】の2021年9月分配金は0.0706ドル。6.9%の増配!

グローバルX社のグローバルX スーパーディビィデンド-オルタナティブズ ETF【ALTY】が、2021年9月2日に分配金を発表しました。0.0755ドルです。先月は0.0706でしたので、6.9%の増配です。ちなみに、1年前の同時期は0.0886ドルでしたので、それと比較すると14.8%減です。

2021年9月7日の終値は13.66ドル。今回の分配金が今後も続いたと仮定すると1年間の分配金額は0.906ドル。そこから算出した利回りは6.63%になります。

※このページでの利回りは直近の分配が今後も続いたと仮定して、計算します

 

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基本情報を確認しよう

オルタナティブスとは代替と言う意味です。つまり、伝統的な投資手法である「株式」に替わる非伝統的なものを集めたETFです。【ALTY】は高利回りで低ボラティリティを柱に、4つのカテゴリーの金融商品で構成されています。対象は不動産、MLP&インフラ、金融&BDC、債券&デリバティブ戦略です。

下の表は、様々なアセットに投資している高利回りETFです。【YYY】は高利回り債券が中心で、クローズド・エンド・ファンドに投資しています。【INKM】はステートストリート社の高利回りETF【SRLN】【SPYD】【EBND】【JNK】などが中心です。

【ALTY】は経費率が2.82%とかなり高いです。通常の信託報酬が0.75%、取得ファンド手数料や経費が2.07%です。2021年9月25日に通常の信託報酬が0.75%から0.50%になります。総経費率は2.82%から2.57%になる予定です。

利回り(12カ月)は過去1年の配当から算出したものです。

利回り(直近)は直近の分配金が今度1年続いたものとして算出しました。こちらは特別配当を含んでいません

※年4回分配金を支払うETFの利回りは過去1年、毎月分配型は直近の分配金をベースに利回りを算出したものを目安にするといいでしょう。背景に色をつけました。

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【ALTY】の中身はどうやって選ぶのか?

【ALTY】は4つのアセットクラス、投資ファンド(債券)、REIT、インフラ、金融が投資対象です。

アセットごとに時価総額や過去6カ月の売買代金から銘柄を選びます。アセットクラス内のウェイトは同じにします。1つのアセットクラスの比率は最大40%。

年1回(9月)に銘柄入れ替えとリバランスを行います。年3回(3、6、12月)不適格銘柄の入れ替えを実施します。

 

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【ALTY】のアセットは?

【ALTY】のアセットは大きく分けて4つです。投資ファンド(主に債券)、REIT、インフラ、金融です。

投資ファンドはクローズドエンド型の投資ファンドが中心で、主にハイイールド債券を扱っています。個人が日本の証券会社から直接購入することはできない場合がほとんどです。ヌビーン、イートンバーンズなどのものです。

REITはグローバルX社の高配当ETF【SRET】だけです。

インフラはMLPと公益事業やエネルギーなどの個別銘柄です。「MLP」はマスター・リミテッド・パートナーシップの略で、エネルギー・インフラを対象とした共同投資事業形態です。

金融はBDCと金融の個別銘柄です。「BDC」とはビジネス・ディベロップメント・カンパニーのことで、中小企業に投資することで高いリターンを得ています。

REIT、BDC、MLPは利益のほとんどを配当に回すことで税制面が優遇されるため、高配当を実現できております。

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【ALTY】の全組込銘柄は?

【ALTY】の組込45銘柄です。1位は同じグローバルX社のETF、グローバルX スーパーディビィデンド-世界リート ETF【SRET】。REITはこれだけです。全体の約17%を占めてします。

「投資ファンド」以外は、日本の証券会社でも購入できる個別銘柄が目立ちます。

【ALTY】に組み込まれているBDC銘柄で日本の証券会社(楽天)で購入できるのは【ARCC】【NMFC】【ORCC】【MAIN】【HTGC】【PSEC】ですね。

 

 

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【ALTY】の国別比率は?

国別では米国が約8割と圧倒的です。それ以外では米国の周辺国、南米などです。

 

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【ALTY】の最近の分配金(配当金)は?

2018年以降の【ALTY】の分配金です。コロナ・ショックから少し経過した2020年半ばから、少しずつ分配金が減っていましたが、今回増配となりました。

※背景がになっているのが減配です

【ALTY】の期別分配金は?

分配金を月別に重ねて棒グラフにしました。12月は2回配当落ちがあり、1月はありません。2017年以降は0.09ドル台で推移していましたが、コロナ・ショックの影響で、2020年の中盤に0.08ドル台、2020年後半に0.07ドル台に下がりました。

【ALTY】の年間分配金と年間増配率は?

【ALTY】の分配金を1年ごとにまとめてグラフ化しました。設定されたのが2015年7月で、分配金を支払い始めたのが2015年9月からです。コロナ・ショックのあった2020年は、少し減りました。

 

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2020年以降の利回りは?

2020年以降の【ALTY】の株価と分配金利回りを見てみましょう。青線が株価(左軸)で、赤線が配当利回り(右軸)です。2020年3月のコロナショックで利回りは16%台まで上昇しました。その後株価は徐々に回復しましたが、減配があったので現在の6.63%です。

なお、2019年末の分配金だけ特別に多かったため、2021年1月の利回りは18%台と突出していますが、これはイレギュラーなものなので、気にしないでください。

 

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【ALTY】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去に【ALTY】を買った場合、現在の購入単価当たりの分配利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から5年前までの株価、利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、ややアバウトです。下のグラフの黄色の線が、過去に買った場合の、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)です。

2021年9月7日の終値は13.66ドル、今後1年の分配金予想は0.906ドルなので、現在の利回りは6.63%です。過去5年の平均利回りは約8.2%です。2020年3月以降は分配金が減り、株価も下がったので、早い時期に買うとYOCは上がりません。コロナ・ショック時の2020年3月頃に買っていたら、現在YOCは約10.3%になっていました。

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ライバルETFとトータルリターンを比較する

【ALTY】と同じく様々なアセットに投資している高利回りETF【YYY】【INKM】、そして【ALTY】の組込順位1位の【SRET】とトータルリターンを比較します。PORTFOLIO VISUALIZERを使って、もっとも後発の【ALTY】が設定されたのが2015年7月なので、2015年8月から2021年8月までの6年1カ月を比べます。

2015年8月に1万ドル投資して配当を再投資した場合、2021年8月には【YYY】が1万5500ドル、【ALTY】が1万5300ドル、【INKM】が1万4300ドル、【SRET】が1万1500ドルになっていました。【ALTY】はまずまずですね。

過去のトータルリターン

過去3カ月、1、3、5年、6年1カ月の年平均トータルリターンは以下の通りです。過去5年のリターン(年平均)は【YYY】が6.9%、【INKM】は6.6%、【ALTY】が5.6%、【SRET】はマイナス0.8%でした。

危険度はどのくらいか?

ETFの安定度を比べてみましょう。最大ドローダウンは、計測期間における最大下落率です。マイナスの数値が小さいほど最大下落率が低いです。

シャープレシオとは、同じリスクを取った場合のリターンの比較です。「(ファンドのリターン−無リスク資産のリターン)÷標準偏差」の値です。1を超えていれば、優秀です。

ソルティノレシオはシャープレシオの改良版で、相場が軟調の際の成績を示しています。「(ファンドのリターン-無リスク資産のリターン)÷下方偏差」で計算します。1.5を超えていると、素晴らしいです。

【ALTY】の値はどれも今ひとつですね。この中では利回りの低い【INKM】が安定しています。

過去の分配金はどのくらいか?

2015年8月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合の年間でもらえる分配金の推移です。分配金は再投資します。税金は考慮しません。PORTFOLIO VISUALIZERのデータです。

6年1カ月間の分配金の合計は【YYY】が6800ドル、【ALTY】が6000ドル、【SRET】は5900ドル、【INKM】は2600ドルでした。【INKM】以外はなかなか多いですね。

 

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【ALTY】の今後の分配金予想は?

現在の分配金額(0.0755ドル)と1、3、5年前の同時期の過去1年分配金額(0.0886ドル、0.0934ドル、0.099ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の分配金とYOCを予想しました。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの分配金利回りのことです。【ALTY】株を2021年9月7日の終値13.66ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。さらに、年間分配金額が同じだった場合も計算します。

購入金額は1万ドルにします。そうすると、年間分配金額から利回り(YOC)が一瞬で計算できます。たとえば、年間分配金額が300ドルなら利回り(YOC)は3.0%、年間分配金額777ドルなら利回り(YOC)は7.77%になります。

増配率は過去1年がマイナス14.8%、過去3年がマイナス6.8%、過去5年がマイナス5.3%でした。現在の分配金利回りは6.63%です。

分配金を再投資しない場合

まずは配当を再投資しないケースを見てみましょう。税金は考慮しません。現在の利回りが6.63%なので、年間分配額は663ドルです。

もっとも増配率の低い過去1年のペースだと5年目の分配金額は350ドル、10年目の分配金額は157ドルになります。年間分配金が同じだった場合は5年目の分配金額は663ドル、10年目の分配金額は663ドルになります。分配金額663ドルはYOC(購入額に対する利回り)6.63%です。

 

分配金を再投資する場合

つぎに分配金を再投資するケースを見てみましょう。税金は考慮しません。再投資する場合の分配金額は、現在と4年前の株価を比較して年平均騰落率を計算し、それを使って調整しています。

もっとも増配率の低い過去1年のペースだと5年目の分配金額は432ドル、10年目の分配金額は222ドルになります。年間分配金が同じだった場合は5年目の分配金額は863ドル、10年目の分配金額は1200ドルになりそうです。分配金額1200ドルはYOC(購入額に対する利回り)12.00%です。

分配金を再投資する場合(税引き後)

最後に分配金を再投資するケースで、税金を引いた額で計算してみましょう。分配金は28%の税金を引いた72%で計算します。1年目は663ドルではなく、税引き後の478ドルからのスタートになります。

もっとも増配率の低い過去1年のペースだと5年目の分配金額は294ドル、10年目の分配金額は145ドルになります。年間分配金が同じだった場合は5年目の分配金額は578ドル、10年目の分配金額は735ドルになりそうです。分配金額735ドルはYOC(購入額に対する利回り)7.35%です。

 

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まとめ

【ALTY】はようやく増配しました。ひと安心ですね。ただ、コロナ・ショック前の分配金額からすると、まだまだですね。今後に期待しましょう。

 

 

 

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