ニューヨーク・ダウ連動ETF【DIA】が2021年5月の分配金0.7031ドルを発表。前年同期から52%の増配!

SPDRダウ工業株平均ETF【DIA】が2021年5月20日に分配金を発表しました。0.7031ドルです。1年前の同期は0.4623ドルでしたので、1年前の同期との比較では52.1%の増配です。

利回りを過去1年間の分配金額から算出すると、2021年5月21日の終値は342.04ドル、過去1年の分配金額は5.8059ドルなので、利回りは1.70%になります。

※このページでの利回りは、過去1年間の分配金をもとに計算します。

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基本情報を確認しよう

【DIA】はダウ工業株30種平均に連動しているETFです。ダウ工業株30種平均とは「NYダウ」「ダウ平均」「ニューヨーク平均株価」のことで、毎日ニュースで流れる指数です。

ダウ工業株30種平均は、米国を代表する30銘柄の株価を平均化したもので、単純に株価の値が高い銘柄の影響を大きく受けることになります。ちなみに、アマゾン【AMZN】、グーグルの親会社アルファベット【GOOGL】【GOOG】、フェイスブック【FB】、テスラ【TSLA】などは入っていません。

下の表は米国を代表する市場全体系の4つのETFの基本情報です。【DIA】の特徴は毎月分配金が支払われること、組込銘柄数が30と少ないこと、経費率がバンガード社のETFと比べて少し高いことです。【VIG】は連続増配ETFですが、長期のリターンが【VOO】や【VTI】と似ているために加えました。

 

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【DIA】のセクター別のファンド構成比は?

【DIA】に組み込まれている銘柄のセクター別の組込比率です。情報技術の割合が最も多く、20.8%と全体の約5分の1を占めています。以下、ヘルスケア、資本財、金融、一般消費財と続いています。

2カ月前との比較ではあまり変化はありませんが、ヘルスケアの割合が資本財を逆転しました。

 

 

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【DIA】の上位組込銘柄はどんな会社か?

【DIA】の全30銘柄の主要データです。2021年5月20日現在のものです。【DIA】のベンチマークであるNYダウは、修正単純平均を用いており、計算方法は30銘柄の株価を単純に足して、除数で割るだけです。そのため、株価の高い銘柄が、組込比率が高くなります。

 

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2020年6月以降の組込比率の推移は?

2020年6月以降の組込比率の推移です。2020年8月末に3銘柄が変更され、アップル【AAPL】の株が4分割されたので、太い線を引きました。

その時新たに加わったのは、セールスフォース・ドットコム【CRM】、アムジェン【AMGN】、ハネウェル・インターナショナル【HON】。除外されたのは、エクソン・モービル【XOM】、ファイザー【PFE】、レイセオン・テクノロジーズ【RTX】です。

1カ月前との比較ではボーイング【BA】、ハネウェル・インターナショナル【HON】の株価が軟調で、ユナイテッドヘルス・グループ【UNH】、ゴールドマン・サックス・グループ【GS】が好調です。

DIA組込全銘柄の過去13カ月の完全データ(エクセルファイル)のダウンロードはこちら
※うまくいかない場合は、右クリックから名前をつけてリンク先を保存

 

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【DIA】組込銘柄は主要ETFにどのくらい入っているか?

【DIA】の組込比率上位20銘柄は、他のETFにどのくらいの割合で組み込まれているのでしょうか? 高配当、市場全体、ハイテクの主要9ETFへの組込比率(%)をまとめました。

ほとんどのETFは時価総額加重平均の順で組み込まれているため、修正単純平均を用いている【DIA】と比較すると、組込比率に違和感がありますね。

【DIA】と高配当の【VYM】【HDV】は銘柄の重複が結構あります。ハイテクやグロース系の多い【QQQ】とは重複率が低いですね。

【DIA】と【VIG】の組込銘柄は財務が健全という意味で共通していますので、【VIG】の上位組込銘柄は、【DIA】に入っていることが多いです。

※組込比率は、バンガード社のETFは2021年4月末、その他のETFは5月17~20日のデータをもとにしています。【DIA】と【SPYD】の組込比率はそれほど重要ではありません。

【ソート機能あり】DIA組込全30銘柄の主要ETF組込比率のエクセルファイルのダウンロードはこちら
※うまくいかない場合は、右クリックから名前をつけてリンク先を保存

 

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【DIA】の過去の分配金と増配率は?

【DIA】が設定されたのは1998年1月です。下の表は最近の分配金の一覧です。毎月分配金が支払われます。

一番右側の「過去1年分配金額の前年同期比増配率」は増え続けていましたが、2020年の12月からマイナスになっています。今回分配金が多かったため、「過去1年分配金額の前年同期比増配率」はマイナスが1.1%と持ち直しました。

※背景がになっているのが減配です

 

【DIA】の年間分配金額と年間増配率は?

【DIA】の分配金を1年ごとにまとめてグラフ化しました。年間増配率は高い水準を続けていましたが、2020年はマイナス3.7%になりました。

 

【DIA】の期別分配金は?

分配金のピークは2019年で、2020年後半から分配金がやや減少傾向でした。今回の分配金が多かったので、2021年は2019年とほぼ同じペースになりました。

 

【DIA】の過去1年分配金額を棒グラフで確認しよう

【DIA】の年間分配金額を棒グラフにして、株価と比較しました。年間分配金額は、株価とある程度は連動しています。基本的には右肩上がりです。

 

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2020年以降の利回りは?

2020年以降の【DIA】の株価と利回りを見てみましょう。利回りは、過去1年の年間分配金額から算出しました。青線が株価(左軸)で、赤線が利回り(右軸)です。2020年の年初は2.0%ぐらいの利回りでしたが、2月半ば以降は株価が下がったため、3月23日には利回りが約3.3%まで上昇しました。現在は株価がコロナ・ショック前を上回り、利回りは1.70%です。

 

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現在の【DIA】の株価と利回りの関係は?

年間分配金額が現在と同じく5.8059ドルで変わらなかったら、利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間分配金額が現在と同じ5.8059ドルが続いた場合の、利回りと株価の相関図です。利回りを0.1%ごとに株価を出しました。今後【DIA】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。

 

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【DIA】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去に【DIA】を買った場合、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から5年前までの株価、利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、ややアバウトです。下のグラフの黄色の線が、過去に買った場合の、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)です。

2021年5月21日の終値は342.04ドル、過去1年の分配金額は5.8059ドルなので、現在の利回りは1.70%です。過去5年の平均利回りは約2.1%なので、現在は割高ですね。過去5年で株価は右肩上がりで、増配率もなかなかなので、早い時期に買った方がYOCは上がります。2016年6月に買っていたら、現在YOCは約3.2%になっていました。

 

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ライバルETFとトータルリターンを比較する

全米ETF【VTI】、S&P500連動ETF【VOO】、連続増配ETF【VIG】とトータルリターンを比較します。

と思ったのですが、数日前の【VTI】の記事にありますので、こちらをご覧ください。

今回は、高配当ETF【VYM】、ナスダック100ETF【QQQ】、全世界ETF【VT】と比較します。PORTFOLIO VISUALIZERを使って、2011年5月から2021年4までの10年を比べます。

2011年5月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合、2021年4月には【QQQ】が6万3200ドル、【DIA】が3万3200ドル、【VYM】は3万700ドル、【VT】は2万4600ドルになっていました。【QQQ】が圧倒的ですね。

年次リターン

1年ごとでリターンを比較しました。【DIA】は【VYM】とリターンが似ていますね。

過去のトータルリターン

過去3カ月、1、3、5、10年の年平均トータルリターンです。過去3年以上のリターンでは、【DIA】は【VYM】や【VT】をアウトパフォームしています。

過去の分配金はどのくらいか?

2011年5月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合の年間でもらえる分配金の推移です。分配金は再投資します。税金は考慮しません。

10年間の分配金の合計は【VYM】が5700ドル、【DIA】が3900ドル、【VT】が3100ドル、【QQQ】が2100ドルでした。高配当ETF【VYM】が多いですね。【DIA】は【VT】を上回っています。

 

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【DIA】の今後の分配金予想は?

現在の過去1年分配金額(5.8059ドル)と1、3、5、10年前の同時期の過去1年分配金額(5.8698ドル、4.9933ドル、4.4063ドル、2.8288ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の分配金とYOCを予想しました。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの分配金利回りのことです。【DIA】株を2021年5月21日の終値342.04ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。

購入金額は1万ドルにします。そうすると、年間分配金額から利回り(YOC)が一瞬で計算できます。たとえば、年間分配金額が300ドルなら利回り(YOC)は3.0%、年間分配金額777ドルなら利回り(YOC)は7.77%になります。

年間増配率は過去1年がマイナス1.1%、過去3年が5.2%、過去5年が5.7%、過去10年が7.5%でした。現在の利回りは1.70%です。

分配金を再投資しない場合

まずは分配金を再投資しないケースを見てみましょう。税金は考慮しません。現在の利回りが1.70%なので、年間分配金額は170ドルです。

もっとも増配率の低い過去1年のペースだと5年目の分配金額は162ドル、10年目の分配金額は154ドルになります。もっとも成績の良い過去10年の増配率を当てはめると5年目の分配金額は226ドル、10年目の分配金額は324ドルになりそうです。分配金額324ドルはYOC(購入額に対する利回り)3.24%です。

 

分配金を再投資する場合

つぎに分配金を再投資するケースを見てみましょう。税金は考慮しません。再投資する場合の分配金額は、現在と10年前の株価を比較して年平均騰落率を計算し、それを使って調整しています。

もっとも増配率の低い過去1年のペースだと5年目の分配金額は172ドル、10年目の分配金額は175ドルになります。もっとも成績の良い過去10年の増配率を当てはめると5年目の分配金額は242ドル、10年目の分配金額は389ドルになりそうです。分配金額389ドルはYOC(購入額に対する利回り)3.89%です。

分配金を再投資する場合(税引き後)

最後に分配金を再投資するケースで、税金を引いた額で計算してみましょう。分配金は28%の税金を引いた72%で計算します。1年目は170ドルではなく、税引き後の122ドルになります。

もっとも増配率の低い過去1年のペースだと5年目の分配金額は122ドル、10年目の分配金額は122ドルになります。もっとも成績の良い過去10年の増配率を当てはめると5年目の分配金額は171ドル、10年目の分配金額は266ドルになりそうです。分配金額266ドルはYOC(購入額に対する利回り)2.66%です。

 

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まとめ

【DIA】の今回の分配金は前年同期と比べて52%もプラスとなりました。ここ半年の分配金が漸減傾向だっただけに安心しましたね。

なお、次回は6月18日が権利落ちの予定で、その前日までに保有していれば分配金がもらえます。

 

 

 

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