9月は分配金(配当金)の季節です。そこで、9月の主要ETFの分配金日程をまとめました。日本の証券会社で買えるもので、利回りの高いもの、運用総額の大きいものはほぼあります。
主なETFの権利落ちは、債券ETFのほとんどが9月1日、グローバル社の【QYLD】以外が9月3日、【SPYD】が9月17日、【VYM】【VIG】【VT】【QYLD】が9月20日、【HDV】【VTI】が9月24日、【VOO】とバンガード社のセクターETFが9月29日です。
権利落ちの前日までに購入していれば、分配金がもらえます。
9月の主要ETFの分配金(配当金)スケジュール
権利落ち日の早い順に並んでいます。一番上の行をクリックすると、その項目の順番に並び直します。
「会社」はETFの運用会社で、「V」がバンガード、「B」がブラックロック、「S」がステートストリート、「G」がグローバルX、「W」がウィズダム・ツリー、「A」がアンプリファイ、「VE」がヴァンエック、「F」がファーストトラストです。
右端の「詳細」をクリックすると、そのETFの詳細ページに移動します。ただし、最新ではなく1~2カ月前のデータのものもあります。
上記以外の分配金(配当金)の日程は?
上記以外のETFの分配金の日程は、以下のリンクから確認してください。公式サイトのpdfが別ウインドウで開きます。「EX」というのが配当落ち日です。
- 手数料の安さで大人気の「バンガード社」のETF分配金日程はこちら
- iシェアーズ・シリーズでおなじみの「ブラックロック社」のETF分配金日程はこちら
- 信頼と実績の「ステートストリート社」のETF分配金日程はこちら
- 通好みな「ヴァンエック社」のETF分配金日程はこちら
- 最近日本で取り扱いが一気に増えた「ファーストトラスト社」のETF分配金日程はこちら
- 購入手数料無料もある「ウィズダムツリー社」のETF分配金日程はこちら
9月の主要ETFの分配金の結果
9月の分配金の結果です。運用会社ごとに並んでいます。先月との比較、1年前の同期との比較があります。債権と超高配当ETFは増配せずに一定額の分配金が支払われる傾向が強いので、先月と比べてマイナスになっていないかをチェックしましょう。
バンガード社の分配金日程はこちら
まずは、バンガード社です。権利落ちは債券ETFが9月1日、株式は9月20、24、29日です。
【VYM】は0.7488ドルで対前年同期6.2%増、【VIG】は0.6995ドルで、同25.5%増、【VT】は0.412ドルで同2.4%増、【VTI】は0.7242ドルで同7.4%増、【VOO】は1.3084で同0.01%減。セクターETFは軒並み好調でした。
ブラックロック、ステートストリート社はどうか?
権利落ち日は、債券ETFが9月1日、ブラックロック社の株式ETFは9月24日、ステートストリート社の株式ETFは9月17、20日がほとんどです。
【SDY】は0.8495ドルで対前年同期23.9%増、【SPYD】は0.3866ドルで、同46.7%増、【XLRE】は0.2609ドルで同22.5%増、【HDV】は0.7641ドルで、同10.2%減、【DVY】は1.0323ドルで同9.1%増でした。
その他の運用会社の分配金を確認しよう
主要3社以外だと、超高配当ETFが目立ちます。ウィズダムツリー社は通常の高配当銘柄ETFなのに、毎月分配型という変わり種です。ETFではありませんが、一番下にBDC銘柄を入れておきました。
超高配当ETFのコロナ・ショック後の分配金推移
下のグラフはグローバルX社のETF【QYLD】【PFFD】【SDIV】【DIV】【SRET】【ALTY】とアンプリファイ社の【YYY】の分配金を、2020年2月を100とした場合の推移です。
コロナ・ショック後の分配金の減少と回復という意味では、【YYY】【PFFD】【QYLD】が安定しています。
まとめ
株式ETFは前年同期との比較ではプラスになった銘柄が多いですね。

