SBI日本高配当の7月分配金は前回と同じで、1万口当たり140円でした。なぜ多かったか検証します。さらに、6月末の最新組入れ銘柄情報もお伝えします。意外な傾向があきらかになりました。
そして、日経平均高配当利回り株ファンドが、6月末に銘柄入れ替えを実施しました。高配当ETFの1489、投資信託のSBI日本高配当と比較します。
また、1489(NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信)が年に1回の銘柄入れ替えを実施しました。どのように生まれ変わったのでしょうか。最新6月分配金情報も伝えます。
SBI日本高配当の7月分配金は140円、前回と同じ
まずはSBI日本高配当の7月分配金についてです。
4月に続いて、2度目の分配金です。140円と発表されました。前回と同じですね。年換算して基準価額から分配金利回りを計算すると4.59%と高いです。
日本株は3月と9月に配当を支払う企業が多いです。1、4、7、10月の年4回分配金を支払う東証ETFなどは、4月と10月の分配金は多いですが、1月と7月は少ない傾向です。
こちらが6月末時点におけるSBI日本高配当の上位30銘柄です。右から2列目が配当月です。
ほとんどが3月9月ですね。そうすると、SBI日本高配当が2回続けて分配金が多い可能性は低いですね。ところが、今回7月は140円で、前回4月と同じでした。なぜでしょうか。
公式リリースの赤い線に注目してください。「本ファンドの設定来の運用実績が+23.32%となっており、本ファンドの収益の一部を受益者の皆さまに還元する」とあります。
そして「ファンドの元本および値上がり益(有価証券売買等損益)から支払われるものではありません」と書いています。これが何を意味するでしょうか。
SBI日本高配当の7月分配金は、なぜ前回と同じだったのか?
こちらはSBI日本高配当の4月の決算が終了した時点での運用報告書です。その中の損益の状況を確認しましょう。
一番下の赤い下線の「分配準備積立金」に注目です。
左側は第1期で1月決算です。分配金を支払わなかったときです。右側の第2期は前回の4月決算です。
第1期の1月決算時点での分配準備積立金は9億3000万円ほどでしたが、第2期の4月決算時点では50億円に増えています。ちなみに今回の7月決算は第3期ですね。
この「分配準備積立金」は、ファンドが将来的な分配金の支払いに備えるために保持する資金です。運用成績が良い場合、この積立金が増加します。今回7月の分配金は、これを使用した可能性が考えられます。
さらに、欄外の(注4)(注5)には分配対象収益が、第1期は1万口当たり640円で、分配ゼロ、第2期は1万口当たり1985円で、140円を分配と書いています。余りが1845円になるわけですね。
翌期繰越分配対象額をチェックしよう
こちらは4月の決算が終了した時点での交付運用報告書です。運用報告書にも同じ内容が掲載されています。
この中の分配金についてのデータをご紹介します。左側の第1期は1月。右側の第2期は、前回の4月決算です。青く囲っているのが前回4月の分配金です。140円です。
一番下の赤く囲っている「翌期繰越分配対象額」に注目です。これは分配金として支払われずに、翌期決算へと繰り越された額です。1月決算時点では、1万口当たり640円です。前回の4月決算時点では、1万口当たり1845円まで増えています。この1845円から、今回7月の140円が使われた可能性が考えられます。
なので、今後は7月決算終了後の運用報告書や交付運用報告書で、今回紹介した数値がどう変化しているのかを確認するといいかもしれません。
SBI日本高配当は、設定から半年ほどで純資産が800億円に達するほど好調なファンドです。収益の増加に伴い、翌期繰越分配対象額なども増加した可能性が考えられます。
総経費率はどのくらいか?
総経費率についてのデータもありました。
SBI日本高配当の信託報酬は0.099%です。総経費率は0.11%ほどのようです。運用が好調のため、隠れコストは少なくなりそうなイメージですね。
SBI日本高配当の組入れ銘柄について
それでは、SBI日本高配当の中身について見ていきます。6月末時点です。
今回もたくさん銘柄入れ替えを行ったようです。表の一番左の列の背景が赤くなっているのが、新加入銘柄です。
新加入銘柄はSANKYO、アドバンテスト、ディスコ、UTグループ、SCREENホールディングス、川崎汽船、SUBARU、MIXI、アダストリア、ファーストリテイリング、レーザーテック、アステラス製薬です。12銘柄のようです。
右から3列目の赤字が、新加入で配当利回りが低い銘柄です。結構多いですね。アドバンテスト、ディスコ、レーザーテックは半導体関連で、配当利回り1倍を切っています。
先月と比較する
1カ月前の5月末と、6月末の比較です。
配当利回りが3.73%だったのが、3.53%まで下がっています。配当利回りの低い半導体関連銘柄などが新加入したためですね。
ファンドの分配金利回りは?
最初に紹介した今回7月分配金のリリースを確認しましょう。
今回の分配金を基準価額から計算すると分配金利回りは4.59%です。
組入れ銘柄の加重平均から算出した分配金利回りは3.53%でした。1%ほど差がありますね。次回以降の分配金はどちらに近づくのでしょうか?
業種はどのように変化したか?
業種比較を見てみましょう。左側が5月末、右側が6月末です。
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増えた業種は、電気機器が2.44%の17位から、7.60%の3位になりました。電気機器は半導体関連のアドバンテスト、SCREENホールディングス、レーザーテックが新加入したためですね。1カ月前には東京エレクトロンが新加入していました。
また、機械が1.62%の23位から、5.70%で7位に増えました。機械は半導体製造装置メーカーのディスコ、パチンコ・メーカーのSANKYOが新加入したからです。パチンコ・パチスロ機器には多くの電子部品や半導体が組み込まれています。
そんなわけで、SBI日本高配当は、SBI日本高配当半導体ファンドになりつつあります。
SBI日本高配当がこれらの半導体関連銘柄を新加入させた理由は、成長性と安定性のバランス、業界の好調、ポートフォリオの多様化、長期的な配当成長の期待、そしてESGやテクノロジートレンドへの対応など、多岐にわたる意図が考えられます。これにより、投資信託全体のパフォーマンス向上とリスク分散を図っていると考えられます。
半導体ファンドと比較する
ちなみに、こちらはグローバルXのETF【2644】(グローバルX 半導体関連-日本株式 ETF)の上位15銘柄。半導体関連企業を時価総額加重平均で組み入れたETFです。
赤い矢印がSBI日本高配当にも入っている銘柄です。上位6銘柄中5銘柄入っていますね。
日本株高配当ファンドを比較
ここからは、日本株を対象とした高配当ETFと投資信託の銘柄入れ替えについてです。
一番左がSBI日本高配当です。先ほどまで紹介した投資信託です。
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その隣は、日経平均高配当利回り株ファンドです。これも投資信託です。つみたて投資枠で購入可能です。日経平均225社の中から、基本的に配当利回りの高い30銘柄を集めたものです。アクティブファンドですが、日経平均高配当株30指数に連動しているようなイメージです。
そして右の2つが、日経平均高配当株50指数に連動しています。日経平均225社の中から、基本的に配当利回りの高い50銘柄を集めたものです。
投資信託「トレーサーズ高配当50」と、ETFの1489(NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信)はベンチマークが同じです。トレーサーズの投資信託は今年の1月に設定されたばかりです。信託報酬が年0.1%ほどとかなり低いです。
日経平均高配当利回り株ファンドは6月と12月に銘柄入れ替えを行います。
日経平均高配当株50指数は6月末に銘柄入れ替えを行います。
どちらも、銘柄入れ替えが行われた直後ということです。この2つの銘柄入れ替えについて見ていきましょう。
日経平均高配当利回り株ファンドの銘柄入れ替えについて
日経平均高配当利回り株ファンドの銘柄入れ替えについて見ていきましょう。
左が銘柄入れ替え直前の2024年5月末、右が銘柄入れ替え直後の2024年6月末です。
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右の表の一番左の背景ピンク色が新加入銘柄です。30銘柄中11銘柄なので、約1/3も入れ替わりました。多いですね。
左の表の一番左の背景灰色が除外銘柄です。上位10銘柄が結構除外されています。
銘柄の組み入れ比率は流動性を加味して決めるので、だいたい時価総額の大きい順に並んでいます。時価総額の大きいほど、背景の青色が濃くなっています。銘柄入れ替え前に比べて、超大型企業が少し減りました。
一番右端は、銘柄入れ替え前の組入れ順位です。上位10銘柄は結構変わりました。小松製作所、日産自動車などが新加入でトップ10入りです。
新加入と除外銘柄は?
上が新加入銘柄、下が除外銘柄です。どちらも11銘柄です。
銀行業が3銘柄除外されています。三井住友、みずほのメガバンクが除外されました。三菱UFJは元からいないので、三大メガバンクが消滅したことになります。
新加入銘柄は輸送用機器、機械、電気機器が2銘柄ずつ入りました。
業種はどう変化したか?
銘柄入れ替え前後の業種の変化です。
入れ替え前は銀行業が18.1%と首位でしたが、9位の3.7%まで減りました。
輸送用機器が5位の7.7%から、首位の18.6%に増えました。
他に目立ったところでは、6位だった卸売業がトップ10から消えて、機械が4位にランクインしました。
1489(NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信)の銘柄入れ替えについて
1489(NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信)の銘柄入れ替えについて見ていきましょう。
左が銘柄入れ替え直前の2024年5月末、右が銘柄入れ替え直後の2024年6月末です。
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右の表の一番左の背景ピンク色が新加入銘柄です。50銘柄中9銘柄が新加入です。左の表の一番左の背景灰色が除外銘柄です。
銘柄の組み入れ比率は流動性や配当利回りなどで決めるので、だいたい時価総額が大きく、配当利回りの高い順に並んでいます。
一番右端は、銘柄入れ替え前の組入れ順位です。上位10銘柄は結構変わりました。アステラス製薬、本田技研工業、日産自動車などが新加入でほぼトップ10入りです。
新加入と除外銘柄は?
上が新加入銘柄、下が除外銘柄です。
新加入は9銘柄。すでに除外されていたのが2銘柄、今回の銘柄入れ替えで除外されたのが7銘柄です。
銀行業が4銘柄除外されており、証券・商品先物取引業が2銘柄除外です。金融関連が6銘柄除外というわけですね。
あと商社の三井物産も除外されました。株価が上がりすぎたためですね。
新加入銘柄は輸送用機器、機械、電気機器が2銘柄ずつ入りました。1つ前の日経平均高配当利回り株ファンドと同じです。
業種はどう変化したか?
銘柄入れ替え前後の業種の変化です。
入れ替え前は首位の銀行業が17.2%でしたが、10.5%まで減りました。
4位の卸売業が、6位以下に減りました。輸送用機器は8.3%の3位に浮上しています。
日経平均高配当利回り株ファンドが、6月末に銘柄入れ替えを実施しました。高配当ETFの1489、投資信託のSBI日本高配当と比較します。
日経平均高配当利回り株ファンドと1489(NEXT FUNDS日経平均高配当株50指数連動型上場投信)の除外と新加入
2つのファンドの除外と新加入の共通点を見てみましょう。左が日経平均高配当利回り株ファンド。右が1489(NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信)です。
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新加入に業種の電気機器、輸送用機器、機械が2つずつというのが同じです。
電気機器の新加入はどちらもアルプスアルパイン、カシオ計算機が同じです。
輸送用機器は日産自動車、機械は日立建機が同じですね。さらに、建設業の大林組も共通しています。
除外銘柄はどちらも銀行業が多いですね。卸売業、石油・石炭製品が1つずつ除外されているのも同じです。
コンセプトが日経平均225社の中から、基本的に配当利回り上位30銘柄と50銘柄のため、除外や新加入銘柄も似るわけですね。
日経平均高配当利回り株ファンドと1489の銘柄比較
日経平均高配当利回り株ファンドと【1489】の銘柄比較です。
左の表が日経平均高配当利回り株ファンドで全30銘柄、右の表が【1489】で上位30銘柄です。
左の表の右端に、日経平均高配当利回り株ファンドの順位と比率、その隣は【1489】の順位と比率です。背景の青い色が濃いほど、比率が高いです。背景ピンク色は新加入銘柄です。
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かなり重複しています。日経平均高配当利回り株ファンドに入っていて、【1489】に入っていないのは3銘柄だけです。小松製作所、マツダ、王子ホールディングスです。
ただし、上位銘柄の順位は少し異なっています。
上位の業種を見ると、鉄鋼、医薬品、輸送用機器が多いですね。鉄鋼大手三社の日本製鉄、JFEホールディングス、神戸製鋼所はどちらのファンドにも上位にいます。輸送用機器は日産自動車と本田技研がどちらも上位。医薬品は武田薬品とアステラス製薬がどちらも上位ですね。
業種を比較する
日経平均高配当利回り株ファンドと【1489】の上位業種比較です。
鉄鋼はどちらも2位。輸送用機器は日経平均高配当利回り株ファンドが1位で、【1489】が3位。保険業は5位と4位。結構似ていますね。
銀行業は【1489】が1位ですが、日経平均高配当利回り株ファンドは9位と低いです。
SBI日本高配当も追加して比較
それでは、SBI日本高配当も追加して組入れ銘柄を見てみましょう。
日経平均高配当利回り株ファンド組入れ銘柄は、【1489】とSBI日本高配当上位30銘柄にどのくらい入っているかという比較です。
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日経平均高配当利回り株ファンドと【1489】は、組入れ銘柄が似ていますが、SBI日本高配当はそれほど似ていないですね。
3つのファンドでいずれも上位に入っているのはMS&ADインシュアランス【8725】、ソフトバンク【9434】、日本たばこ産業【2914】などです。
SBI日本高配当、日経平均高配当利回り株ファンド、1489のリターンを比較
それではリターンを比較します。対象はSBI日本高配当、日経平均高配当利回り株ファンド、【1489】、高配当ETFの【1698】、TOPIXの【1306】です。まずはSBI日本高配当が設定された2023年12月12日から2024年7月9日までの比較。約7カ月です。
青い棒グラフが基準価額、赤い棒グラフが分配金を再投資した基準価額の成績、トータルリターンです。
トータルリターンが最も優れているのは【1489】で29.0%、2番手はTOPIXの【1306】と日経平均高配当利回り株ファンドで24%台。
SBI日本高配当は4番手で23.0%ですが、TOPIX【1306】とほぼ同じです。
トレイサーズの高配当50を追加して比較する
続いて、トレイサーズの高配当50(トレイサーズ日経平均高配当株50インデックス(奇数月分配型))が誕生した2024年1月31日から2024年7月9日までを比較します。約5カ月強です。
トータルリターンが最も優れているのはトレイサーズの高配当50で17.7%、2番手は【1489】で15.8%です。この二つはベンチマークが同じですが、ややトレイサーズの高配当50が優勢ですね。
3番手はTOPIXの【1306】で14.8%です。
SBI日本高配当のリターンは11.0%で、この期間は良くないですね。SBI日本高配当は最初の2カ月、12月と1月はまずまず好調でしたが、2月以降のリターンは今ひとつということですね。
最近、大幅に銘柄を入れ替えているのは、リターンが芳しくないからなのかもしれません。配当利回りの低い半導体関連銘柄を大量に新規購入させて、リターンの向上を狙っているのかもしれないですね。
1489(NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信)の直近分配金は5円
最後は、1489(NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信)の分配金についてです。
直近2024年7月の分配金は5円で、前年同期と比べて44.2%増でした。
分配金の推移は2018から2021年にかけては横ばいでしたが、2022年に一気に増えました。年間単位では前年の2021年よりも52%増。
その後の2023年と、今年の2024年の分配金は横ばいです。今回の銘柄入れ替えでどのようになるでしょうか。
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まとめ
SBI日本高配当の7月分配金は前回と同じ140円。組入れ銘柄の配当月からすると、今回の分配金は少なくなるはずでしたが、好調でした。
その理由としては、分配準備積立金を使用した可能性があります。SBI日本高配当は、設定から半年ほどで純資産が800億円に達するほど好調なため、この分配準備積立金が増加した可能性が考えられます。
SBI日本高配当の最新銘柄は、半導体関連の配当利回りの低い銘柄が増えました。アドバンテスト、ディスコ、レーザーテック、SCREENホールディングス、東京エレクトロンなどです。これにより、投資信託全体のパフォーマンス向上を狙っていると思われます。
日経平均高配当利回り株ファンドと【1489】が銘柄入れ替えを実施しました。日経平均225社の中から、配当利回りの高い30銘柄や50銘柄が対象のファンドです。
共通の傾向としては、電気機器、輸送用機器、機械などが新加入。そして銀行が減りました。
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トータルリターンは【1489】やトレイサーズの高配当50が素晴らしく、SBI日本高配当はやや劣っています。今後、どうなるでしょうか。
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