米国連続増配当ETF【VIG】の2021年6月末のデータが更新したのでまとめてみた

バンガード社のバンガード・米国連続増配ETF【VIG】の2021年6月のデータが更新されたのでまとめます。

2021年7月19日の終値は155.03ドル、過去1年の分配金額は2.410ドルなので、過去1年間の分配金額から算出すると、利回りは1.55%になります。

※このページでの利回りは過去1年間の分配金をもとに計算します。

スポンサーリンク

基本情報を確認しよう

【VIG】は財務が健全で10年以上連続して増配の実績がある銘柄を、時価総額加重平均方式で組み入れています。ベンチマークは、NASDAQ US ディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックス。

【VIG】と連続増配ETF【SDY】、配当成長ETF【DGRW】、高配当ETF【VYM】を比較します。

【VIG】の利回りはそれほど高くないですね。運用総額は6.6兆円とかなり売れています。

 

スポンサーリンク

【VIG】のセクター別のファンド構成比は?

【VIG】に組み込まれている銘柄のセクター別の組込比率です。バンガードの公式サイトではICB(Industry Classification Benchmark)で分類されていますので、これをGICS(Global Industry Classification Standard)に変換しました。

情報技術の割合が最も多く、資本財、ヘルスケア、生活必需品、金融と続いています。資本財セクターが多いのが特徴ですね。

 

スポンサーリンク

【VIG】の上位組込銘柄はどんな会社か?

【VIG】の組込比率1%以上の上位33銘柄です。ベンチマークは、NASDAQ USディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックス。上位33銘柄で全体の約64%を占めており、それなりに集中投資と言えそうです。上位組込銘柄のセクターのバランスはいいですね。ちなみに構成銘柄数は全部で247です。

組込順位や構成比は2021年6月末日、時価総額や配当利回りは7月19日のデータです。

 

スポンサーリンク

上位組込銘柄の推移は?

2020年4月以降の組込比率1%以上銘柄の推移です。1カ月前との比較では、マイクロソフト【MSFT】が比率を上げて首位になり、JPモルガン・チェース【JPM】が2位に落ちました。最近4カ月連続でこの両銘柄の順位が入れ替わっています。3月に銘柄の組み換えをしましたので、太い線を入れておきました。

 

スポンサーリンク

【VIG】上位20銘柄は主要ETFには組み込まれているのか?

【VIG】の組込比率上位20銘柄は、他のETFにどのくらいの割合で組み込まれているのでしょうか? 高配当【SPYD】【HDV】【DVY】【VYM】、連続増配【SDY】【VIG】、市場全体【DIA】【VOO】【VTI】、ハイテク・グロース系【QQQ】【VUG】【VGT】の主要12ETFへの組込比率(%)をまとめました。

背景色のオレンジ色が濃いほど、組込比率が高いことを意味しています。

【VIG】の組込上位10銘柄中9銘柄が【DIA】にも含まれています。財務が健全な銘柄の集まりという意味では、この2つのETFは似ています。【VIG】の上位20銘柄は【VYM】には12銘柄、【HDV】には8銘柄が含まれています。

【VIG】との重複率は【SPYD】が1%、【HDV】23%、【DVY】9%、【VYM】49%、【SDY】23%、【DIA】34%【VOO】33%、【VTI】29%、【VUG】22%、【QQQ】17%、【VGT】19%です。【VIG】は【VYM】や【DIA】と結構似ています。そして連続増配の【SDY】とはそれほど似ていませんね。

※組込比率は、バンガード社のETFは2021年6月末、その他のETFは7月16日のデータをもとにしています。【DIA】は株価の高い銘柄が比率が高くなり、【SPYD】は均等平均加重組入なので、これらのETFの組込比率はあまり重要ではありません。

主要ETFの並び順は基本的に左端が最も利回りが高く、右に行くにつれて下がっていきます。ただし、【VGT】は少し毛色が異なるセクターETFなので、右端にしました。主要ETFのティッカー・コードの下の数字は7月20日の利回り(%)です。

 

スポンサーリンク

【VIG】の過去の分配金と増配率は?

【VIG】が設定されたのは2006年4月です。過去の分配金の一覧です。下の表の一番右側の「過去1年分配金額の対前年同期増減率」は2011年以降、ほとんどがプラスです。安定して増配しているETFだといえます。

※背景がになっているのが減配です

【VIG】の期別分配金は?

2021年6月の分配金は前年の同期よりも12%増えました。2020、2021年は分配金が伸び悩んでいるETFが結構ありますが、【VIG】は強いですね。

 

【VIG】の年間分配金額と年間増配率は?

【VIG】の分配金を1年ごとにまとめてグラフ化しました。最近の年間増配率は5%強ぐらいで推移しています。

【VIG】の分配金額を棒グラフで確認しよう

期ごとの分配金額を株価と比較したものです。デコボコしていますが、順調に伸びています。6月と12月の分配金が多い傾向ですね。

【VIG】の過去1年分配金額を棒グラフで確認しよう

過去1年分配金額と株価と比較しました。過去1年分配金額の伸びと株価の動きは、結構程度連動しています。

 

スポンサーリンク

2020年以降の利回りは?

2020年以降の【VIG】の株価と利回りを見てみましょう。過去1年の年間分配金額から算出しました。青線が株価(左軸)で、赤線が利回り(右軸)です。2020年の年初は利回りは1.7%前後で推移していましたが、2月半ば以降は株価が下がったため、3月23日には利回りが約2.4%まで上昇しました。現在の株価はコロナ・ショック以前を大きく上回り、利回りは1.55%です。

 

スポンサーリンク

現在の【VIG】の株価と利回りの関係は?

年間分配金額が現在と同じく2.410ドルで変わらなかったら、利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間分配金額が現在と同じ2.410ドルが続いた場合の、利回りと株価の相関図です。利回りを0.1%ごとに株価を出しました。今後【VIG】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。

 

スポンサーリンク

【VIG】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去に【VIG】を買った場合、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から5年前までの株価、利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、ややアバウトです。

2021年7月19日の終値は155.03ドル、過去1年の分配金額は2.410ドルなので、現在の利回りは1.55%です。過去5年の平均利回りは約1.9%なので、今は少し割高です。過去5年で株価は右肩上がりで、増配もしていますので、早い時期に買った方がYOCは上がります。2016年10月に買っていたら、現在YOCは約2.9%になっていました。

 

スポンサーリンク

ライバルETFとトータルリターンを比較する

連続増配ETF【SDY】、高配当ETF【VYM】、S&P500ETF【VOO】とトータルリターンを比較します。PORTFOLIO VISUALIZERを使って、2011年7月から2021年6月までの10年間を比べます。

2011年7月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合、2021年6月には【VOO】が3万9700ドル、【VIG】が3万3900ドル、【SDY】は3万2800ドル、【VYM】は3万1800ドルになっていました。【VOO】がやや優勢です。

年次リターン

1年ごとのリターンを比較しました。【VIG】は2018年のように相場が軟調の時は底堅いです。2020年のコロナ・ショックでもなかなかの強さを見せました。

過去のトータルリターン

過去3カ月、1、3、5、10年の年平均トータルリターンは以下の通りです。3年以上のリターンでは【VOO】と【VIG】がやや優勢です。過去10年のリターン(年平均)は【VOO】が14.8%、【VIG】が13.0%、【SDY】は12.6%、【VYM】は12.3%でした。

 

過去の分配金はどのくらいか?

2011年7月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合の年間でもらえる分配金の推移です。分配金は再投資します。税金は考慮しません。

10年間の分配金の合計は【SDY】が6800ドル、【VYM】が5900ドル、【VOO】が3800ドル、【VIG】が3600ドルでした。

 

スポンサーリンク

【VIG】の今後の分配金予想は?

現在の過去1年分配金額(2.41ドル)と1、3、5、10年前の同時期の過去1年分配金額(2.2254ドル、1.9385ドル、1.774ドル、1.128ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の分配金とYOCを予想します。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの利回りのことです。【VIG】株を2021年7月19日の終値155.03ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。

購入金額は1万ドルにします。そうすると、年間分配金額から利回り(YOC)が一瞬で計算できます。たとえば、年間分配金額が300ドルなら利回り(YOC)は3.0%、年間分配金777ドルなら利回り(YOC)は7.77%になります。

年間増配率は過去1年が8.3%、過去3年が7.5%、過去5年が6.3%、過去10年が7.9%でした。現在の利回りは1.55%です。

分配金を再投資しない場合

まずは分配金を再投資しないケースを見てみましょう。税金は考慮しません。現在の利回りが1.60%なので、年間分配金額は160ドルです。

もっとも増配率の低い過去5年のペースだと5年目の分配金額は199ドル、10年目の分配金額は270ドルになります。もっとも成績の良い過去1年の増配率を当てはめると5年目の分配金額は214ドル、10年目の分配金額は318ドルになりそうです。分配金額318ドルはYOC(購入額に対する利回り)3.18%です。

 

分配金を再投資する場合

つぎに分配金を年1回再投資するケースを見てみましょう。税金は考慮しません。再投資する場合の分配金額は、現在と10年前の株価を比較して年平均騰落率を計算し、それを使って調整します。

もっとも増配率の低い過去5年のペースだと5年目の分配金額は211ドル、10年目の分配金額は316ドルになります。もっとも成績の良い過去1年の増配率を当てはめると5年目の分配金額は228ドル、10年目の分配金額は379ドルになりそうです。分配金額379ドルはYOC(購入額に対する利回り)3.79%です。

 

分配金を再投資する場合(税引き後)

最後に分配金を再投資するケースで、税金を引いた額で計算してみましょう。分配金は28%の税金を引いた72%で計算します。1年目は155ドルではなく、税引き後の112ドルになります。

もっとも増配率の低い過去5年のペースだと5年目の分配金額は149ドル、10年目の分配金額は218ドルになります。もっとも成績の良い過去1年の増配率を当てはめると5年目の分配金額は161ドル、10年目の分配金額は260ドルになりそうです。分配金額260ドルはYOC(購入額に対する利回り)2.60%です。

【VIG】は増配率は安定して高いですが、現在の利回りが低く、株価の上昇率が高いため、YOCはあまり上がらない結果になりました。

 

スポンサーリンク

まとめ

【VIG】は欠点の少ないETFです。利回りは低いですが、着実に増配しています。長期保有向きですね。

なお、次回の分配金は2021年9月20日が権利落ち予定日なので、その前日までに購入すれば分配金をもらえます。

 

マネックス証券では「米国株定期買付応援キャンペーン」を開始。SPYD、VYM、QQQ、VIG、HDV、PFF、BND、VWO、AGG、QYLDの買い付け手数料が実質無料になりました。2020年9月30日までの期間限定です。
細かく説明した記事はこちら

 

マネックス証券の口座開設はこちらから↓
マネックス証券

 

 

 

 

こちらのランキングに参加しております。応援クリックお願いします
 にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

個人投資家のブログをまとめたサイトです。素晴らしい記事がたくさんあります。

VIG
スポンサーリンク
たかにんをフォローする
たかにんの米国株投資術