世界の高配当リートETF【SRET】(グローバルX スーパーディビィデンド-世界リート ETF)が2021年9月分配金を発表。0.05ドルで7カ月連続変化なし

グローバルX社のグローバルX スーパーディビィデンド-世界リート ETF【SRET】が2021年9月2日に分配金を発表しました。0.05ドルです。先月と同じです。これで7カ月連続で分配金の変化はありません。

2021年9月3日の終値は9.95ドル、直近の分配金を1年分に換算すると0.6ドルなので、利回りは6.03%になります。

※このページでの利回りは直近の分配金を1年分に換算して計算します。

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基本情報を確認しよう

下の表は、米国を中心とした世界のREIT・ETFの比較です。対象は【SRET】が世界の高配当、【RWX】が米国を除く世界、【IFGL】は米国以外の先進国、【IYR】【RWR】が米国、【XLRE】は米国のS&P500です。

利回りは【SRET】が飛び抜けています。年4回分配金を支払うETFの利回りは過去1年、毎月分配型は直近の分配金をベースに利回りを算出したものを目安にするといいでしょう。背景に色をつけました。

利回り(過去1年)は過去1年の分配金から算出したものです。

利回り(直近)は直近の分配金が今度1年続いたものとして算出しました

 

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【SRET】の中身はどうやって選ぶのか?

【SRET】は世界中のREITが投資対象です。ベンチマークは、ソラクティブ・グローバル・スーパーディビィデンド®・REIT・インデックス。時価総額1億ドル以上、過去3カ月の平均売買代⾦500万ドル以上、配当⾒通しが安定的という3つの条件に合う銘柄を抽出します。

その中から利回りの高い60銘柄をピックアップして、過去90⽇間のボラティリティの低い30銘柄に絞ります。

年1回(1月)に銘柄入れ替えとリバランスを行います。年3回(4、7、10月)不適格銘柄の入れ替えを実施します。

 

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【SRET】の国別の比率は?

【SRET】に組み込まれている国ごとの組込比率です。米国が最多で70%。以下、カナダ、オーストラリア、シンガポール、メキシコと続いています。

 

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【SRET】の業種比率は?

【SRET】に組み込まれている業種比率です。モーゲージが32%でトップです。2021年4月末時点との比較では、住宅やホテル/リゾートがなくなり、商業施設(小売り)が新たに増えました。

 

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【SRET】の上位組込銘柄は?

【SRET】にはどんな銘柄が組み込まれているのでしょうか? 下の表は組込上位10銘柄の推移です。なじみの薄い銘柄が多いですね。

アイアン・マウンテン【IRM】が今月も首位です。情報管理やデータのストレージ、バックアップ・サービスを提供しており、世界中に顧客がいます。【SPYD】や【SDIV】にも組み込まれており、高配当ETFの常連です。

MGMグロース・プロパティーズ【MGP】は2021年6月の段階では組込比率が13位だったで、今回は5位まで順位を上げました。カジ ノ、ホテル、コンベンション施設、レストラン、商業施設など、娯楽施設を中心に幅広いジャンルを手がけています。高級カジノ・ホテルでおなじみのMGMリゾーツ・インターナショナル【MGM】の関連会社ですね。

 

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【SRET】の全組込銘柄の利回りから実際の分配金を考える

現在の【SRET】の分配金は0.05ドルで、1年に換算すると0.6ドル、2021年9月3日の終値が9.95ドルなので、利回りは6.03%です。

下の表は全組込銘柄の利回りです。組込比率を考慮して計算した【SRET】の利回りは6.66%です。

仮に利回りが6.66%だと、年間分配金額は0.662ドル、1カ月当たりの分配金は0.055ドルになります。現在の1カ月あたりの分配金は0.05ドルなので、もう少し上がってもいいような気はします。

ただし、手数料や諸経費、個別銘柄の取得タイミングなどは考えない、あくまで机上の計算です。

 

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【SRET】の上位組込銘柄はどんな会社か?

【SRET】の組込銘柄は、他のETFにどのくらいの割合で組み込まれているのでしょうか? 【SRET】全30銘柄中、米国株は21銘柄あります。この銘柄が、他のETFにどのくらい組み込まれているのか、まとめました。

対象は米国のリートETF【IYR】【RWR】【XLRE】、不動産セクター率の高いS&P500の高配当銘柄ETF【SPYD】、世界の高配当ETF【SDIV】。背景色のオレンジ色が濃いほど、比率が高いことを意味しています。

21銘柄中【IYR】と【SDIV】が最多9銘柄組み込まれていました。【SDIV】は世界の高配当銘柄が対象で、リート以外も対象ですが、意外な結果でしたね。高利回りのモーゲージが【SRET】と【SDIV】で重複しているケースが目立ちます。

【XLRE】と【SPYD】が少ないのは、この2つのETFはS&P500の大型株が対象だからです。【SRET】は超高配当リートETFという若干無理のある条件なので、大型株のS&P500よりも小規模で利回りの高い銘柄がマイナー銘柄がたくさん組み込まれています。

【SRET】との重複率は【IYR】が6%、【RWR】3%、【XLRE】1%、【SPYD】1%、【SDIV】9%。ちなみに、米国除く世界のリートETF【RWX】が5%、米国除く先進国のリートETF【IFGL】は3%です。いずれのETFともあまり重複していないですね。

※2021年9月3日のデータです

 

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【SRET】の最近の分配金(配当金)は?

2019年以降の【SRET】の分配金です。2020年4月に大幅な減配があり、その後5回も分配金が減りました。

※背景がになっているのが減配です

【SRET】の期別分配金は?

2017年以降の分配金を月別に重ねて棒グラフにしました。12月は2回配当落ちがあり、1月はありません。コロナ・ショックの影響で、2020年4月にかなり減っているのがわかります。2021年3月から7回続けて0.05ドルです。

【SRET】の年間分配金と年間増配率は?

【SRET】の分配金(配当金)を1年ごとにまとめてグラフ化しました。設定されたのが2015年3月で、分配金を支払い始めたのが2015年5月からです。2019年まではほぼ横ばいでしたが、2020年にコロナ・ショックの影響で前年から34%減となりました。

 

【SRET】の分配金と株価の関係は?

【SRET】の分配金と株価はある程度、連動しています。2021年はコロナ・ショックの収束が期待されてか、株価は多少上昇しています。

 

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2020年以降の利回りは?

2020年以降の【SRET】の株価と利回りを見てみましょう。利回りは、直近の分配金を1年分に換算して出しました。青線が株価(左軸)で、赤線が利回り(右軸)です。2020年1月当初の利回りは約7.8%でしたが、2月半ば以降は株価が急落したため、3月24日には利回りが約22%まで上昇しました。その後株価は徐々に回復しましたが、減配が続いたため2021年9月3日の利回りは6.03%です。

 

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【SRET】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去に【SRET】を買った場合、現在の購入単価当たりの分配利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から5年前までの株価、利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、ややアバウトです。

2021年9月3日の終値は9.95ドル、直近の分配金額は0.05ドルなので、現在の利回りは6.03%です。過去5年の平均利回りは約8.1%です。

2020年3月以降は分配金が減り、株価は右肩下がりなので、早い時期に買うとYOCは上がりません。コロナ・ショック時の2020年3月頃に買っていたら、現在YOCは約9.1%になっていました。

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ライバルETFとトータルリターンを比較する

【SRET】とリートETFを比較します。米国を除く世界が対象の【RWX】、米国以外の先進国が対象の【IFGL】、米国が対象の【IYR】とトータルリターンを比較します。【SRET】が設定されたのが2015年3月なので、2015年4月から2021年8月までの6年5カ月間を比べます。PORTFOLIO VISUALIZERを使います。

2015年4月に1万ドル投資して配当を再投資した場合、2021年8月には【IYR】が1万7000ドル、【IFGL】が1万3200ドル、【RWX】が1万2100ドル、【SRET】が1万700ドルになっていました。【SRET】はコロナ・ショック前までは成績がよかったですが、その後の下落率が大きく、回復率も今ひとつですね。

過去のトータルリターン

過去3カ月、1、3、5年の年平均トータルリターンは以下の通りです。コロナショックで株価が大幅に下落したため、【SRET】は過去1年のリターンは抜群です。ただし、過去3年は良くないですね。

過去5年のリターン(年平均)は、【IYR】が9.2%、【IFGL】は5.4%、【RWX】が3.8%、【SRET】は0.8%でした。

危険度はどのくらいか?

ETFの安定度を比べてみましょう。最大ドローダウンは、計測期間における最大下落率です。マイナスの数値が小さいほど最大下落率が低いです。

シャープレシオとは、同じリスクを取った場合のリターンの比較です。「(ファンドのリターン−無リスク資産のリターン)÷標準偏差」の値です。1を超えていれば、優秀です。

ソルティノレシオはシャープレシオの改良版で、相場が軟調の際の成績を示しています。「(ファンドのリターン-無リスク資産のリターン)÷下方偏差」で計算します。1.5を超えていると、素晴らしいです。

【SRET】はいずれの値もよくないですね。とくに最大ドローダウンは悲惨です。

過去の分配金はどのくらいか?

2015年4月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合の6年5カ月間でもらえる分配金の推移です。分配金は再投資します。税金は考慮しません。PORTFOLIO VISUALIZERのデータです。

【SRET】は2019年までは1000ドル前後の分配金を得ていましたが、2020年に減配があったので大きく減らしました。

6年5カ月間の分配金の合計は【SRET】が5300ドル、【IFGL】と【RWX】が3000ドル、【IYR】が2200ドルでした。

 

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【SRET】の今後の分配金予想は?

現在の分配金額(0.05ドル)と1、3、5年前の同時期の分配金額(0.0575ドル、0.0983ドル、0.0935ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の分配金とYOCを予想しました。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの分配金利回りのことです。【SRET】株を2021年9月3日の終値9.95ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。

購入金額は1万ドルにします。そうすると、年間分配金額から利回り(YOC)が一瞬で計算できます。たとえば、年間分配金額が300ドルなら利回り(YOC)は3.0%、年間分配金額777ドルなら利回り(YOC)は7.77%になります。

増配率は過去1年がマイナス13.0%、過去3年がマイナス20.2%、過去5年がマイナス11.8%でした。現在の分配金利回りは6.03%です。比較対象が少ないので、分配金額が変化しなかった場合とも比べます。

分配金を再投資しない場合

まずは配当を再投資しないケースを見てみましょう。税金は考慮しません。現在の利回りが6.03%なので、年間分配額は603ドルです。

もっとも増配率の低い過去3年のペースだと5年目の分配金額は245ドル、10年目の分配金額は79ドルになります。配当金が同じだった場合を当てはめると5年目の分配金額は603ドル、10年目の分配金額は603ドルになりそうです(そりゃ、そうでしょう)。分配金額603ドルはYOC(購入額に対する利回り)6.03%です。

 

分配金を再投資する場合

つぎに分配金を再投資するケースを見てみましょう。税金は考慮しません。再投資する場合の分配金額は、現在と5年前の株価を比較して年平均騰落率を計算し、それを使って調整しています。

もっとも増配率の低い過去3年のペースだと5年目の分配金額は293ドル、10年目の分配金額は103ドルになります。配当金が同じだった場合を当てはめると5年目の分配金額は769ドル、10年目の分配金額は1043ドルになりそうです。分配金額1043ドルはYOC(購入額に対する利回り)10.43%です。

分配金を再投資する場合(税引き後)

最後に分配金を再投資するケースで、税金を引いた額で計算してみましょう。分配金は28%の税金を引いた72%で計算します。1年目は603ドルではなく、税引き後の434ドルからのスタートになります。

もっとも増配率の低い過去3年のペースだと5年目の分配金額は201ドル、10年目の分配金額は69ドルになります。配当金が同じだった場合を当てはめると5年目の分配金額は518ドル、10年目の分配金額は646ドルになりそうです。分配金額646ドルはYOC(購入額に対する利回り)6.46%です。

【SRET】の分配金はこの1年で大幅に減ったので、過去のデータをもとにする将来予想は悲惨な結果になりました。「今後もこれまでと同じように減配が続けば」という仮定なので、あまり当てにはならないと思います。

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まとめ

【SRET】は7回連続で分配金額が同じだったので、そろそろ上昇に転じてもおかしくありませんね。株価は徐々に上がっています。

インカム狙いで超高配当の【SRET】を選ぶか、利回り3%前後で安定感のある【RWR】【IYR】【XLRE】などにするかは、難しいところです。米国以外の【RWX】【IFGL】は難易度が高そうですね。REIT単体だと不安な場合は、REITを多く組み込んでいる高配当ETFの【SDIV】や【SPYD】という選択肢もありますね。

 

 

 

 

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