超高配当REIT・ETF【SRET】(グローバルX スーパーディビィデンド-世界リート ETF)は今が買い時か?

グローバルX社のインカムETFはバラエティに富んでおり、個人投資家に注目されています。今回は、世界の不動産(REIT)高配当30銘柄を集めたグローバルX スーパーディビィデンド-世界リート ETF【SRET】についてまとめます。

 

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基本情報を確認しよう

【SRET】は高利回りでボラティリティの低いREIT30銘柄を集めたものです。ベンチマークは、ソラクティブ・グローバル・スーパーディビィデンド®・REIT・インデックス。通常のREITのほかに、モーゲージREITも含まれています。モーゲージREITとは住宅ローンを担保にした証券に投資して、金利差で利益を狙うものです。リーマンショックを引き落とした一因とも言われています。

下の表は、米国を中心とした世界のREIT・ETFの比較です。利回りは【SRET】が飛び抜けています。

配当利回りは過去1年の分配金の合計から算出しました。【SRET】の2021年3月5日終値は9.19ドル、過去1年の配当金額は0.6905ドルなので、現在の利回りは7.51%です。仮に直近の分配金と同じ額が継続すると考えると1年間で0.6ドルなので、利回りは6.53%です。

 

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【SRET】の国別の比率は?

【SRET】に組み込まれている国ごとの組込比率です。米国が最多で70%。以下、カナダ、オーストラリア、シンガポール、メキシコと続いています。

 

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【SRET】の上位組込銘柄は?

【SRET】にはどんな銘柄が組み込まれているのでしょうか? 下の表は組込上位10銘柄です。なじみの薄い銘柄が多いですね。

アイアン・マウンテン【IRM】が時価総額がもっとも大きいですね。【SPYD】や【DIV】にも組み込まれており、高配当ETFの常連です。テグサス【DXS】はオーストラリアの大手不動産グループで、シドニーやメルボルンなど主要都市でオフィスや産業施設などに投資しています。

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【SRET】の最近の分配金(配当金)は?

2019年以降の【SRET】の分配金(配当金)です。2020年4月に大幅な減配があり、その後5回も前月から配当を減らしました。

※背景がになっているのが減配です

【SRET】の年間分配金(配当額)と年間増配率は?

【SRET】の分配金(配当金)を1年ごとにまとめてグラフ化しました。設定されたのが2015年3月で、分配金を支払い始めたのが2015年5月からです。2019年までは横ばいでしたが、2020年にコロナ・ショックの影響で一気に減りました。

【SRET】の期別分配金(配当金)は?

2017年以降の分配金を月別に重ねて棒グラフにしました。12月は2回配当落ちがあり、1月はありません。コロナ・ショックの影響で、2020年4月にかなり減っているのがわかります。今月(2021年3月)は先月の0.0525ドルから0.05ドルに減りました。

 

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2020年以降の分配金利回りは?

2020年以降の【SRET】の株価と分配金利回りを見てみましょう。利回りは、過去1年の年間配当額から算出しました。青線が株価(左軸)で、赤線が配当利回り(右軸)です。2020年1月当初の分配金利回りは7.8%前後でしたが、2月半ば以降は株価が急落したため、3月24日には利回りが約22%まで上昇しました。その後株価はそれほど回復せず、減配が続いたため2021年3月5日の利回りは7.51%です。

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【SRET】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去に【SRET】を買った場合、現在の購入単価当たりの分配利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から5年前までの株価、利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、ややアバウトです。

2021年3月5日の終値は9.19ドル、過去1年の配当金額は0.6905ドルなので、現在の利回りは7.51%です。過去5年の平均利回りは約8.98%です。2020年3月以降は分配金が減り、株価は右肩下がりなので、早い時期に買うとYOCは上がりません。コロナ・ショック時の2020年3月頃に買っていたら、現在YOCは約10.5%になっていました。

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ライバルETFとトータルリターンを比較する

REITのETF【RWR】【IYR】【XLRE】とトータルリターンを比較します。もっとも後発の【XLRE】が設定されたのが2015年10月なので、2015年11月から2021年2月までの5年4カ月を比べます。

2015年11月に1万ドル投資して配当を再投資した場合、2021年2月には【XLRE】が1万4500ドル、【IYR】が1万3900ドル、【RWR】が1万2100ドル、【SRET】が1万1000ドルになっていました。【SRET】はコロナ・ショック前までは最も成績がよかったですが、その後の下落率や回復率はよくないですね。

 

過去3カ月、1、3、5、5年4カ月の年平均トータルリターンは以下の通りです。【SRET】の過去1年リターンの悪さが目立ちます。全体的には【XLRE】の成績が安定しています。

過去の分配金はどのくらいか?

2015年11月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合の年間でもらえる分配金の推移です。分配金は再投資します。税金は考慮しません。

【SRET】は2019年までは1000ドルを超えるインカムを得ていましたが、2020年に減配があったので大きく減らしました。今後、2019年より前のペースに戻るのか、気になるところです。

 

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【SRET】の今後の分配金予想は?

現在の過去1年分配金額(0.6905ドル)と1、3、5年前の同時期の過去1年分配金額(1.1987ドル、1.2731ドル、1.2733ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の分配金とYOCを予想しました。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの分配金利回りのことです。【SRET】株を2021年3月5日の終値9.19ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。

購入金額は1万ドルにします。そうすると、年間分配金額から利回り(YOC)が一瞬で計算できます。たとえば、年間分配金額が300ドルなら利回り(YOC)は3.0%、年間分配金額777ドルなら利回り(YOC)は7.77%になります。

増配率は過去1年がマイナス42.4%、過去3年がマイナス18.4%、過去5年がマイナス11.5%でした。現在の分配金利回りは7.51%です。

分配金を再投資しない場合

まずは配当を再投資しないケースを見てみましょう。税金は考慮しません。現在の利回りが7.51%なので、年間分配額は751ドルです。

もっとも増配率の低い過去1年のペースだと5年目の分配金額は83ドル、10年目の分配金額は5ドルになります。もっとも成績の良い過去5年の増配率を当てはめると5年目の分配金額は461ドル、10年目の分配金額は250ドルになりそうです。分配金額250ドルはYOC(購入額に対する利回り)2.50%です。

 

分配金を再投資する場合

つぎに分配金を再投資するケースを見てみましょう。税金は考慮しません。再投資する場合の分配金額は、現在と5年前の株価を比較して年平均騰落率を計算し、それを使って調整しています。

もっとも増配率の低い過去1年のペースだと5年目の分配金額は97ドル、10年目の分配金額は6ドルになります。もっとも成績の良い過去5年の増配率を当てはめると5年目分配金額は595ドル、10年目の分配金額は390ドルになりそうです。分配金額390ドルはYOC(購入額に対する利回り)3.90%です。

分配金を再投資する場合(税引き後)

最後に分配金を再投資するケースで、税金を引いた額で計算してみましょう。分配金は28%の税金を引いた72%で計算します。起点となる年は751ドルではなく、税引き後の541ドルからのスタートになります。

もっとも増配率の低い過去1年のペースだと5年目の分配金額は67ドル、10年目の分配金額は4ドルになります。もっとも成績の良い過去5年の増配率を当てはめると5年目の分配金額は400ドル、10年目の分配金額は248ドルになりそうです。分配金額248ドルはYOC(購入額に対する利回り)2.48%です。

【SRET】の分配金はこの1年で大幅に減ったので、過去のデータをもとにする将来予想は悲惨な結果になりました。「今後も過去と同じように減配が続けば」という仮定なので、あまり当てにはならないと思います。

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まとめ

【SRET】の株価は徐々に回復してきたので、そろそろ分配金の減額も下げ止まりそうです。コロナの影響がなくなれば、REIT市場も回復するので、その前に仕込むという手もありですね。

インカム狙いで超高配当の【SRET】を選ぶか、利回り3%前後で安定感のある【RWR】【IYR】【XLRE】などにするかは、難しいところです。REIT単体だと不安な場合は、REITを多く組み込んでいる高配当ETFの【SPYD】などにする方法もありですね。

 

 

 

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