6月は分配金(配当金)の季節です。ボーナスが入ってETFを購入すれば、すぐに分配金が貰える可能性があります。そこで、6月の主要ETFとBDC銘柄の分配金日程をまとめました。利回りの高いもの、運用総額の大きいものが中心です。
主な高配当銘柄の権利落ちは、【HDV】が6月10日(木)、【SPYD】が6月18日(金)、【VYM】が6月21日(月)です。権利落ちの前日までに購入すれば、分配金がもらえます。
主要ETFは【VIG】と【VT】が6月21日(月)、【VTI】は6月24日(木)、【VOO】は掉尾を飾る6月29日(火)です。
6月の主要ETFの分配金(配当金)スケジュール
運用総額が大きく、高利回り、そして日本の証券会社で購入可能なETFを選び、権利落ち日の早い順に並べました。権利落ちの前日までに購入すれば、分配金をもらうことができます。一番上の行をクリックすると、その項目の順番に並び直します。
一番左の「期」は、「毎」が毎月分配型、「4」が四半期型、「2」が半年に一回型です。
「会社」はETFの運用会社で、「V」がバンガード、「B」がブラックロック、「S」がステートストリート、「G」がグローバルX、「W」がウィズダム・ツリー、「A」がアンプリファイ、「I」がインベスコ、「VE」がヴァンエック、「F」がファーストトラストです。
右端の「詳細」をクリックすると、そのETFの詳細ページに移動します。ただし、最新ではなく1カ月前のデータの可能性もあります。
上記以外の分配金(配当金)の日程は?
上記以外のETFの分配金の日程は、以下のリンクから確認してください。公式サイトのpdfが別ウインドウで開きます。「EX」というのが配当落ち日です。
- 手数料の安さで大人気の「バンガード社」のETF分配金日程はこちら
- iシェアーズ・シリーズでおなじみの「ブラックロック社」のETF分配金日程はこちら
- 信頼と実績の「ステートストリート社」のETF分配金日程はこちら
6月の主要ETFの分配金の結果
6月の分配金の結果です。運用会社ごとに並んでいます。先月との比較、1年前の同期との比較があります。債券と超高配当ETFは毎月分配型が多く、増配せずに一定額の分配金が支払うことを目標にしているケースが多いです。なので、先月と比べてマイナスになっていないかがポイントです。
バンガード社ETFの分配金日程はこちら
まずはバンガードです。債券やセクターETFなどの細かく分類されているETFも取り上げました。「種類」の内容は米国が前提です。【VYM】の6月分配金は0.7523ドルで前年同期と比べて10.1%のマイナスでした。【VIG】は0.675ドルで、対前年同期プラス12.4%。【VTI】は0.6753ドルで対前年同期マイナス3.5%。
ブラックロック、ステート・ストリートは?
ETFの世界三強を占めているブラックロック、ステートストリート社の商品です。【HDV】の6月分配金は0.8103ドルで前年同期と比べて7.87%のマイナスでした。【SPYD】は0.3989ドルで、前年同期比9.08%のプラスです。
その他の運用会社の分配金を確認しよう
主要3社以外だと、超高配当ETFが目立ちます。ウィズダムツリー社だけは通常の高配当銘柄ですが、毎月分配型が多いです。ETFではありませんが、高配当ということでBDC銘柄も入れておきました。【QYLD】は0.193932ドルで、先月から12.1%減です。
超高配当ETFのコロナ・ショック後の分配金推移
下のグラフはグローバルX社のETF【QYLD】【PFFD】【SDIV】【DIV】【SRET】【ALTY】とアンプリファイ社の【YYY】の分配金を、2020年2月を100とした場合の推移です。
まとめ
ちょうど1年前はコロナショックの影響で大減配になった米国以外のETFは、今回は好調でした。逆に昨年6月に強さを見せたバンガード社の米国のETFは今ひとつの結果になりました。

