SPDR ブルームバーグ・バークレイズ・ハイ・イールド債券ETF【JNK】の2021年9月の分配金は0.3752ドル

ステートストリート社のSPDR ブルームバーグ・バークレイズ・ハイ・イールド債券ETF【JNK】が2021年8月31日に分配金を発表しました。0.3752ドルです。

1年前の同期の分配金は0.4279ドルだったので、1年前の同期との比較では12.3%の減配です。

先月の分配金は0.3704ドルなので、1.3%の増配です。

利回りを過去1年間の分配金額から算出すると、2021年9月10日の終値は109.71ドル、過去1年の分配金額は4.8601ドルなので、利回りは4.43%になります。

※このページでの利回りは、過去1年間の分配金をもとに計算します。

 

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基本情報を確認しよう

【JNK】は米国のハイイールド社債(ジャンク社債)をまとめたETFです。米ドル建て、投資不適格、償還期間が1~15年の債券が対象です。ベンチマークは、ブルームバーグ・バークレイズ・ハイ・イールド・ベリー・リキッド指数。

ライバルはブラックロック社の【HYG】ですね。運用総額は【JNK】が1.1兆なのに対して、【HYG】は2.2兆円です。

下の表は、日本の証券会社で購入可能な米国ハイイールド社債の代表的ETFです。以前はどの銘柄も利回り5%以上ありましたが、最近は12カ月利回りで4.5%を下回るETFが増えており、直近を1年換算した利回りでは4%前後まで下がっています。

利回り(12カ月)は過去1年の配当から算出したものです。

利回り(直近)は直近の分配金が今度1年続いたものとして算出しました

 

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【JNK】の格付けは?

主要な債券ETFに組み込まれている債券の格付けを比較します。通常「BBB以上」が投資適格と言われ、「BB」以下は投資不適格(ジャンク債・ハイイールド債)と言われます。

【JNK】は「BB」が約50%、「B」が37%、この2つで87%を占めています。ライバルの【JNK】や【SJNK】も似たような比率です。

【YYY】はハイイールド社債を中心に、リスクの高いものを詰め合わせたETFです。利回りが10%弱と高いのですが、経費率も2%を超えており、ユニークなETFです。なお、上のグラフはYahooファイナンスを元に作成しました。

 

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【JNK】の残存期間別構成比率は?

【JNK】の平均残存期間は6.3年です。10年以下がほとんどですね。格付けの低いハイイールド債なので、比較的短めです。

 

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【JNK】に組み込まれている債券の種類?

【JNK】の債券種別比率です。バランスよく、さまざまな分野に分散されています。

 

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【JNK】の最近の分配金(配当金)は?

2016年以降の【JNK】の分配金(配当金)です。背景がの部分が対象月と比較してマイナスという意味です。赤が多く、分配金が減少傾向なのが一目瞭然ですね

【JNK】の期別分配金(配当金)は?

分配金を月別に重ねて棒グラフにしました。12月は2回配当落ちがあり、1月はありません。2021年に入ってからは0.4ドルを切っています。前年の2020年と比較では、かなり減っているのが分かりますね。

【JNK】の年間分配金と年間増配率は?

分配金を1年ごとにまとめました。2008~2010年と比較すると、最近は半分以下ですね。コロナ・ショックのあった2020年は、前年から6.5%減りました。

【JNK】の株価と分配金の関係は?

分配金と株価の比較です。株価は2021年を除いて年末のものです。分配金はかなり減っていますが、株価はほぼ横ばいです。

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2020年以降の分配金利回りは?

2020年以降の【JNK】の株価と分配金利回りを見てみましょう。利回りは、過去1年の年間分配額から算出しました。青線が株価(左軸)で、赤線が配当利回り(右軸)です。2020年1月当初の分配金利回りは5.4%台でしたが、2月半ば以降は株価が急落したため、3月23日には利回りが約7.0%まで上昇しました。その後株価はコロナ・ショック前付近まで回復しましたが、分配金が減ったため2021年9月10日の利回りは4.43%です。

 

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【JNK】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去に【JNK】を買った場合、現在の購入単価当たりの分配利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から5年前までの株価、利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、ややアバウトです。

2021年9月10日の終値は109.71ドル、過去1年の配当金額は4.8601ドルなので、現在の利回りは4.43%です。過去5年の平均利回りは約5.5%です。

株価は横ばいですが、分配金は減少傾向なので、早い時期に買ってもYOCは上がりません。コロナ・ショック時の2020年3月頃に買っていたら、現在YOCは約5.1%になっていました。

 

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ライバルETFとトータルリターンを比較する

ハイイールド債券【HYG】、投資適格社債ETF【LQD】、優先証券【PFF】とトータルリターンを比較します。PORTFOLIO VISUALIZERを使って、2011年9月から2021年8月までの10年間を比べます。

2011年9月に1万ドル投資して配当を再投資した場合、2021年8月には【PFF】が1万8400ドル、【HYG】が1万7300ドル、【JNK】が1万7000ドル、【LQD】が1万6800ドルになっていました。リターンはかなり似ています。【LQD】が最も成績が悪く、意外な結果ですね。

過去のトータルリターン

過去3カ月、1、3、5、10年の年平均トータルリターンです。過去10年のリターン(年平均)は【PFF】が6.3%、【HYG】5.7%、【JNK】5.5%、【LQD】5.4%でした。あまり差はないですが、過去10年では【PFF】、過去3年は【LQD】が優れています。

危険度はどのくらいか?

ETFの安定度を比べてみましょう。最大ドローダウンは、計測期間における最大下落率です。マイナスの数値が小さいほど最大下落率が低いです。

シャープレシオとは、同じリスクを取った場合のリターンの比較です。「(ファンドのリターン−無リスク資産のリターン)÷標準偏差」の値です。1を超えていれば、優秀です。

ソルティノレシオはシャープレシオの改良版で、相場が軟調の際の成績を示しています。「(ファンドのリターン-無リスク資産のリターン)÷下方偏差」で計算します。1.5を超えていると、素晴らしいです。

ハイイールド社債【JNK】【HYG】よりも、投資適格社債【LQD】が優れています。とくに最大ドローダウンやソルティノレシオなど、相場の悪いときの数値が安定しています。

過去の分配金はどのくらいか?

2011年9月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合の年間でもらえる分配金の推移です。分配金は再投資します。税金は考慮しません。

10年間の合計で得られるインカムは【PFF】が7700ドル、【JNK】が7600ドル、【HYG】が7300ドル、【LQD】が4200ドルでした。【JNK】【PFF】【HYG】はほぼ同じですね。

ハイイールド社債や優先証券は、ここ数年分配金が減少傾向です。再投資しても棒グラフが横ばいに推移しているのは、少しずつ分配金が減っていることを現わしています。

 

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【JNK】の今後の分配金予想は?

現在の過去1年分配金額(4.8601ドル)と1、3、5年前の同時期の過去1年分配金額(5.7385ドル、5.8688ドル、6.6668ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の分配金とYOCを予想しました。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの分配金利回りのことです。【JNK】株を2021年9月10日の終値109.71ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。さらに、年間分配金額が同じだった場合も計算します。

購入金額は1万ドルにします。そうすると、年間分配金額から利回り(YOC)が一瞬で計算できます。たとえば、年間分配金額が300ドルなら利回り(YOC)は3.0%、年間分配金額777ドルなら利回り(YOC)は7.77%になります。

増配率は過去1年がマイナス15.3%、過去3年がマイナス6.1%、過去5年がマイナス6.1%でした。現在の分配金利回りは4.43%です。

分配金を再投資しない場合

まずは配当を再投資しないケースを見てみましょう。税金は考慮しません。現在の利回りが4.43%なので、年間分配額は443ドルです。

最も増配率の低い過去1年のペースだと5年目の分配金額は228ドル、10年目の分配金額は99ドルになります。分配金に変化がなかった場合を当てはめると5年目の分配金額は443ドル、10年目の分配金額は443ドルになりそうです。分配金額443ドルはYOC(購入額に対する利回り)4.43%です。

 

分配金を再投資する場合

つぎに分配金を再投資するケースを見てみましょう。税金は考慮しません。再投資する場合の分配金額は、現在と10年前の株価を比較して年平均騰落率を計算し、それを使って調整しています。

最も増配率の低い過去1年のペースだと5年目の分配金額は262ドル、10年目の分配金額は124ドルになります。分配金に変化がなかった場合を当てはめると5年目の分配金額は527ドル、10年目の分配金額は655ドルになりそうです。分配金額655ドルはYOC(購入額に対する利回り)6.55%です。

分配金を再投資する場合(税引き後)

最後に分配金を再投資するケースで、税金を引いた額で計算してみましょう。分配金は28%の税金を引いた72%で計算します。起点となる年は443ドルではなく、税引き後の319ドルからのスタートになります。

最も増配率の低い過去1年のペースだと5年目の分配金額は181ドル、10年目の分配金額は84ドルになります。分配金に変化がなかった場合を当てはめると5年目の分配金額は362ドル、10年目の分配金額は423ドルになりそうです。分配金額423ドルはYOC(購入額に対する利回り)4.23%です。

 

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まとめ

【JNK】の今回の分配金は先月を上回りましたが、昨年と比較するとかなり減っています。株価の値動きは悪くないのですが、手を出しづらい状況です。

 

 

 

 

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