ニューテック・ビジネス・サービシズ【NEWT】が配当を発表。1.051ドル、前期から16.8%増!

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BDC銘柄のニューテック・ビジネス・サービシズ【NEWT】が2021年10月20日に配当を発表しました。前回0.90ドルだった配当が1.051ドルになります。16.8%の増配です。

【NEWT】の2021年10月26日の終値は29.64ドル、過去1年の配当は3.151ドルになる予定で、利回りは10.63%です。

※このページでの利回りは過去1年の配当で計算します

 

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ニューテック【NEWT】はBDCをやめる方向

ニューテック・ビジネス・サービシズ【NEWT】は2021年8月3日、ナショナル・バンク・オブ・ニューヨーク・シティを買収する契約を発表しました。今後6カ月~1年で買収は完了する予定です。

これによりニューテック・ビジネス・サービシズ【NEWT】はBDC銘柄ではなくなり、金融持ち株会社へと転換する予定です。

BDCでなくなると、利益の9割を配当金として支払う必要がなくなるので、2022年以降は配当が大幅に減る可能性があります。

 

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BDCとは?

BDCとは「Business Development Company」の略で、銀行から融資を受けられない新興企業や中小企業の事業開発に金融面を中心にサポートする投資会社です。クローズド・エンド型のファンドであり、ニューヨーク証券取引所ナスダック証券取引所などに上場しています。

新興企業は不安定ですが、成長すると莫大な利益をもたらす可能性があります。創業時のグーグルやアップルなどもBDCから支援を受けていました。

BDCに対する規制は?

BDCは利益の90%以上を配当にあてることで、法人税の免除を受けています。そのため高配当を実現できるので、インカム投資家に人気です。REITと似ていますね。

また、資産の70%を法律で定められた適格投資対象にすること、1銘柄当たりの構成比率を全体の25%以下に抑えることなどが定められています。

 

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BDCにはどんな銘柄があるのか?

下の表はBDC銘柄の中から規模の大きいものを選びました。ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】は中小企業やIT関連を中心に投資をしています。

DEレシオは自己資本に対する負債額を示すもので、財務の健全性を測る指標です。BDCの場合は、自己資本の2倍まで借り入れることが可能です。つまり2倍までならレバレッジをかけて商売できるという意味です。ここに挙げた大手BDCは、1倍前後なので、健全といえます。

NAV倍率は資本に対して株価が割高か割安かを示す値です。1より高いと割高になります。エイリス・キャピタル【ARCC】以外は人気が過熱気味ですね。

配当利回り(過去1年)は過去1年の配当から算出したものです。特別配当も込みです

配当利回り(直近)は直近の配当が今度1年続いたものとして算出しました。特別配当は含めていません

 


日本の証券会社ではBDC銘柄の取り扱いをやめてしまいました。「IG証券」などの海外証券会社なら購入可能です。


 

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どんな会社なのか

ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】は1998年に設立し、2000年にNASDAQ市場に上場しました。

内部管理されたビジネス・デベロップメント・カンパニー(BDC)として運営されているため、管理手数料が安くて優良BDCと言えます。

中小企業市場に幅広いビジネスおよび金融ソリューションを提供しています。資金調達を中心に、収益の増加、コストの削減、リスクの最小化などの分野で、これまでに10万社以上の企業を支援してきました。

ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】とそのポートフォリオ会社の製品とサービスは以下の通りです。ビジネス・レンディング、SBAレンディング・ソリューション、電子決済処理、テクノロジー・ソリューション(クラウド・コンピューティング、データ・バックアップ、ストレージ&リトリーブ、ITコンサルティング)、eコマース、売掛債権ファイナンスと在庫ファイナンス、保険ソリューション、ウェブ・サービス、給与・福利厚生ソリューション。

 

 

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業績と予想

楽天証券のデータです。2021年と2022年はコンセンサスの予想です。コロナ・ショックのあった2020年は堅調でした。予想では2021、2022年の当期利益が爆上げしていますね。ただし、2022年の売上予想は芳しくないですね。

EPSも2021年はかなり好調と予想していますが、翌2022年は減る見通しです。

 

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ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】の過去の配当、年間増配率

ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】は、四半期ごとに配当を支払っています。次回の配当落ちは12月17です。

背景が黄色の部分は通常の配当のほかに特別配当が支払われた期です。2015年12月に2.69ドルも特別配当を出しました。

ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】の期別の配当は?

下のグラフは期別の配当です。基本的に配当落ちの月を基準にしています。2015年11月に2.69ドルという大きな特別配当がありました。期ごとにバラバラですが、少しずつ増えていっています。

ニューテック・ビジネス・サービシズ【NEWT】のCEO・Sloane氏は、2021年8月上旬に2021年は1株あたり年間配当3.00~3.30ドルを予定通りに支払うとアナウンスしました。

その後の配当は、第3四半期は0.90ドル、今回の第4四半期が1.051ドルだったので、年間3.151ドルになりました。

ちなみに、2022年の第1四半期の配当は0.652ドルの見通しのようです。今回の1.05ドルに比べると大幅に減りますが、前年の第一四半期(3月)は0.5ドルだったので、そことの比較では大幅増の予定です。

ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】の年間配当額は?

ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】の配当金と増配率を1年ごとにまとめてグラフ化しました。2021年の配当は前年の約1.5倍になりました。

ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】の年間増配率は?

年間増配率は2017年以降は着実に増えています。

ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】の株価と配当の関係は?

下のグラフは株価と配当の比較です。株価は2021年を除いて年末のものです。株価はコロナ・ショック後に急激に伸びましたが、BDCから銀行への転換の発表後は伸び悩んでいます。

 

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最近のニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】の株価と配当利回りは?

2020年1月以降のニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】の株価と配当利回りを見てみましょう。青線が株価(左軸)で、赤線が配当利回り(右軸)です。2020年の年初の配当利回りは10%弱でしたが、2月半ば以降は急降下したため、3月23日に約22.5%まで上がりました。

その後、2020年12月頃から株価は急上昇し、2021年5月後半には利回りが6%台になりました。2021年8月にはBDCをやめる報道が出て株価は急落し、大幅に増配されたことも重なり、現在の利回りは10.63%と高水準です。

 

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現在のニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】の株価と配当利回りの関係は?

年間配当額が現在と同じだったら、株価によって配当利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間配当額が現在と同じ3.151ドルが続いた場合の、配当利回りと株価の相関図です。配当利回りを0.5%ごとに株価を出しました。今後、ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。

 

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過去の利回り、株価、YOCは?

過去にニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】を買った場合、現在の購入単価当たりの配当利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から約7年前までの株価、配当利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、少しアバウトです。

下のグラフの黄色の線が、過去に買った場合の、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)です。この線が左肩上がりの場合は、株価好調&増配傾向にあるといえます。

2021年10月26日の終値は29.64ドル、年間の予想配当金額は3.151ドルなので、現在の配当利回りは10.63%です。過去6年10カ月の平均配当利回りは約10.5%です。

長期で見ると株価は右肩上がりなので、早い時期に買うとYOCは上がります。2016年2月頃に買っていたら、現在YOCは約30.0%になっていました。

なお、2015年12月の特別配当2.69ドルは除外して計算しました。

 

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競合銘柄とトータルリターンを比較する

ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】と主要BDC銘柄のエイリス・キャピタル【ARCC】、メイン・ストリート・キャピタル【MAIN】、ハリーキューズ・キャピタル【HTGC】と比較します。PORTFOLIO VISUALIZERを使って、2011年10月から2021年9月までの10年間を比べます。

2011年10月に1万ドル投資して配当を再投資した場合、2021年9月には【NEWT】が9万6500ドル、【HTGC】が5万100ドル、【MAIN】が5万ドル、【ARCC】が3万8000ドルになっていました。【NEWT】は圧倒的な伸びでしたが、BDCをやめる発表をした2021年8月に失速しました。

過去のトータルリターン

過去3カ月、1、3、5、10年の年平均トータルリターンは以下の通りです。過去10年のリターン(年平均)は【NEWT】が25.5%、【HTGC】と【MAIN】が17.5%、【ARCC】が14.3%でした。ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】は過去3年や5年でも20%を超えていますが、過去3カ月はマイナス18%です。

危険度はどのくらいか?

ETFの安定度を比べてみましょう。最大ドローダウンは、計測期間における最大下落率です。マイナスの数値が小さいほど最大下落率が低いです。

シャープレシオとは、同じリスクを取った場合のリターンの比較です。「(ファンドのリターン−無リスク資産のリターン)÷標準偏差」の値です。1を超えていれば、優秀です。

ソルティノレシオはシャープレシオの改良版で、相場が軟調の際の成績を示しています。「(ファンドのリターン-無リスク資産のリターン)÷下方偏差」で計算します。1.5を超えていると、素晴らしいです。

【NEWT】はBDCの中では最大ドローダウン値はいいほうです。シャープレシオとソルティノレシオも悪くないですね

過去の分配金はどのくらいか?

過去10年間の配当金の推移を見ようと思ったのですが、【NEWT】は2015年から支払い始めたのと、2015年の特別配当金が多すぎるので、過去5年で検証します。

2016年8月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合の年間にもらえる分配金の推移です。分配金は再投資します。税金は考慮しません。PORTFOLIO VISUALIZERのデータです。

5年間の配当金の合計は【NEWT】が9200ドル、【ARCC】が6400ドル、【HTGC】が6300ドル、【MAIN】が4700ドルでした。

【NEWT】は年平均だと2000ドル弱、YOCが20%。素晴らしいですね。

 

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ニューテック・ビジネス・サービシズ【NEWT】の今後のYOC予想は?

現在の年間配当金額(3.151ドル)と1、3、5年前の同時期の配当金額(2.05ドル、1.80ドル、1.53ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の分配金とYOCを予想しました。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの利回りのことです。【NEWT】株を2021年10月26日の終値29.64で買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。

増配率は過去1年が53.7%、過去3年が21.9%、過去5年が15.5%でした。現在の利回りは10.63%です。

最近1年の増配率はかなり高いですね。ただし、今後【NEWT】はBDCをやめる可能性がありますので、増配する可能性は低く、むしろ配当金は減りそうです。

そこで、年間増配率が変化なし、2%、マイナス2%、マイナス4%という4つのパターンで検証します。

「配当を再投資しない」「配当を再投資しない(税引き後)」「配当を再投資する」「配当を再投資する(税引き後)」の4パターンで検証します。

 

配当金を再投資しない場合

まずは配当金を再投資しないケースを見てみましょう。税金は考慮しません。スタート年は、現在の利回りの10.63%です。

増配率マイナス4%のペースだと5年後のYOCは8.67%、10年後のYOCは7.07%になります。増配率2%で推移すると5年後のYOCは11.74%、10年後のYOCは12.96%になります。

配当金を再投資しない場合(税引き後)

次に配当金を再投資しないケースで、税金を引いた額で計算してみましょう。配当は28%の税金を引いた72%が支払われます。スタート年のYOCは10.63%ではなく、税引き後の7.65%になります。

増配率マイナス4%のペースだと5年後のYOCは6.24%、10年後のYOCは5.09%になります。増配率2%で推移すると5年後のYOCは8.45%、10年後のYOCは9.33%になります。

配当金を再投資する場合

それでは配当金を年1回再投資する場合のYOCを見てみましょう。税金は考慮しません。再投資する場合の配当は、現在と10年前の株価を比較して年平均騰落率を計算し、それを使って調整します。

増配率マイナス4%のペースだと5年後のYOCは13.42%、10年後のYOCは15.67%になります。増配率2%で推移すると5年後のYOCは19.16%、10年後のYOCは36.24%になります。

配当金を再投資する場合(税引き後)

最後に配当金を再投資するケースで、税金を引いた額で計算してみましょう。配当は28%の税金を引いた72%が支払われます。スタート年のYOCは10.63%ではなく、税引き後の7.65%になります。

増配率マイナス4%のペースだと5年後のYOCは8.58%、10年後のYOCは9.08%になります。増配率2%で推移すると5年後のYOCは12.08%、10年後のYOCは19.77%になります。

ニューテック・ビジネス・サービシズ【NEWT】がBDCをやめた場合は、減配される可能性が高いです。将来YOCがどうなるか予想するのは難しいですね。

 

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まとめ

ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】の今回の配当は1.051ドルで、予想とほぼ同じでした。年間配当も3.151ドルなので、8月に発表した年間3~3.3ドルに収まりました。

次回の2022年3月の配当は0.652ドルとの見通しを発表しています。そうなると、BDCから金融持ち株会社への転換は2022年の夏ごろしょうか。

ちなみに楽天証券ではコーポレートアクションがあった場合、特定口座から一般口座に株が移されてしまいます。ナショナル・バンク・オブ・ニューヨーク・シティを買収が完了したら、そうなる可能性はありそうです。

 

 

 

 

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