2023年8月のポートフォリオ

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2023年8月現在のアセット・アロケーションやポートフォリオの紹介と、保有銘柄の傾向と説明、将来の見通しです。前回から少し体裁を変更しています。

 

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この1カ月で購入した商品は?

この1カ月で新規に購入した銘柄は、ありません。

ドル建て口座は、SPDRブラックストーン・シニアローンETF【SRLN】を追加購入しました。最近分配金が好調です。

グローバルX 米国優先証券ETF【PFFD】を損出ししました。2021年前半に購入していたので、25ドル台という高値づかみでした。19.2ドル前後で売って、翌営業日に同額を買いました。

円建て口座東証版XYLD【2868】を少しだけ追加購入しました。

 

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アセット・アロケーションは?

大雑把なアセット・アロケーションです。「日米以外株」の中に、わずかですが米国株と日本株が含まれています。

先月からの変更は、ほぼないです。0.1%ぐらいの差です。

 

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株式のセクター比率は?

株式ETFの中身をGICSに基づいてセクター分類し、個別銘柄と合わせてセクター分けをしました。金融が最多で17.3%で、資本財が16.4%、ヘルスケアが11.6%、情報技術が11.0%、一般消費財が9.9%、生活必需品が9.4%と続いています。

先月との比較では、金融が16.8%から17.3%に増えました。

※BDC銘柄は金融に入れました

 

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ETFを種類別に分けたポートフォリオ

ETFを種類ごとに分けました。外貨建て口座はETFが24銘柄、BDC銘柄が5銘柄、米国個別株が15銘柄の計44銘柄です。【PFFD】【YYY】【SRLN】はETF(債券)に入れています。円建て口座はETFが3、日本個別株が11銘柄の計14銘柄です。合わせて58銘柄ですね

それなりに安全で、高配当と増配の両方を狙える【VYM】が現在7.4%で最多です。それ以外のETFは1銘柄あたり最大で全体の5%に収めようと考えています。現在【VYM】以外で5%を超えているのは【HDV】で5.6%です。

超高配当ETFは最終的に1銘柄あたりの上限は2%にしようかと思います。

 

ポートフォリオの将来像

最終的には、米国配当系ETFを30%債券ETFを15%カバードコールETF、米国外ETF、米国個別株、日本個別株を10%ずつ米国インデックス&低配当ETF、米国不動産、BDCを5%ずつにしようと考えています。

日本株高配当ETFの新規購入も検討しており、今後新たなカテゴリを作成し、比率を変更すると思います。

分配金利回りの高いカバードコールはついつい買いたくなりますが、上限を10%に抑えたいですね。

 

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全保有銘柄と比率

全保有銘柄をカテゴリ別に並べたものです。銘柄ごとの比率、小分類(カテゴリ)の比率も右端にあります。

 

保有銘柄を比率の高い順に並び替える

比率の高い順に並び替えました。【VYM】が7.41%で首位。【HDV】が5.56%で続いています。

小分類の「米国配当系ETF」が上位に5銘柄すべてあります。高配当で増配傾向、株価も右肩上がりなので、ポートフォリオの主力です。【SPYD】は横ばいですが。

良質な銘柄を早く見つけて購入し、ほったらかしにするのが一番ですが、20年後ぐらいの将来が有望かどうかを予測するのは難しいですね。そんなわけで、最近はETFばかり買っています

 

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種類ごとに、銘柄の比率とYOCをチェック!

ここからは種類ごとに比率やYOCなどを見ていきます。

まずは表の見方です。「債券ETF」の横に書いてある数値は、合計比率。つまり、債券ETFの合計比率が15.3%という意味です。その下の数値は、各銘柄やETFの比率です。

左から2列目の「分配頻度」は年何回、分配金や配当が出るかという意味です。「12」なら毎月分配型です。

右から3列目の分配金利回りは現時点での利回り。ETFの場合は、過去1年分配金を現在の株価で割って計算します。個別銘柄の場合は直近の配当を1年換算したものを使用します。

右から2列目の元本利回り(YOC)は、現在の過去1年分配金を取得価格で割って計算したものです。自分利回りとも言います。株価が安い時期に買って、増配すれば、YOCは上がります。

一番右の「YOC-利回り」は、YOCが現在利回りよりも高いかどうかです。赤字がマイナスです。債券ETFは、ほぼ高値掴みしたということですね。ちなみにこの数値は外貨建て口座の場合は、円換算せずにドルのままで計算しています。

債券ETFは全体の15.3%と結構多いです。高配当ETFが多く、分配金利回りが低いのは【BND】ぐらいです。全て毎月分配型なので、FIRE向けの商品と言えますね。

下から1列目の【YYY】は、様々なクローズ・ドエンド・ファンドに投資するETFです。経費率が高いですが、分配金利回りは12%前後。分配金は2021年8月以降、24カ月連続で0.12ドルです。

 

王道インデックスはコロナ・ショックの頃に購入

続いて「米国インデックス&低配当ETF」【DIA】や【VTI】などのインデックスと、配当系の中で分配金利回りの低い【VIG】です。3つのETFともに、一番右側の「YOC-利回り」が好調です。

この3つのETFは、ほとんどがコロナ・ショックのあった2020年に購入しました。2021年以降は追加購入していません。そのため、YOCは上がっています。いずれも増配傾向なので、こういう銘柄をいかに早く仕込むかがポイントですね。

 

1列目の【DIA】はニューヨーク・ダウに連動するETF。毎月分配型です。世界的に有名な指数に連動しており、それでいて毎月分配金がもらえるETFは珍しいです。2023年は前年よりも多いペースですね。

 

米国配当系ETFはポートフォリオのコア

次は「米国配当系ETF」全体の23.3%を占めており、ポートフォリオの中心です。保有比率は【VYM】が7.4%で全体の1位【HDV】は5.6%で全体の2位です。

この両銘柄は2020年と2021年を中心に購入したので、YOCは高くなっています。【VYM】は特定口座で買っていますが、新NISAの対象になったら、そちらで追加購入しようと考えています。

【DVY】と【SDY】はNISA口座で購入しており、新NISAになったら、そちらにスライドしようかなと思います。

【SPYD】の分配金推移です。期によってバラバラですが、数年単位で見ると横ばいですね。

 

高い利回りが魅力のカバードコールETF

お次は「カバードコールETF」。オプション取引を使って、分配可能な収益を確保するETFです。
いずれも分配金利回りが高いので、魅力的ですが、保有比率は各銘柄上限2%ぐらいにしたいものです。

 

こちらはJEPQの株価と分配金の比較。ちょうど二桁差があるので、棒グラフが株価に到達していれば、月利1%、年利12%ほどになります。右端の3回、つまり最近3カ月は少し分配金が少ないです。それ以前は好調でした。

 

不動産は近年やや不調

「米国不動産ETF」は【XLRE】のみです。これはS&P500の不動産セクターが対象のETF。組入銘柄は約30銘柄と少なく、少数精鋭ですね

 

【XLRE】の分配金推移です。2023年6月は0.3589ドルで、対前年同期14.9%増。不動産の分配金は近年は今ひとつですが、その中では健闘しています

 

米国以外を保有して分散投資

「米国外ETF」は全体の6.8%で、4つのETFです。上から【DEM】が新興国高配当、【FGD】が先進国高配当、【SDIV】が世界の高配当、【VXUS】が米国を除く世界全体が対象のETFです。

【DEM】と【FGD】は四半期タイプのETFなので6月に分配金が出ましたが、支払いは7月頭になったので、来月に持ち越しです。

【FGD】は先進国が対象の高配当ETFなので、米国も10%ほど含まれています。便宜上、このカテゴリに入れました。

 

【DEM】は新興国の高配当が対象のETF。分配金はかなりバラつきがあります。昨年9月の分配金は1.51ドルと多かったですが、今年はどうでしょうか。

 

ウィブル証券で購入可能となったBDC銘柄

一番下の表はBDC銘柄。新興企業や中小企業の事業開発に金融面を中心にサポートする投資会社です。利益の90%以上を配当に充てるため、利回りは高いです。

ウィブル証券ではBDC銘柄が特定口座で購入可能のようです。


 

ハーキュリーズ・キャピタル【HTGC】の配当は四半期タイプ。増配よりも特別配当を出す傾向にあります。8月の配当は0.39ドルから0.40ドルに増配となりました。0.08ドルの追加配当もあります。

※増配率は特別配当は含めず

ウィブル証券
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最近は購入していない米国個別株

続いて、米国の個別株です。全部で15銘柄。全体に対して14.3%ですね。【BTI】は欧州個別株ですが、便宜上ここに入れておきます。

最近はETFばかり買っているので、ここ2年ほどは買っていません。スピンオフなどで一般口座行きになるたびに売っています。

ほとんどが増配銘柄なので、YOCは高くなっています。アッヴィ【ABBV】は現在の配当利回りが4.0%で、YOCは7.7%と高くなりました。ブロードコム【AVGO】は現在の配当利回りが2.1%で、YOCは6.0%。どちらも2019年と2020年に購入して、ここまで上がっています。すさまじい増配率です。

ジョンソン・エンド・ジョンソン【JNJ】がそろそろスピンオフするはずなので、売ろうかなと考えています。

アッヴィ【ABBV】の増配率は素晴らしいですが、さすがに徐々に下がってきています。

 

円建て口座でグローバルX社のETFを買う

以下の3つはグローバルX社のETFで、米国上場のPFFD、QYLD、XYLDの東証版です。二重課税の対応されているかの確認のため購入しています。

 

日本の個別株は大昔に買った銘柄多し

最後は日本個別株全部で11銘柄あり、比率は16.7%です。日本株は10数年前に購入したものと、3年ほど前に購入したものの2パターンあります。10数年前に購入して、ほったらかしにした銘柄のYOCは素晴らしいですね。

加賀電子【8154】はYOCが21.9%です。エー・ディ・エム【3335】という銘柄を買ったら、加賀電子に買収されました。株価1006円で購入したことになり、現在6520円なので、+548%です。増配が続いており、YOCは21%まで上昇しました。

三井物産【8031】と三菱商事【8058】もYOCは12%台と高いです。ここ数年の株価上昇と増配は素晴らしいですね。ウォーレン・バフェットの影響も強力です。

かなり前に購入した資本財セクターの銘柄はすばらしいです。アイナボは住宅関連の工事や販売を手掛けている会社です。

みずほと野村は保有比率も低いですし、いつか売ろうかなと考えています。

 

三井物産【2008】の配当金推移です。2011~2013年にかけて購入しました。軌道に乗ってきたのは、2018年頃からですね。

※2024年は予想です。増配率は2023年3月期の過去1年配当と、○年前を比較して計算

 

分配金利回り(配当利回り)とYOCは?

配当利回り(分配金利回り)と、YOC(Yield On Cost/投資元本に対する利回り)は以下の通りです。

・ドル建て口座の配当利回りは5.26%、YOCは5.48%
・円建て口座の配当利回りは3.03%、YOCは6.26%
・全口座の配当利回りは4.87%、YOCは5.56%

 

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ETFの運用会社は?

ETFの運用会社の比率も調べました。今月は大きな変化はないですね。ステートストリート社とグローバルX社の比率がわずかに増えました。

 

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今後の予定

8月は東証版のカバードコールETFを少し買い増そうと考えています。カバコ内で保有比率の低い【RYLD】も買い増そうかと考えていますが、債券ETFにしようかなとも考えています。