2022年7月現在のアセット・アロケーションやポートフォリオの紹介と、保有銘柄の傾向と説明、将来の見通しです。
この1カ月で購入した米国株は?
この1カ月で新規に購入した銘柄は、ありません。追加投資したのはバンガード トータル インターナショナル ストック(除く米国) ETF【VXUS】、SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF【SPYD】、バンガード 米国高配当株式ETF【VYM】です。
いずれも6月の分配金を前に購入しました。
売却したのはスリーエム【MMM】です。2022年第3四半期に食品安全部門がスピンオフとなります。一般口座行きになりそうなので売りました。
アセット・アロケーションは?
アセット・アロケーションです。1カ月前との比較では、1%以上変化があったアセットはないですね。米国債券が16.6%から17.1%に増えました。購入したわけではないですが、下がりすぎていた株価が少し反発したからだと思います。
株式のセクター比率は?
株式ETFの中身をGICSに基づいてセクター分類し、個別銘柄と合わせてセクター分けをしました。金融が最多で20.3%で、ヘルスケアが11.5%、資本財が11.3%、生活必需品が11.3%、一般消費財が9.3%、情報技術が9.2%と続いています。※BDC銘柄は金融に入れました
先月との比較では、資本財が12.3%から11.3%に大きく減り、組込2位から3位に落ちました。サハリン2の不透明さにより、三井物産と三菱商事の株が暴落したことが理由です。
ETFと個別銘柄のポートフォリオは?
ETFと個別銘柄のポートフォリオです。外国株口座で購入可能な銘柄はETFが19銘柄、BDC銘柄が6銘柄、個別株が15銘柄です。【PFFD】と【YYY】はETF(債券)に入れています。
それなりに安全で、高配当と増配の両方を狙える【VYM】が最多で8.4%。それ以外のETFは1銘柄あたり最大で全体の5%に収めようと考えています。現在【VYM】以外で5%を超えているのは【BND】【PFFD】【HDV】で、これらは5%台です。
※「日本株」の比率が2つ前のグラフと微妙に異なっているのは、ETFの【VXUS】【FGD】の中に日本株が含まれているためです
ETFを個別銘柄に分解すると?
ETFの中身を分解し、個別銘柄と合わせて組込比率順に並べました。組込比率0.8%以上です。BDCは個別銘柄と同じ扱いにしました。米国債券と日本株はまとめています。トップのアッヴィ【ABBV】の比率は3.6%です。
個別銘柄は1銘柄あたり最大で3%に収めて分散させたいものです。
個別で買っていない銘柄で比率が0.8%を超えているのはマイクロソフト【MSFT】とアップル【AAPL】です。組込比率0.8%以上は全部で17銘柄です。
マイ・ポートフォリオの推移
2021年3月以降のマイ・ポートフォリオはどう変化したのでしょうか? 組込比率0.8%以上の銘柄を表にまとめました。1カ月前との比較では、あまり変化はありません。アッヴィ【ABBV】の比率が0.3%ほど上がりました。
※YOCは、購入額あたりの利回りです。保有している米国株の加重比率を考慮して算出しました。右端の配当利回りは、現在の利回りです
ETFを種類別に分けたポートフォリオ
ETFを種類ごとに分け、個別銘柄と合わせて全体のポートフォリオを作成しました。利回りの高いカバードコールはついつい買いたくなりますが、上限を10%にしたいところです。
「米国外」の米国以外が中心という意味で、対象ETFの中には米国株や日本株が少し組み込まれています。【PFFD】と【YYY】は債券、【VIG】はインデックスに便宜上入れています
不動産は【XLRE】のみですが、他のETFに不動産銘柄が入っているのもあります。4つ前の円グラフに株式における不動産の割合があります。4.3%です。株式は全体の82.9%なので、不動産は運用資産全体の約3.6%になります。
ポートフォリオの将来像
前回からジャンルと比率を変更しました。2カ月前に、高配当(20%)を「高配当(10%)」と「中配当増配系(15%)」に分けました。そして債権の比率を20%から15%に減らしました。ちなみに高配当から中配当増配系に移動したのは【VYM】【DVY】【SDY】で、高配当のままなのは【HDV】【SPYD】です。
最終的には債券と中配当増配系が15%ずつ。主要インデックス、高配当、カバードコール、米国以外、米国個別株、日本株がそれぞれ10%。残りの10%をBDCと不動産を目安に考えています。
ETF・BDC銘柄を利回り順に並び替える
ETFとBDC銘柄を、利回りごとに「低利回り」「中利回り」「高利回り」「超高利回り」の4つに分類しました。円グラフの12時の方向から時計回りに利回りが上がっていきます。対象はETFとBDCなので、個別株は含まれていません。よって、全体の比率ではありません。
外の円の背景色が、先ほど分類したETFの種類別の色です。12時から時計回りに回ると、1~2時ころに背景・白色の主要インデックスがあり、3~5時ごろは背景・薄黄緑色の中配当増配系、そして5~7時が背景・黄緑色の高配当、8時あたりに背景・黒色の債券、最後の9~12時は背景・ピンク色のBDCと背景・水色のカバードコールが集まっています。
ETFの運用会社は?
ETFの運用会社の比率も調べました。今月は【VYM】【VXUS】を追加購入したので、バンガード社の比率が40.0%から40.9%に少し増えました。
全体的なバランスを取るため、最終的にはバンガード社は40%、グローバルX社は20%ぐらいを上限にしたいです。
今後の予定
グローバルX社のラッセル2000をカバードコールするETF【RYLD】が、そろそろ日本の証券会社でも取り扱いになるようですね。と以前書いたのですが、まだのようです。ハイイールド債券ETFか新興国高配当株ETFなどを新規に買おうかなと考えています。