バンガードのヘルスケア・セクターETF【VHT】は暴落向きか調べる

株価の暴落はいつ止まるのでしょうか? そんな中、もっともディフェンシブなセクターと言われる、バンガード社のバンガード・米国ヘルスケア・セクターETF【VHT】が、2020年3月6日に配当金を発表しました。0.445ドルです。前回は0.7169ドル、1年前の同時期は1.1059ドルでしたので、どちらと比較しても減少しています。果たしてコロナ・ショックの影響でしょうか?

大幅下落が続いた過去1カ月の相場で、【VHT】はどんな動きだったのでしょうか? これまでの【VHT】の配当金の傾向、値動き、将来の展望などを考えます。

 

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【VHT】の過去1カ月の成績は?

過去1カ月の主要指数とセクター別ETFの騰落率です。【VHT】はセクター比較では2番目に成績がよく、マイナス22.99%でした。また、ナスダック100とほぼ同じ成績でした。なかなかのディフェンシブ力ですね。

 

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【VHT】のファンド構成比は?

【VHT】に組み込まれているのは386銘柄です。ファンド構成比は、ほぼ時価総額の大きい順になっています。上位20銘柄で全体の62%を占めています。各項目のトップ3には、背景色をオレンジにしました。なお、下の表のファンド構成比は2020年2月29日現在です。それ以外の値は2020年3月24日のものです。過去1カ月の騰落率はギリアド・サイエンシズ【GILD】、イーライリリー【LLY】、アラガン【AGN】が優秀でした。

 

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【VHT】の過去の配当金と増配率は?

【VHT】が設定されたのは2004年1月です。下の表は過去の配当金の一覧です。

配当利回りの計算方法を説明します。年4回配当金を支払う個別銘柄の場合は、最新の配当金額を4倍した額が年間配当額となり、それを株価で割って配当利回りが算出されます。

ところがETFの場合は、組み込まれている銘柄によって配当金を払うタイミングが異なるため、期によってバラバラになります。そこで、最新の配当金と過去3回の配当金を足した数字、つまり過去1年分の配当額が年間配当額となり、それを元に配当利回りが算出されることが多いです。

よって今回の【VHT】の配当が減配かどうかを調べるには、四半期ごとに過去1年分の配当金のデータを作成する必要があります。下の表の右から2番目が過去1年配当額です。今期の【VHT】の過去1年配当額は2.9583ドルで、前期は3.6192ドルなので、18.26%の減配といえるでしょう。ただし、この計算方法だと、減配かどうかの判断は今期と1年前の同時期の配当の比較によって決まります。

そんなわけで、個別銘柄の減配とETFの減配は、少し意味合いが異なります。ETFで多少減配されたとしても、それほど神経質にならなくてもいいかもしれません。

表の一番右の増配率は、前回との比較です。背景がになっているのが減配です。株価は右肩上がりが続いていましたが、定期的に減配しています。ただ、18%の減配は結構多いですね。なお配当金の支払いは2015年は年2回、2014年以前は年1回でしたので、過去1年配当額は調整しました。

 

【VHT】の過去1年配当額を棒グラフで確認しよう

先ほどの表の過去1年配当額を棒グラフにして、【VHT】の株価と比較しました。過去1年配当額は、株価とそれほど連動していないようにも見えます。リーマン・ショック時の配当金は2008年12月は前年とほぼ同じ、翌2009年12月は前年比97%と伸ばしました。なかなか、ヘルスケア・セクターはディフェンシブと言えます。

【VHT】の配当額を棒グラフで確認しよう

今度は、配当額と株価と比較しました。デコボコです。2019年の前半に一気に配当金額は増えましたが、その後は減っています。このままコロナ・ショックが長引くようだと、来期以降の配当金も少なくなりそうです。

 

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リーマン・ショック前後の値動きはどうか?

リーマン・ショックが起きたのが2008年9月です。その時の株価は、S&P500が最大56%下落したのに対して、【VHT】は37%の下落にとどまりました。

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【VHT】を買うタイミングを考える

下のグラフは過去5年の【VHT】の株価、配当利回り、YOCです。現在の【VHT】の配当利回りは過去と比べて高い水準にあります。

過去5年の配当利回りの平均は1.4%です。ここ最近の配当利回りは0.9~2.1%に収まっていましたが、今回の暴落で2020年3月23日現在の終値が139.96ドルに下がりましたので、配当利回りは2.11%に上がりました。

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まとめ

個別銘柄だと減配のダメージが大きく、株価が長期にわたって戻らない可能性もあります。比較的ディフェンシブなヘルスケア・セクター【VHT】なら、その心配は少ないですね。現在、株価が低迷しているので、お買い得かもしれません。

なお、例年通りだと、次回は6月19~26日頃に配当金額が決定し、配当落ちは6月21~28日頃になります。

 

 

 

VYMの減配について考えました

 

 

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