大暴落中の人気高配当ETF【SPYD】がまさかの増配!?

ステート・ストリート社のSPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF【SPYD】が、2020年3月19日に配当金を発表しました。0.3962ドルです。前回は0.4972ドル、1年前の同時期は0.3394ドルでした。なんと、1年前の同時期を上回っています。コロナ・ショックの影響はまだ出ていないようです。

ETFの年間配当額は、個別銘柄とは計算方法が異なります。今回の配当が減配なのかを明らかにして、過去の事例から将来を予測します。なお、ETFの場合は「分配金」が正式名称かもしれませんが、個別銘柄を同じく「配当金」と表記します。

 

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【SPYD】の過去の配当金と増配率は?

【SPYD】が設定されたのは2015年10月です。下の表は過去の配当金の一覧です。

配当利回りの計算方法を説明します。年4回配当金を支払う個別銘柄の場合は、最新の配当金額を4倍した額が年間配当額となり、それを株価で割って配当利回りが算出されます。

ところがETFの場合は、組み込まれている銘柄によって配当金を払うタイミングが異なるため、期によってバラバラになります。そこで、最新の配当金と過去3回の配当金を足した数字、つまり過去1年分の配当額が年間配当額となり、それを元に配当利回りが算出されることが多いです。

よって今回の【SPYD】の配当が減配かどうかを調べるには、四半期ごとに過去1年分の配当金のデータを作成する必要があります。下の表の右から2番目が過去1年配当額です。今期の【SPYD】の過去1年配当額は1.8031で、前期は1.7463なので、3.25%の増配といえるでしょう。ただしこの計算方法だと、減配かどうかの判断は、今期と1年前の同時期の配当の比較によって決まります。

そんなわけで、個別銘柄の減配とETFの減配は、少し意味合いが異なります。ETFで多少減配されたとしても、それほど神経質にならなくてもいいかもしれません。

表の一番右の増配率は、前回との比較です。背景がになっているのが減配です。ちなみに2017年12月には0.7122ドルも配当が支払われました。背景の黄色の部分です。そのため、ちょうど1年後の2018年12月の過去1年配当額は、2017年12月の分がなくなりますので、一気に14.24%も減配になりました。

 

【SPYD】の過去1年配当額を棒グラフで確認しよう

先ほどの表の過去1年配当額を棒グラフにして、【SPYD】の株価と比較しました。【SPYD】はS&P500の配当利回りが高い80銘柄を均等に保有し、年に2回入れ替えを行っているため、株価の変動はあまりありません。今回、コロナ・ショックで株価が大幅に下落しましたが、配当への影響はまだ出ていないようです。

 

【SPYD】の配当額を棒グラフで確認しよう

今度は、配当額と株価と比較しました。デコボコですね。こちらのグラフでもコロナ・ショックの影響は、株価にしか出ていないようです。

 

【SPYD】の配当額を視覚的に確認しよう

配当を1年ごとに積み重ねてみました。棒グラフの下から順に3、6、9、12月に支払われた配当金です。12月の支払いが一番多いようです。シビアに配当金を狙うのなら、その直前に買うのがいいかもしれません。

 

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【SPYD】を買うタイミングを考える

現在の【SPYD】の配当利回りは過去よりもかなり高い水準にあります。下のグラフは2015年12月以降の【SPYD】の株価、配当利回り、YOCです。

過去5年の配当利回りの平均は4.48%です。ここ最近の配当利回りは3.6~5.2%に収まっていましたが、今回の暴落で株価は2020年3月20日現在23.1ドルまで下がりましたので、配当利回りは7.8%に上がりました。

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まとめ

【SPYD】はコロナ・ショックで大幅に株価が下落しましたので、配当利回りが8%弱まで上がりました。今回、減配がなかったですが、次回は減る可能性が高そうです。

なお、例年通りだと、次回は6月14~20日頃に配当金額が決定し、配当落ちは6月15~21日頃になります。注視する必要がありそうです。

 

 

 

 

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