1577(NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信)を分析。SPYDとの類似点を考察

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今回は、東証に上場している日本株高配当ETFの中から、歴史があり、規模の大きい【1577】(NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信)を紹介。

 

■このページの概要■
序盤はETFの分配金について
前半は、ETFのコンセプト、全銘柄紹介、業種比率、最新の分配金情報など
後半は
ライバルの高配当ETFと組入銘柄や業種の違い、分配金利回り、増配率、トータルリターン、過去に買った場合のYOC、将来YOC予想などを比較

 

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1577の分配金を確認しよう

まずは分配金についてです。

まずは【1577】のこれまでの分配金です。左から3列目が分配金です。年4回支払われます。

日本株は3月決算が多く、配当は3月と9月の年2回出すケースがほとんどで、高配当ETFはその翌月である4月と10月に分配金が多い傾向です。

 

【1577】の分配金の推移は?

分配金の推移です。2019年までは右肩上がりでしたが、2020年と2021年は分配金が伸び悩んでいました。2022年以降は好調です。

直近2024年10月の分配金は527円で、前年同期と比べて31.8%増でした。

 

【1577】の分配金と取引所価格の関係

過去1年分配金と取引所価格の比較です。

他の日本株高配当ETF同様、近年の取引所価格は上昇していましたが、2024年の後半はイマイチです。分配金はまずまず好調です。

 

【1577】を過去に買った場合は?

取引所価格、分配金利回り、YOCです。赤い線が利回りで、分配金利回りのことです。過去1年分配金を株価で除して計算しました。

黄色の線がYOCです。Yield on Costのことで、過去にこの銘柄を買った場合、取得価額に対する利回りのことです。この黄色の線が左肩上がりの場合は、価格好調&増配傾向にあるといえます。

設定されたばかりの2013年3月頃に購入していれば、現在YOCは7.8%ほどになっていました。

平均分配金利回りは3.0%ぐらいです、現在の利回りは3.25%なのでやや高い状態です。

 

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1577(NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信)の基本情報

まずは【1577】の基本情報です。正式名称は「NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信」です。略称は「NF日本株高配当70 ETF」

対象指数は「野村日本株高配当70」。国内に上場する普通株式のうち、今期予想配当利回りの高い、約70銘柄で構成される指数で、均等に組み入れます。

設定されたのは2013年3月。約10年が経過しており、かなりの古株です。

経費率は0.352%。他の国内高配当ETFと比べて平均的ですね。

過去1年分配金と現在の株価で算出した「分配金利回りは3.82%」。高配当ETFの中では平均的です。

分配金は1、4、7、10月の年4回

決算日(権利確定日)は7日。その2営業日前に保有していれば分配金が貰えます。平日の場合は5日ですね。休日などが入る場合は、前にずれます。分配金の支払いは決算日の40日後ぐらい。2023年4月分は5月16日でした。

2023年6月6日の終値は2万7940円。1株から購入可能なので、2万8000円ほど必要ですね。

 

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ベンチマークの「野村日本株高配当70」とは?

それでは【1577】のコンセプトについて、見ていきましょう。このETFは「野村日本株高配当70」との連動を目指します。

この指数を大雑把にまとめると、国内上場普通株式の中から今期予想配当利回りが高い70銘柄を均等に組み入れます。

「野村日本株高配当70」は、年1回、12月の第1営業日に銘柄の入れ替えを行います。その前の月である11月の第5営業日が基準日です。この日のデータをもとに、銘柄の入れ替えを決めます。

それでは銘柄選定のルールについて見ていきましょう。まずは、日本国内に上場する普通株式を対象に、スクリーニングを行います。

1)過去3年間の経常利益がマイナスになったことのある銘柄を除外し、配当の継続性に配慮します
2)今期予想決算期が3、6、9、12月に限定し、四半期毎の配当支払いに配慮
3)浮動株調整時価総額の上位85%
4)過去60日平均売買代金の上位500位

3)と4)で、規模の大きい約500社が対象となります。全体として見ると、米国の「S&P500指数」とイメージが似ていますね。

このスクリーニングで残った銘柄から、高配当利回りスクリーニングを行って70銘柄を抽出します

1)今期予想配当利回り上位50銘柄については無条件で採用
2)既採用銘柄は、今期予想配当利回りの上位51位から90位に含まれていれば残留し、合計70銘柄になるまで採用
3)70銘柄に達しない場合は、今期予想配当利回りの51位以降の未採用銘柄の中から順に採用する

つまり、予想配当利回りの高い順に70銘柄選びますが、既採用銘柄は90位まで入る可能性があり、条件が若干緩いということですね。入れ替える銘柄の数が多くなりすぎないようにしているわけです。

さらに、構成銘柄の今期予想配当がゼロであることを確認した場合は、原則として確認日の11営業日後に除外して、銘柄を入れ替えます

 

SPYDとの違いは?

米国の高配当ETFの【SPYD】とコンセプトがかなり似ています。比較してみましょう。

【SPYD】はS&P500が対象です。この最初の段階で黒字が対象、時価総額が大きい、約500銘柄を選ぶというのが共通しています。

そして、銘柄の選定では利回り上位を選び、既採用銘柄は多少条件を緩くするのも同じです。

違いは利回り上位70銘柄か80銘柄ぐらいですね。均等加重も同じです。ETFの利回りは少し差があります。【1577】が3.9%、【SPYD】は4.8%ほどです。

つまり【1577】は日本版【SPYD】と言っても過言ではなさそうです。

 

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1577はどんな銘柄で構成されているのか?

それでは【1577】の組入銘柄について、見ていきましょう。

均等組み入れなので、前回銘柄入れ替えが行われた2022年12月から株価の上がった銘柄が上位にいます。つまり、最近5カ月の好調銘柄が上位にいるというわけです。あまり銘柄の順位については意識する必要はないですね。

業種では海運業、建設業、銀行業が目立ちます。

全70銘柄の均等組入なので、上位10銘柄で16%、上位20銘柄で31%と比率は低めで、分散されています。

 

【1577】の全組入銘柄をチェック!

全70銘柄についても見ていきましょう。

右から1列目の業種は東証33業種です。業種ごとに色をつけています。かなりカラフルですね。業種による偏りは少なく、満遍なく入っていると言えます。

 

【1577】とTOPIXの関係

それではTOPIX(東証株価指数)との違いはどうでしょうか? TOPIXは東証に上場している日本株をほぼ時価総額加重平均で組み入れているため、企業の規模の大きな順ですね。

下の表はTOPIXの上位50銘柄です。表の右側にTOPIXの組入順位と比率、【1577】の組入順位と比率があります。

TOPIX上位50銘柄中、16銘柄が【1577】に入っています。時価総額が大きく、配当利回りの高い銘柄が重複しているというわけです。

 

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1577の業種組入比率をチェックしよう

【1577】の組入銘柄の業種比率を円グラフにしたものです。

トップが銀行業で14.6%。以下、建設業が10.4%。化学が9.7%、保険業が7.8%、卸売業が7.2%この5業種でほぼ半分を占めています。以下、電気機器、不動産業、輸送用機器、海運業、機械と続いています。

上位セクターは景気敏感な業種が多いですが、比較的ディフェンシブな建設業が2番目に入っているのが、高配当ETFの中では珍しいですね。

 

業種ごとの組入銘柄をチェックしよう

全70銘柄を組み入れ比率の高い業種順に並び替えました。

東証33業種中23業種あります。多くの業種が入っていると言えます。

トップの銀行業は10銘柄2位と3位の建設業と化学は7銘柄ずつ入っています。

 

 

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8つの日本株高配当ETFの純資産総額をチェック

2月の後半に、東証に上場している日本株高配当ETF8つを比較したコンテンツを公開しました。

そのときに公開した、日本株高配当ETFの1月末の純資産総額と、5月26日の純資産総額を比較します。

1月末の時点では、野村アセットマネジメントの【1577】が730億円ほどで、もっとも規模が大きかったです。現在は、同じ野村アセットマネジメントの【1489】が883億円で、最大規模となりました。1位と2位が逆転したわけですね。

今回は2位に落ちてしまった【1577】について迫ります。1月末との純資産総額の変化はあまりないですね。

ちなみに、グローバルX社の【2564】も最近の売れ行きが好調です。なお、【1489】【1698】はすでに個別ページを作成しましたので、もしよかったらご覧ください。

 

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日本株高配当ETFの基本データを比較

ここからは後半戦。【1577】とライバルの日本株高配当ETF、計5つを比較します。

同じ野村アセットマネジメントの【1489】、グローバルX社の【2564】、ブラックロック社の【1478】、日興アセットマネジメントの【1698】の計5つを比べます。

ETFの背景色は運用会社のコーポレートカラーにします。野村があずき色、グローバルXはオレンジ色、ブラックロックは黒色、日興は青緑色という感じです。ただし野村は2つあるので、【1489】は紫色は紫色にします。今後のグラフ内で使用するカラーをこれで統一します。

表内の数値が赤色は、他のETFよりも秀でているという意味です。オレンジ色は赤色に次ぐ2番手グループという意味です。

設定年は【1698】が2010年ともっとも古く、【1577】は2013年なので2番目に古いです。

経費率は【1478】が0.209%と一番低いですね。純資産総額は【1489】がトップで、【1577】は2番手です。

分配金の支払いは基本的に年4回ですが、【1478】だけ年2回です。

現在の利回りは【2564】が約5.4%と高く、【1489】が4.5%、【1577】は3.8%、【1698】が3.3%、【1478】が2.9%。結構バラバラです。

全てのETFが高配当銘柄が対象ですが、【1478】がもっとも財務体質を重視しているために、分配金利回りが低いです。逆に【2564】は高配当に特化しているため、利回りは高いです。そのかわり、安定感に欠ける銘柄が含まれています。

 

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業種と上位銘柄を比較する

それでは組入銘柄の業種を比較します。

【1577】に含まれている業種は高配当ETFの中では平均的ですね。強いて言うなら同じ野村アセットマネジメントの【1489】と少し似ています。

どちらも銀行業がトップで、上位に化学、保険業、卸売業が入っている点は共通しています。

【1577】の上位業種では建設業が【2564】の3位に、電気機器の【1698】の2位、輸送用機器が【1478】の2位に入っています。

そんなわけで【1577】は高配当ETFの平均っぽい感じがします。

 

上位組入銘柄を比較しよう

組入上位10銘柄を比較します。

【1577】【2564】は均等加重のため、銘柄の順位はあまり意識する必要はありません。最後の銘柄入れ替えから現在までの株価が好調だった銘柄が上位にいるというわけです。そんなわけで上位には、ややマイナーな銘柄が入っています。

【1489】は利回り加重&流動性を重視、【1698】【1478】は時価総額加重のため、上位銘柄は有名な大型企業がほとんどです。

上位10銘柄の合計比率は【1577】16.2%と低く、分散されていると言えます。この5ETFの中では飛び抜けて低いですね。

【1478】は全38銘柄、【2564】は全25銘柄と、組み入れ銘柄数が少ないため、上位10銘柄で5割近くになっています。

【1698】は全銘柄が100と多いですが、上位銘柄の比率が高く、上位10銘柄が42.7%もあります。

 

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利回り推移を確認しよう

それでは2014年以降の分配金利回りの推移を比較しましょう。利回りは過去1年分配金から算出しました。株価は月に1度、月末のものです。

分配金を支払い始めてから1年後から利回りが出ますので、古株の【1577】【1698】以外は、途中からの登場です。

現在の利回りは【2564】が5.4%で一番高く、【1489】は4.5%。どちらも2022年や2023年にかなり増配したため、利回りが上がっています。【1577】は3.8%です。

平均利回りも【2564】がもっとも高く4.5%、【1489】が3.9%、【1577】が3.0%、【1478】と【1698】は2.8%ほどです。全体的に利回りは最近1年で上昇傾向です。

 

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トータルリターンを比較する

トータルリターンを比較します。トータルリターンとは分配金を再投資した株価リターンのことです。手数料や税金は考えません。2023年5月30日基準のデータです。参考までに、一番右にTOPIX連動型ETF【1306】のデータも入れておきます。

1年、3年リターンは【1489】がともに23%前後で圧倒的です。【1577】は1年リターンが18.3%、3年リターンは17.9%と悪くないですが、他の高配当ETFの成績が皆素晴らしいですね。

5年リターンは【1489】が9.3%、【1577】は5.5%で少し差をつけられました。

10年リターンは【1698】が9.7%、【1577】は8.2%です。

全体的に日本の高配当ETFは成績がよいですね。

 

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過去に買った場合の取得価額に対する利回り(YOC)は?

過去にETFを購入していた場合、現在、取得価額に対する利回り(YOC)はどのくらいになっているかというグラフです。いわゆる自分利回りというやつです。

グラフが左肩上がりなら、株価が好調で増配しているという意味です。

一番右端の数値が、2023年5月30日現在の利回りです。それぞれのETFの一番左端の数値が、設定されたときに購入していた場合の現在のYOCです。

たとえばあずき色の【1577】の2023年5月30日の利回りは3.9%ですが、2013年3月に購入していたら現在YOCは6.7%になっています。

いずれのETFも好調です。あずき色の【1577】青緑色の【1698】と似たような曲線ですね。どちらも設定が結構古く、ライバル関係っぽいですね。

また、紫色の【1489】オレンジ色の【2564】も重なっている部分が多いです。どちらも分配金利回りの高さが目立ちます。

黒色の【1478】だけは、少し低く推移しています。

 

米国の高配当ETF【VYM】【SPYD】と比較

それでは、米国高配当ETFの代表格【VYM】、1577の米国版【SPYD】とYOCを比較してみましょう。あずき色が【1577】灰色が【VYM】青色が【SPYD】です。

【1577】と【VYM】の比較では、ほとんどの期間で【1577】が上回っています。【1577】が設定された2013年3月の比較では、【1577】6.7%に対して、【VYM】が6.0%です。

【1577】と【SPYD】の比較はほぼ互角です。

 

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増配率を確認しよう

増配率を見ていきましょう。表の上段は1年ごとの過去1年分配金と、前年からの増配率です。背景がピンク色がマイナスです。

表の下段は現在を起点とした1~9年の増配率。年平均をCAGRで計算します。背景のオレンジ色が濃いほど、増配率が高いという意味です。この部分をグラフにします。

 

1年増配率をグラフにして比較する

左軸が1年増配率で、右軸が現在の分配金利回りです。

この1年は分配金が好調のため、いずれのETFも増配率がかなり高いです。【1478】は42.9%、【2564】は34.8%です。

 

3年以上の増配率をグラフにして比較する

3、5、7、9年増配率を見てみましょう。【2564】は設定から日が浅いのでデータがありません。【1489】と【1478】は7年以上のデータはありません。

【1577】の増配率はいずれの期間も8%以上で安定しています。ただし、他の高配当ETFも皆高い増配率です。

3年と5年増配率は【1489】が素晴らしいですが、残りのETFも悪くありません。

7年と9年増配率は【1577】と【1698】、この2つのETFしかありません。7年増配率は【1577】が11.0%で優勢、9年増配率は11.3%と11.4%なのでほぼ互角です。

最近の日本株は増配傾向なので、高配当ETFにも反映されていますね。

 

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増配率を使った将来YOCを予想する

3、5、7、9年増配率を使用した将来YOC予想をまとめました。表の下の部分です。背景の青色が濃いほど、数値が高いです。上が20年後YOC予想、下が10年後YOC予想です。

現在の過去1年分配金額と3、5、7、9年前の同時期の過去1年分配金額を比較して、幾何平均で年間増配率を計算し、それを使って将来YOCを予測します。

YOCとはYield on Costのことで、取得価額に対する利回りのことです。2023年5月30日の終値でETFを買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。「分配金は再投資しない、税金や手数料は考慮しない」で検証します。

表の下段の背景の青色が濃いほど、将来YOCが高いという意味です。この部分をグラフにします。

 

3年、5年増配率を使用した将来YOC予想は?

3年と5年の増配率を使ったYOC予想をグラフにします。【2564】はデータはありません。

【1489】は現在の利回りが約4.7%で、3年増配率19.2%、5年増配率13.7%と高いので、このままのペースで増配していくと、すさまじいYOCになります。20年後YOCは3年増配率だと156%、5年増配率では61%となります。ただし、このペースの増配率が続く可能性は低いと思います。

【1577】の20年後YOCは3年増配率だと21%、5年増配率のペースなら26%です。これもかなりポジティブなシナリオに思えます。

いずれにせよ、日本の高配当株ETFはここ1、2年の増配率が高いので、素晴らしい結果になりました。現実はもう少し、落ち着いた数値になりそうです。

 

7年、9年増配率を使用した将来YOC予想は?

7年と10年の増配率を使ったYOC予想のグラフです。データがあるのは【1577】と【1698】のみです。

20年後YOCは【1577】は30%台【1698】は20%台。どちらも【1577】に軍配が上がりました。日本企業の成長と高い株主還元が続けば、これぐらいになりそうですが、どうでしょうか。

 

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まとめ

【1577】は日本の大型企業を配当利回りの高い順に均等に組み入れています。

コンセプトは米国ETFなら【SPYD】と似ています。景気敏感な業種が多いので、金融危機などの場合はダメージがありそうです。

国内ETFのライバルは【1698】でしょうか。現在の利回りや長期実績、トータルリターン、増配率などが似ています。

純資産総額は日本株高配当ETFの中では1番大きかったが、最近、同じ野村アセットマネジメントの【1489】に抜かれました。

【1577】は2022年はかなり増配、2023年も最初の2回の分配金は好調を維持しています。増配率は長期で見ても10%前後と安定しています。トータルリターンはまあまあですが、同じ野村アセットマネジメントの【1489】よりは劣ります。

過去に購入した場合のYOCは【VYM】を上回っており、【SPYD】とは互角でした。