SPDR S&P米国高配当株式 ETF【SDY】が2021年3月の分配金0.8087ドルを発表。前年同期から20.9%の増配

ステートストリート社のSPDR S&P米国高配当株式 ETF【SDY】が、2021年3月18日に分配金を発表しました。0.8087ドルです。1年前の同期は0.6687ドルでしたので、1年前の同期から20.9%の増配です。

分配金利回りを過去1年間の分配金額から算出すると、2021年4月5日の終値は119.68ドル、過去1年の分配金額は3.1616ドルなので、利回りは2.64%になります。

※このページでの利回りは過去1年間の分配金をもとに計算します。

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基本情報を確認しよう

【SDY】20年以上増配実績のある銘柄を選び、配当加重平均指数で構成比率を決めます。年に1度1月に銘柄の入れ替えを行い、年4回リバランスします。

下の表は米国のおもな増配ETFと高配当ETFの基本情報です。【SDY】は同じ増配ETFの【VIG】と比較すると、利回りが1%ほど高いです。運用総額は1.9兆円で、【HDV】の6500億円よりもはるかに大きいですね。経費率が0.35%とやや高めなのがネックです。

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【SDY】の過去の分配金と増配率は?

【SDY】が設定されたのは2005年11月です。下の表は過去の分配金の一覧です。

今回の【SDY】の分配金が増配or減配なのかは、どのデータを比較するかによって異なります。もっともオーソドックスなのは、前年の同期との分配金額の比較です。今回が0.8087ドル、前年の同期が0.6687ドルなので20.9%の増配になります。また、前年同期との過去1年分配金額の比較では、今回が3.1616ドル、前年の同期が2.7779ドルなので、13.8%増配となります。

2013~17年の背景が黄色になっているは特別分配金があったことを意味しています。それらも合わせて分配金を計算しました。

※背景がになっているのが減配です

【SDY】の年間分配金額と年間増配率は?

【SDY】の分配金を1年ごとにまとめてグラフ化しました。2013~17年は特別分配金があったため、かなり多いです。

【SDY】の期別分配金は?

期別の分配金です。特別分配金を通常の分配金と分けました。特別分配金(濃い灰色の部分)を除いて考えると、分配金は緩やかな右肩上がりですね。

【SDY】の過去1年分配金額を棒グラフで確認しよう

過去1年分配金額を棒グラフにして、【SDY】の株価と比較しました。特別分配金があるため、デコボコです。

【SDY】の分配金額を棒グラフで確認しよう

こちらは期ごとの分配金を株価と比較したものです。2007年と2013~17年の12月、合計6本飛び抜けていますね。特別分配金も含まれているからです。

 

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2020年以降の株価と利回りは?

2020年以降の【SDY】の株価と利回りを見てみましょう。過去1年の年間分配金額から算出しました。青線が株価(左軸)で、赤線が利回り(右軸)です。2020年の年初は利回りが2.4%台でしたが、2月半ば以降は株価が下がったため、3月23日には利回りは約4.07%まで上昇しました。現在の株価はコロナ・ショック以前を大きく上回り、利回りは2.64%です。

 

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現在の【SDY】の株価と利回りの関係は?

年間分配金額が現在と同じく3.1616ドルで変わらなかったら、利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間分配金額が現在と同じ3.16166ドルが続いた場合の、利回りと株価の相関図です。利回りを0.2%ごとに株価を出しました。今後【SDY】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。

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【SDY】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去に【SDY】を買った場合、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から5年前までの株価、利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、ややアバウトです。下のグラフの黄色の線が、過去に買った場合の、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)です。

2021年4月5日の終値は119.68ドル、過去1年の分配金額は3.1616ドルなので、現在の利回りは2.64%です。過去5年の平均利回りは約3.56%です。特別分配金が出たこともあり、過去1年の分配金をもとに算出した利回りは安定していません。過去5年の株価は右肩上がりで、早い時期に買った方がYOCは上がります。2016年5月に買っていたら、現在YOCは約3.9%になっていました。コロナ・ショック時の2020年3月に買った場合でも、YOCは同じく約3.9%ほどになっています。

 

 

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ライバルETFとトータルリターンを比較する

連続増配ETF【VIG】、高配当ETF【VYM】【HDV】とトータルリターンを比較します。PORTFOLIO VISUALIZERを使って、2011年4月から2021年3月までの10年間を比べます。

2011年4月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合、2021年3月には【VIG】が3万2500ドル、【SDY】が3万1900ドル、【VYM】は3万1200ドル、【HDV】は2万6500ドルになっていました。

年次リターン

1年ごとでリターンを比較しました。4つのETFを比較して【SDY】が最下位だった年はないです。安定しています。

過去のトータルリターン

過去3カ月、1、3、5、10年の年平均トータルリターンは以下の通りです。【SDY】は過去1年でトップです。過去3年以上だと【VIG】より少し劣り、【VYM】とほぼ同じです。

過去の分配金はどのくらいか?

2011年4月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合の年間でもらえる分配金の推移です。分配金は再投資します。税金は考慮しません。

【SDY】は2013~2017年まで特別分配金を出していたので、この時期のインカムは多いですね。2018年以降は高配当ETFの【VYM】や【HDV】に逆転されています。

 

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【SDY】の今後の分配金予想は?

現在の過去1年分配金額(3.1616ドル)と1、3、5、10年前の同時期の過去1年分配金額(2.7779ドル、4.539ドル、4.6258ドル、1.7411ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の分配金とYOCを予想しました。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの分配金利回りのことです。【SDY】株を2021年4月5日の終値119.68ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。

購入金額は1万ドルにします。そうすると、年間分配金額から利回り(YOC)が一瞬で計算できます。たとえば、年間分配金額が300ドルなら利回り(YOC)は3.0%、年間分配金額777ドルなら利回り(YOC)は7.77%になります。

増配率は過去1年が13.8%、過去3年がマイナス11.4%、過去5年がマイナス7.3%、過去10年が6.1%でした。現在の分配金利回りは2.64%です。

分配金を再投資しない場合

まずは分配金を再投資しないケースを見てみましょう。税金は考慮しません。現在の利回りが2.64%なので、年間分配額は264ドルです。

もっとも増配率の低い過去3年のペースだと5年目の分配金額は163ドル、10年目の分配金額は89ドルになります。もっとも成績の良い過去1年の増配率を当てはめると5年目の分配金額は443ドル、10年目の分配金額は846ドルになりそうです。分配金額846ドルはYOC(購入額に対する利回り)8.46%です。

 

分配金を再投資する場合

つぎに分配金を再投資するケースを見てみましょう。税金は考慮しません。再投資する場合の分配金額は、現在と10年前の株価を比較して年平均騰落率を計算し、それを使って調整しています。

もっとも増配率の低い過去3年のペースだと5年目の分配金額は177ドル、10年目の分配金額は103ドルになります。もっとも成績の良い過去1年の増配率を当てはめると5年目の分配金額は499ドル、10年目の分配金額は1224ドルになりそうです。分配金額1224ドルはYOC(購入額に対する利回り)12.24%です。

分配金を再投資する場合(税引き後)

最後に分配金を再投資するケースで、税金を引いた額で計算してみましょう。分配金は28%の税金を引いた72%で計算します。1年目は264ドルではなく、税引き後の190ドルになります。

もっとも増配率の低い過去3年のペースだと5年目の分配金額は125ドル、10年目の分配金額は71ドルになります。もっとも成績の良い過去1年の増配率を当てはめると5年目の分配金額は348ドル、10年目の分配金額は796ドルになりそうです。分配金額796ドルはYOC(購入額に対する利回り)7.96%です。

 

 

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【SDY】のセクター別のファンド構成比は?

【SDY】に組み込まれている銘柄のセクター別の組込比率です。金融の割合が最も多く、資本財、生活必需品、公益事業と続いています。どのセクターもまんべんなく入っています。S&P500内の比率が高い情報技術、ヘルスケアが少ないのが特徴ですね。

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【SDY】の上位組込銘柄はどんな会社か?

【SDY】の組込比率上位20銘柄です。ベンチマークは、S&P ハイ・イールド・ディビデンド・アリストクラッツTM指数。上位20銘柄で全体の約37%を占めています。構成銘柄数は全部で112銘柄。配当加重型なので、配当利回りの高い銘柄が上位に組み込まれています。

 

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【SDY】組込上位銘柄は主要ETFには組み込まれているのか?

【SDY】の組込上位20銘柄は、他のETFにどのくらいの割合で組み込まれているのでしょうか? 高配当【VYM】【HDV】【SPYD】、市場全体系【VIG】【VOO】【VTI】【DIA】、ハイテク【QQQ】【VGT】への組込比率(%)をまとめました。

高配当の【VYM】や【SPYD】とは上位組込銘柄が重複することが多いです。同じ連続増配の【VIG】に組み込まれている銘柄はほとんどありません。【SDY】との重複率は【VYM】が26%、【SPYD】が16%、【HDV】が15%、そして【VIG】は23%です。利回りの高い上位銘柄は【VIG】には組み込まれていないですが、利回りの低い下位銘柄は結構含まれているということですね。

※組込比率は、バンガード社のETFは2021年2月末、【SPYD】と【QQQ】は3月12日、【HDV】と【DIA】は3月23日頃、【SDY】は4月5日のデータをもとにしています。バンガードのETFの組込比率が低すぎるものは対象外にしました。【DIA】と【SPYD】の組込比率はそれほど重要ではありません。

 

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まとめ

【SDY】の今回の分配金は前年の同期と比較すると増えていました。経費率が0.35%とやや高いですが、トータルリターンは経費率の低い【VYM】や【VIG】とほぼ同じでした。利回りは約2.6%なので、【VIG】や【VOO】よりも1%ほど高いです。なかなか味のあるETFといえそうです。

なお、次回は6月18日が権利落ちの予定なので、その前日までに購入すれば分配金がもらえます。

 

 

 

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