現在のポートフォリオの紹介と、保有銘柄の傾向と説明、将来の見通しです。
この1カ月で購入した米国株は?
この1カ月で新たに購入したのは、エンブリッジ【ENB】、ブロードコム【AVGO】です。買い増したのはアリトリアグループ【MO】、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ【BTI】、フィリップ・モリス【PM】、バンガード米国トータル債券市場ETF【BND】です。
エンブリッジ【ENB】とブロードコム【AVGO】は、どちらも増配を発表しました。増配率の高さを維持していたので購入に踏み切りました。エンブリッジ【ENB】はカナダ企業のため外国税徴収税額が15%もあり、買うべきかず~と悩んでいました。ほかに買おうとした銘柄が割高だったため、次善の策としてタバコ株を買い増しました。【BND】はNISA枠が余っていたので買いました。2019年のNISA枠で現在所有しているのは【BND】のみです。
米国株のポートフォリオは?
米国株のポートフォリオです。アメリカ株を最初に買ったのが2019年6月末で、それから少しずつ増やしています。ここ1カ月も引き続き全体的に株価が好調でした。現在ETFが5銘柄、個別株が25銘柄です。
セクター別ではETFを中心に、生活必需品、エネルギー、ヘルスケアなど、比較的ディフェンシブで高配当銘柄を揃えました。
日本株を含めたポートフォリオは?
日本株を含めたセクター別のポートフォリオです。日本企業はメーカー(一般消費財)や商社(資本財)など、世界的強いセクターの高配当銘柄を保有しています。日米を合わせると、それなりにバランスのとれたポートフォリオになります。
保有銘柄の時価総額はどのくらいがいいのか?
基本的に個別銘柄は時価総額100億ドル以上の銘柄を所有しています。下のグラフの10,000が100億ドルになります。過去に所有していた日本株が減配されたことが何度かありました。その際、時価総額の大きい銘柄はすぐに元の配当に戻りましたが、中小企業は低迷が長く続くケースが多かったです。歴史が長くて規模が大きな会社は、業績が悪くなっても回復する術をいくつか持っている傾向にあるようです。米国株にも当てはまると思います。レゲット・アンド・プラット【LEG】の時価総額は約70億ドルと規模は小さいですが、増配年数が48年と長いので買いました。
保有銘柄の今後の見通しは?
保有銘柄の現在の配当利回り、YOC(元本配当利回り)、5年後の予想YOCです。5年後予想YOCは、過去5年の増配率をもとに予測しました。評価額では、オクシデンタル・ペトリウム【OXY】のひとり負け状態ですね。ブロードコム【AVGO】は過去5年増配率が56%もあるので、5年後予想YOCは37.1%です(表内に収まっていません)。さすがに、ここまでは上がらないと思いますが、今後どんな増配率になるのか注視します。
今後の予定
今後、買う銘柄の条件はおおまかな基準は以下のとおりです。(1)配当利回りが4%以上。(2)配当利回りが3%以上で、5年以上にわたって増配率10%以上。どちらの場合でも、時価総額は最低100億ドルです。というより、時価総額の高い順にスクリーニングして、その中から配当利回りも高い銘柄を選んで調べています。
それ以外に、連続増配年数が長い、売り上げが右肩上がり、営業利益率が競合他社より優れている、営業キャッシュフローマージンがたっぷりある、配当性向が控えめ、独占禁止法に引っかからないけれど実質的に市場を独占している、依存症相手のビジネスを展開している、機関投資家にソッポ向かれて株価が低いけれどキラリと光るモノを持っている、などが加わるといいですね。大型買収を発表して株価がドカーンと下がった銘柄なんかも狙い目ですね。
最終的にはADRを含む米国の個別株を計50銘柄ほどにしようと考えています。米国株のETFと個別株の割合は1対1ぐらいにするつもりです。そうするとポートフォリオに対する個別株の割合の上限は約1%になります。ETFに組み込まれている分を加味しても2%に収まるはずです。今後、保有銘柄が1年に2、3社ぐらい減配されても気にならないはずです。また、10年に1社ぐらい潰れても、それほどダメージは喰らわないはずです。いずれにせよ、相場から退場しないことを心がけたいです。
基本的に売らないスタンスですが、減配になって株価が下がり将来も絶望的な銘柄は、配当金が増えてきたら年末ごろに損出しするかもしれません。銘柄をたくさん分けたのは、配当金との損益通算を気軽にできそうだからというのもあります。保有銘柄が全部で10銘柄ぐらいだと、1銘柄あたりの価格が大きくて売るかどうか迷ってしまいそうです。ただし、損出しは節税というか納税の先送りにはなりますが、資産の減少を確定させてしまうのであまり気分がよくないですね。