公益事業は何を買っても同じなのか?

日本で暮らす日本人にとって、米国の公益事業は接点がない会社がほとんどです。また、企業によっての違いや特色もあまりないような気がします。本当でしょうか? そこで、配当金と増配率をテーマに、公益事業の企業を比較してみましょう。

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時価総額200億ドル以上の企業の配当利回りは?

以下がおもな時価総額200億ドル以上の巨大企業です。全部で21社ほどあります。配当利回りは2%台後半から4%の間が多いですね。時価総額ではネクステラ・エナジー【NEE】が頭一つ抜けています。ちなみに、フロリダが本拠地の電力会社です。

銘柄 ティッカー 配当利回り 時価総額(100万ドル)
ネクステラ・エナジー NEE 2.16% 113230
デューク・エナジー DUK 3.93% 70090
ドミニオン・エナジー D 4.49% 64880
サザン SO 4.01% 64660
アメリカン・エレクトリック・パワー AEP 2.89% 46560
エクセロン EXC 3.06% 45630
センプラ・エナジー SRE 2.64% 39740
ナショナル・グリッド NGG 5.53% 38650
エクセル・エナジー XEL 2.53% 33770
パブリック・サービス・エンタープライズ・グループ PEG 3.06% 31480
コンソリデーテッド・エジソン ED 3.18% 31440
ウィスコンシン・エナジー WEC 2.48% 30250
エバーソース・エナジー ES 2.50% 27590
エジソン・インターナショナル EIX 3.30% 27340
ファーストエナジー FE 3.17% 25210
DTE エナジー・カンパニー DTE 2.90% 24460
エンタジー ETR 3.64% 23140
PPL コーポレーション PPL 5.40% 22900
アメリカン・ウォーター・ワークス AWK 1.60% 22610
アメレン AEE 2.58% 20360
ブックフィールド・インフラストラクチャー・パートナーズ BIP 4.56% 20090

 

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公益企業の増配率と連続増配年数を比較

下のグラフは過去1、3、5の増配率と連続増配当年数です。公益事業はほかのセクターと比べて、突き抜けた増配率の会社がありません。事業内容と同じで、どの会社も手堅いです。

コンソリデーテッド・エジソン【ED】はニューヨーク州を中心に電気やガスを供給している会社です。連続増配年数は44年と圧倒的。発明王エジソンの名前を冠しています。

増配率ではネクステラ・エナジー【NEE】が11~13%と高いです。

 

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いま公益事業銘柄を買ったら、5年後YOCはどうなるか?

下の図は過去1、3、5の増配率をもとにした5年後の予想YOCと現在の配当利回りです。つまり今株を買うと、5年後に元本配当利回り(YOC)が何%になるかの予測です。

ドミリオン・エナジー【D】はバージニアが本拠地の総合エネルギー会社です。配当率が4.9%と高く、5年後のYOC予想が7%前後になりそうです。

ナショナル・グリッド【NGG】はADR銘柄です。イギリスの会社ですが、アメリカでもガスや電力の事業を展開しています。現在の配当利回りは5.5%と高水準。ただ、増配はほとんどしていません。

PPLコーポレーション【PPL】も現在の配当利回りが5.4%で、公益事業としてはトップクラスです。増配率はあまり高くないですが、事業が安定しており、配当狙いではいいかもしれません。

 

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公益事業銘柄の10年後YOCは?

次に過去1、3、5の増配率をもとにした10年後の予想YOCと現在の配当利回りです。今株を買うと、10年後に元本配当利回り(YOC)が何%になるかの予測です。

ブックフィールド・インフラストラクチャー・パートナーズ【BIP】は世界中でインフラ関連の事業を行っています。10年後YOCが9~11%と出ています。

エジソン・インターナショナル【EIX】はカリフォルニア州の電力会社です。10年後YOCが10%に届く可能性があります。カリフォルニアで頻繁に起きる山火事のリスクが気になりますが。

ネクステラ・エナジー【NEE】は現在の配当利回りが2.1%とこのセクターの中では低いため、増配率は高いですが10年後YOCはトップクラスには届きません。ただ今後の見通しはよさそうですし、永久保有するつもりなら持っていてもいいかもしれません。またデューク・エナジー【DUK】サザン【SO】は規模が大きく、配当利回りが高く、増配率もそこそこ、業績の見通しもよいので押さえておきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

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