ドミニオン・エナジー【D】はバージニア州リッチモンドに本社を置く総合エネルギー会社です。全米18州で事業を展開しており、顧客数は約750万人。ビジネスの中心は発電や送電、配電で、天然ガスやクリーンエネルギーにも力を入れています。時価総額は約600億ドルで、アメリカの公益事業セクターとしては、時価総額1000億ドルのネクストラ・エナジーに続く2番手集団のひとつです。連続増配年数は16年で、リーマンショック時も増配していました。
ドミニオン・エナジー【D】の株価は?
(ヤフーファイナンスより)
株価はリーマンショック後の2009年頃から上昇しました。2015年以降は65~85ドルの間でボックス相場になっています。
ドミニオン・エナジー【D】の売り上げと利益は?
売り上げは2015、16年が底で、2017年以降は伸びています。営業利益率は20%を超えており、優秀です。同業他社と比較しても上回っています。グラフの右端の「TTM」とは「Trailing twelve months」の頭文字を取ったもので、直前の12カ月(過去1年)という意味です。
ドミニオン・エナジー【D】の配当と年間配当利回りは?
配当は着実に伸びています。配当利回りは2018年以降、4%を超えています。5%以上なら買い、4%台後半で狙ってもいいと思います。
ドミニオン・エナジー【D】の配当と増配率は?
増配率は7~10%で推移しており、かなり優秀です。しかも右肩上がりですね。最近2年の増配率は約10%と素晴らしいです。ちなみに決算は12月で、2019年の増配は1月25日に発表されました。
ドミニオン・エナジー【D】の配当と配当性向は?
配当性向は年によってバラバラです。若干高いのが気になります。
ドミニオン・エナジー【D】の配当と自社株買いは?
自社株買いは行っていません。配当による還元に全力投球です。
ドミニオン・エナジー【D】の今後の配当予想は?
過去1、3、5年間の増配率をもとに、将来の配当金とYOCを予想しました。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの配当利回りのことです。増配率は過去1年が9.9%、過去3年が6.5%、過去5年が5.6%でした。現在の配当利回りは4.6%で、このままのペースで増配すると、10年後のYOC予想は7.9~11.8%です。なかなか優秀ですし、実現性も高そうです。
ドミニオン・エナジー【D】のEPS、BPS、ROE、ROAは?
BPS(1株当たりの資本)は順調に伸びています。
ドミニオン・エナジー【D】のキャッシュフローは?
投資キャッシュフローが大きいのは、電力会社なら仕方ないです。フリーキャッシュフローは2018年以降、プラスになりました。
まとめ
いかがでしたか? 配当利回りが5%弱と高く、増配率が6~10%が続いているのは素晴らしいですね。ただ、その分、配当性向が少し高くなっているようです。株価が下がったときに、押し目を拾うのがよいかと思います。