米国最大の家電小売会社ベストバイ【MCO】が、2020年2月27日に増配を発表しました。
これまで四半期ごとの配当が0.5ドルだったのが、0.55ドルに上がります。年間配当は2ドルから2.2ドルになる予定です。増配率、年間増配率ともに10%の予定です。2020年3月2日の終値は79.61ドル、配当利回りは2.76%です。
ベストバイ【BBY】の連続増配年数は17年です。
ベストバイ【BBY】の過去の配当、年間増配率
ここ3年は二桁%の増配が続いています。表内の青字は予想です。背景が黄色の部分は特別配当です。年間配当には含めず計算しました。次回の配当落ちは3月18日です。
ベストバイ【BBY】の今後の配当予想は?
現在と1、3、5年前の同時期の配当金額を比較して増配率を計算し、それを使って将来の配当金とYOCを予想しました。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの配当利回りのことです。ベストバイ【BBY】株を2020年3月2日の終値79.61ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。棒グラフが配当金予想、折れ線グラフがYOC予想です。
増配率は過去1年が10%、過去3年が17.4%、過去5年が19%でした。現在の配当利回りは2.76%です。もっとも増配率が低かった過去1年のペースで増配が続くと10年後のYOCは7.2%に、もっとも増配率が高かった過去5年の増配と同じだと10年後のYOCは15.8%になります。配当利回りがまずまずで、増配率が高いため、将来YOCは期待できそうです。
ベストバイ【BBY】をいつ買ったら正解だったか?
過去5年の配当利回りの平均は2.69%です。配当利回りは1.8~3.7%の間で推移しています。
黄色の線はYOC(Yield on Cost)です。過去5年に購入した場合、現時点での購入単価当たりの利回りが何%になっているかを、過去に買ったタイミングごとに示しています。配当利回り(赤い線)と連動した動きになります。
YOCを上げるコツは(1)増配率の高い銘柄を買う、(2)連続増配年数の長い銘柄を買う、(3)株価が低迷しているときに買うなどがあります。いずれの場合もなるべく早い時期に買った方が、YOCは上がっていきますが、長期にわたって株価が右肩下がりの場合は最近購入した方が数値が上がります。
ベストバイ【BBY】は株価は右肩上がりで、増配率が高いため、なるべく早い時期に購入すればYOCは高くなります。過去5年で最もYOCが高いのが2016年2月頃に買った場合で、現在約8%になっています。
ベストバイ【BBY】の財務データは?
ベストバイ【BBY】の財務データです。なかなか好調のようです。
まとめ
ベストバイ【BBY】はここ5年の増配率が高いですね。