バンガード・米ドル建て新興国政府債券ETF【VWOB】は利回り4.5%の高配当債券ETF

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バンガード・米ドル建て新興国政府債券ETF【VWOB】は新興国市場の債券へ幅広く分散したETFです。毎月配当金が支払われます。2020年10月16日の終値は79.59ドル、過去1年配当額は3.5987ドルなので、配当利回りは4.52%と高いです。

債権は株価の変動が少なく安全資産として人気ですが、新興国がターゲットの場合はどうでしょうか? なお、ETFの場合は「分配金」が正式名称かもしれませんが、当サイトでは個別銘柄を同じく「配当金」と表記します。

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【VWOB】はどんな債券ETFなのか?

【VWOB】のベンチマークは、債券の発行体が新興市場国政府・政府機関・国有企業で、残存期間が1年超の米ドル建て債券で構成されている、バークレイズ米ドル建て新興市場政府債RIC基準インデックスです。経費率は年0.25%とやや高め。構成債権銘柄数は6315と広く分散されています。

【VWOB】の格付け別構成比率は?

【VWOB】の中身は、米国以外の主要な債券市場全体へ幅広く分散しています。信用格付けはAaaがなく、投資不適格とされるBaa未満が42%もあります。このあたりが配当利回りが4.5%前後と高い理由ともいえます。

【VWOB】の残存期間別構成比率は?

【VWOB】の平均残存期間は13.2年で、その内訳は5~10年が約32%を占めており、中期の債権が中心です。

【VWOB】はどの国の債権が多いのか?

【VWOB】の市場別組込比率は、メキシコが9.3%とトップで、サウジアラビア、インドネシア、カタール、トルコ、UAE、ロシアと続きます。石油の原産国が多いですね。上位10カ国で約53%を占めています。

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【VWOB】の過去の配当金と増配率は?

【VWOB】が設定されたのは2013年5月です。下の表は設定以来の配当金の一覧です。

※背景がになっているのが減配です

【VWOB】の期別の配当は?

下のグラフは毎月の配当を1年ごとに積み重ねたものです。通常は月の頭に配当が決定し、数日後に支払われます。ただし、12月は翌月の1月分が12月末に支払われるため、2回の支払いとなります。2018年がやや少ないですが、それ以外は横ばいです。

【VWOB】の年間配当額と年間増配率は?

【VWOB】の配当と増配率を1年ごとにまとめてグラフ化しました。2013年は7月以降、2020年は10月までのデータです。2014年以降、同じような年間配当額です。

【VWOB】の過去1年配当額を棒グラフで確認しよう

設定以来の過去1年配当額を棒グラフにして、株価と比較しました。株価は年末のものです。2020年は10月までのデータです。

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2015年以降の配当利回りは?

2015年以降の【VWOB】の株価と配当利回りを見てみましょう。配当利回りは過去1年の年間配当金額から算出しました。青線が株価(左軸)、赤線が配当利回り(右軸)です。

配当利回りは4%台の後半で推移しており、株価は73~82ドルの間で安定しています。コロナ・ショックの2020年3月時だけは株価が70ドルまで下がり、配当利回りが5.3%まで上がりました。現在の利回りは約4.5%です。

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【VWOB】は暴落に強いのか?

バンガード・米ドル建て新興国政府債券ETF【VWOB】と主要指数を、今年に入ってからの株価で比較してみましょう。下の表の赤線が【VWOB】です。2月から4月にかけてのコロナ・ショックで相場が暴落しましたが、【VWOB】も結構下がりました。そして回復力も今ひとつです。新興国がターゲットの債権は、景気の影響を大きく受けるといえます。それに比べて、米国の債券【BND】は安定していますね。

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【VWOB】と他のETFのトータルリターンを比較する

それではバンガード・米ドル建て新興国政府債券ETF【VWOB】と他のETFのトータルリターンを比較してみましょう。バンガード・米国トータル債券市場ETF【BND】、バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(米ドルヘッジあり)【BNDX】、S&P500【VOO】と比べました。下のグラフは、過去5年のトータルリターンです。

2015年10月に1万ドル投資して、配当を再投資した場合、2020年9月には【VOO】が1万9300ドル、【VWOB】が1万3300ドル、【BNDX】は1万2300ドル、【BND】は1万2200ドルになっていました。

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まとめ

いかがでしたか? 【VWOB】の配当利回りが約4.5%というのは魅力です。ただ、株価暴落時にディフェンシブな動きを期待するのは難しいです。

 

 

 

 

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