バンガード・米国連続増配ETF【VIG】の2021年12月分配金は0.7725ドル。前年同期から16.3%増!

バンガード社のバンガード・米国連続増配ETF【VIG】が2021年12月16日に分配金を発表しました。0.7725ドルです。1年前の同期は0.6644ドルでしたので、1年前の同期から16.3%増です。

利回りを過去1年間の配当金額から算出すると、2022年1月14日の終値は166.78ドル、過去1年の分配金額は2.6601ドルなので、利回りは1.59%になります。

※このページでの利回りは過去1年間の分配金をもとに計算します。

 

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【VIG】の過去の分配金と増配率は?

【VIG】が設定されたのは2006年4月です。過去の分配金の一覧です。下の表の一番右側の「過去1年分配金額の対前年同期増減率」は2011年以降、ほとんどがプラスです。安定して増配しているETFといえます。

※背景がになっているのが減配です

【VIG】の期別分配金は?

2021年12月の分配金は前年の12月と比較して16.3%増えました。2020年の12月以降、5回続けて1年前の同期よりも大幅に増えており、好調なのがわかりますね。2021年は過去最高を大きく更新しました。

 

【VIG】の年間分配金額と年間増配率は?

【VIG】の年間分配金と株価の比較です。どちらも順調に伸びており、似たような推移です。

【VIG】の分配金額を棒グラフで確認しよう

期ごとの分配金と株価を比較したものです。期ごとの分配金はデコボコしていますが、順調に増えています。6月と12月の分配金が多い傾向ですね。

【VIG】の過去1年分配金額を棒グラフで確認しよう

過去1年分配金額と株価と比較しました。過去1年分配金額の伸びと株価の動きは、結構程度連動しています。2020年の後半以降は、株価の伸びが顕著です。

 

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【VIG】の年間増配率は?

年間増配率を確認しましょう。最初に分配金が支払われたのが2006年の6月からなので、データは2008年からです。リーマン・ショックの影響で2009年はマイナスでした。2010年以降は好調ですが、2013、2016年はマイナスでした。その前年の2012年は20%、2015年は15%とかなりの増配だったからかもしれません。

長期の増配率をチェック!

1年ごとの増配率は年によって結果が異なるので、若干イメージしづらいかもしれません。そういう時は、複数年単位で増配率をチェックしましょう。下のグラフは過去3年と過去5年の増配率の推移です。

2012年以降の過去5年増配率は2018年を除いて、5%以上で推移しています。今後もそれぐらいが目安になりそうです。

 

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2020年以降の利回りは?

2020年以降の【VIG】の株価と利回りを見てみましょう。過去1年の年間分配金額から算出しました。青線が株価(左軸)で、赤線が利回り(右軸)です。2020年の年初は利回りは1.7%前後で推移していましたが、2月半ば以降は株価が下がったため、3月23日には利回りが約2.4%まで上昇しました。現在の株価はコロナ・ショック以前を大きく上回りましたが、増配もされたので利回りは1.59%です。

 

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現在の【VIG】の株価と利回りの関係は?

年間分配金額が現在と同じく2.6601ドルで変わらなかったら、利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間分配金額が現在と同じ2.6601ドルが続いた場合の、利回りと株価の相関図です。利回りを0.1%ごとに株価を出しました。今後【VIG】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。

 

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【VIG】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去に【VIG】を買った場合、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から10年前までの株価、利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、ややアバウトです。

下のグラフの黄色の線が、過去に買った場合の、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)です。この線が左肩上がりの場合は、株価好調&増配傾向にあるといえます。なので【VIG】はかなり好調ですね。

2022年1月14日の終値は166.78ドル、過去1年の分配金額は2.6601ドルなので、現在の利回りは1.59%です。過去5年の平均利回りは約2.0%なので、今は少し割高です。

利回りはあまり変動がなく、レンジは1.5~2.3%です。2.0%を超えたら買いと言えそうです。

過去5年で株価は右肩上がりで、増配もしていますので、早い時期に買った方がYOCは上がります。2012年5月に買っていたら、現在YOCは約4.8%になっていました。

 

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基本情報を確認しよう

【VIG】は財務が健全で10年以上連続して増配の実績がある銘柄を、時価総額加重平均方式で組み入れています。利回りの上位25%とREITは除外されます。個別銘柄の加重の上限は4%です。

ベンチマークは、S&P U.S. ディビデンド・グロワーズ・インデックス。2021年9月に変更されました。それまではNASDAQ US ディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックスでした。

【VIG】と連続増配ETF【SDY】、高配当ETF【VYM】、S&P500【VOO】を比較します。

【VIG】の利回りはそれほど高くないですね。10年増配実績銘柄から上位25%を除いていることが、その要因です。運用総額は8兆1000億円とかなり売れています。経費率はバンガード社の【VIG】【VYM】【VOO】はいずれも0.1%以下と低く抑えられています。

 

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【VIG】と主要ETFのセクター比率を比べる

【VIG】とライバルのETF【SDY】【VYM】【VOO】に組み込まれている銘柄のセクター比率を比べましょう。バンガードの公式サイトではICB(Industry Classification Benchmark)で分類されていますので、これをGICS(Global Industry Classification Standard)に変換しました。【VIG】【VYM】はFidelityのデータです。

【VIG】は情報技術の割合が最も多く資本財と金融が同じくらいの割合で続き、ヘルスケア、生活必需品、一般消費財も多いですね。資本財セクターが多いのが特徴ですね。

【SDY】は【VIG】と同じ連続増配ETFですが、少し異なっています。生活費需品、資本財、金融が多いのは共通しています。

【VOO】は【VIG】と似ています。どちらも情報技術が1位で、ヘルスケア、金融、一般消費財が多いですね。

【VYM】は金融が多く、ヘルスケア、生活必需品、情報技術、資本財と続いています。これらのセクターは【VIG】にも多く組み込まれています。

4つのETFの上位組込セクターは、ある程度共通していますね。

 

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【VIG】の上位組込銘柄はどんな会社か?

【VIG】の組込比率1%以上の銘柄です。全部で30あります。上位30銘柄で全体の約60%を占めており、それなりに集中投資と言えそうです。上位組込銘柄のセクターは情報技術、ヘルスケア、生活必需品が多いですね。ちなみに構成銘柄数は全部で267です。

組込順位や構成比は2021年12月末日、時価総額や配当利回りは2022年1月14日のデータです。

 

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上位組込銘柄の推移は?

2020年4月以降の組込比率1%以上銘柄の推移です。1カ月前との比較では、ユナイテッド・ヘルスグループ【UNH】が比率を上げて2位になりました。JPモルガン・チュース【JPM】コムキャスト【CMCSA】は最近比率と順位を下げています。

※2021年3月に銘柄の組み換えをしましたので、太い線を入れました。2021年9月にはベンチマークが変更されました

 

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【VIG】上位20銘柄は主要ETFには組み込まれているのか?

【VIG】の組込比率上位20銘柄は、他のETFにどのくらいの割合で組み込まれているのでしょうか? 高配当【SPYD】【HDV】【DVY】【VYM】、連続増配【SDY】【VIG】、市場全体【DIA】【VOO】【VTI】、ハイテク・グロース系【QQQ】【VUG】【VGT】の主要12ETFへの組込比率(%)をまとめました。

背景色のオレンジ色が濃いほど、組込比率が高いことを意味しています。

【VIG】の組込上位10銘柄中8銘柄が【DIA】にも含まれています。財務が健全な銘柄の集まりという意味では、この2つのETFは似ています。【VIG】の上位20銘柄は【VYM】には12銘柄組み込まれています。

【VIG】との重複率が最も高いのは【VYM】で48%【DIA】と【VOO】が32%と続いています。

同じ連続増配の【SDY】は重複率25%で少なめです。【SDY】は利回りの高い順に組み込まれており、【VIG】は連続増配銘柄の中から利回りの高い25%を除外しているため、上位に組み込まれている銘柄は結構異なっています。

 

※組込比率は、バンガード社のETFは2021年12月末、その他のETFは2022年1月14日頃のデータをもとにしています。【DIA】は株価の高い銘柄が比率が高くなり、【SPYD】は均等平均加重組入なので、これらのETFの組込比率はあまり重要ではありません。

主要ETFの並び順は基本的に左端が最も利回りが高く、右に行くにつれて下がっていきます。ただし、【VGT】は少し毛色が異なるセクターETFなので、右端にしました。主要ETFのティッカー・コードの下の数字は1月13日頃の利回り(%)です。

一番下のETF同士の比率は「etfrc.com」のデータです。

 

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ライバルETFとトータルリターンを比較する

連続増配ETF【SDY】、高配当ETF【VYM】、S&P500ETF【VOO】とトータルリターンを比較します。PORTFOLIO VISUALIZERを使って、10年間を比べます。

2012年1月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合、2021年12月には【VOO】が4万6100ドル、【VIG】が3万8500ドル、【SDY】は3万4700ドル、【VYM】は3万3800ドルになっていました。【VOO】が優勢です。

危険度はどのくらいか?

ETFの安定度を比べてみましょう。最大ドローダウンは、計測期間における最大下落率です。マイナスの数値が小さいほど最大下落率が低いです。

シャープレシオとは、同じリスクを取った場合のリターンの比較です。「(ファンドのリターン?無リスク資産のリターン)÷標準偏差」の値です。

ソルティノレシオはシャープレシオの改良版で、相場が軟調の際の成績を示しています。「(ファンドのリターン-無リスク資産のリターン)÷下方偏差」で計算します。

シャープレシオ、ソルティノレシオは【VIG】と【VOO】はほぼ互角です。最大ドローダウンは【VIG】が最も優秀です。これらの値が優れており、安全度が高いのが【VIG】の人気の要因と言えそうです。

過去の分配金はどのくらいか?

2012年1月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合の年間でもらえる分配金の推移です。分配金は再投資します。税金は考慮しません。

10年間の分配金の合計は【SDY】が7000ドル、【VYM】が6100ドル、【VOO】が4100ドル、【VIG】が3900ドルでした。【VIG】は【VOO】とほぼ互角ですね。

主要ETFとのトータルリターン比較

高配当【SPYD】【HDV】【DVY】【VYM】、連続増配【SDY】【VIG】【DGRW】【RDVY】、インデックス【DIA】【VOO】【VTI】の過去1、3、5、7、10年のトータルリターンを比較しました。現在の利回りは紫の★です。

過去10年のリターン(年平均)は【VOO】が16.5%、【VTI】が16.3%、【VIG】が14.4%、【SDY】は13.3%、【VYM】は13.0%でした。5年以上のリターンでは【VIG】は【VOO】【VTI】に対して、1~2%ぐらい劣っています。

 

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主要ETFと増配率を比較する

高配当【SPYD】【HDV】【DVY】【VYM】、連続増配【SDY】【VIG】、インデックス【DIA】【VOO】【VTI】の過去の増配率を比較しました。

【VIG】はいずれの期間も素晴らしいですね。【SDY】は過去1年と3年が好調です。【VYM】【VOO】【VTI】は過去10年が8%以上と高水準です。【DVY】はどの期間も安定しています。【SPYD】は直近の分配金が悪かった影響でよくないです。【HDV】は過去1年が冴えなかったので、このデータは今ひとつです。

 

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【VIG】の今後のYOC予想は?

現在の過去1年分配金額(2.6601ドル)と1、3、5、10年前の同時期の過去1年分配金額(2.2965ル、2.0377ドル、1.826ドル、1.172ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来YOCを予想します。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの利回りのことです。【VIG】株を2022年1月14日の終値166.78ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。

年間増配率は過去1年が15.8%、過去3年が9.3%、過去5年が7.8%、過去10年が8.5%でした。現在の利回りは1.59%です。

「分配金を再投資しない」「分配金を再投資しない(税引き後)」「分配金を再投資する」「分配金を再投資する(税引き後)」の4パターンで検証します

分配金を再投資しない場合のYOC

まずは分配金を再投資しない場合のYOCを見てみましょう。税金は考慮しません。スタート年は、現在の利回りの1.59%です。

もっとも増配率の低い過去5年の増配率(7.8%)で推移すると、5年後のYOCは2.32%、10年後のYOCは3.38%になります。もっとも成績の良い過去1年の増配率(15.8%)で推移すると5年後のYOCは3.33%ドル、10年後のYOCは6.94%です。

分配金を再投資しない場合(税引き後)のYOC

次に分配金を再投資しないケースで、税金を引いた場合のYOCをチェックしましょう。分配金は約28%の税金を引いた72%が支払われます。スタート年のYOCは1.59%ではなく、税引き後の1.15%になります。

もっとも増配率の低い過去5年の増配率(7.8%)で推移すると、5年後のYOCは1.67%、10年後のYOCは2.44%になります。もっとも成績の良い過去1年の増配率(15.8%)で推移すると5年後のYOCは2.39%ドル、10年後のYOCは4.99%です。

分配金を再投資する場合のYOC

それでは分配金を年1回再投資する場合のYOCを見てみましょう。税金は考慮しません。再投資する分配金額は、現在と10年前の株価を比較して年平均騰落率を計算し、それを使って調整します。

もっとも増配率の低い過去5年の増配率(7.8%)で推移すると、5年後のYOCは2.52%、10年後のYOCは4.14%になります。もっとも成績の良い過去1年の増配率(15.8%)で推移すると5年後のYOCは3.66%ドル、10年後のYOCは9.30%です。

分配金を再投資する場合(税引き後)のYOC

最後に分配金を再投資するケースで、税金を引いた場合のYOCをチェックしましょう。分配金は約28%の税金を引いた72%が支払われます。スタート年のYOCは1.59%ではなく、税引き後の1.15%になります。

もっとも増配率の低い過去5年の増配率(7.8%)で推移すると、5年後のYOCは1.77%、10年後のYOCは2.82%になります。もっとも成績の良い過去1年の増配率(15.8%)で推移すると5年後のYOCは2.57%ドル、10年後のYOCは6.17%です。

【VIG】は現在の利回りはあまり高くないですが、過去1年増配率(15.8%)で推移すると、将来YOCはなかなか高くなります。ただ、そこまで高い増配率が続くかは微妙ですね。過去1年以外の年が参考になるかもしれません。

 

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まとめ

【VIG】は欠点の少ないETFです。今回は前年同期と比較して約16%の増配でした。利回りは低いですが、高い増配率をキープし続けているので、長期保有向きですね。

相場が軟調な時に強さを見せるので安心できます。

 

 

 

 

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