BDC銘柄スロ・キャピタル【SSSS】が追加配当0.75ドルを宣言。年間配当は8ドルに!

2021年12月20日、BDC銘柄スロ・キャピタル【SSSS】が追加配当0.75ドルを宣言しました!

これで年間配当は8.00ドルになります。

スロ・キャピタル【SSSS】の2021年12月17日の終値は11.70ドル。2021年の年間配当は8.00ドルになる予定で、利回りは68.4%です。

※スロ・キャピタル【SSSS】の配当は最近3回の通常配当額が多く、それ以前とは大きく異なります。利回りは参考程度にしてください。

 

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BDCとは?

BDCとは「Business Development Company」の略で、銀行から融資を受けられない新興企業や中小企業の事業開発に金融面を中心にサポートする投資会社です。クローズド・エンド型のファンドであり、ニューヨーク証券取引所やナスダック証券取引所などに上場しています。

新興企業は不安定ですが、成長すると莫大な利益をもたらす可能性があります。創業時のグーグルやアップルなどもBDCから支援を受けていました。

BDCに対する規制は?

BDCは利益の90%以上を配当に充てることで、法人税の免除を受けています。そのため高配当を実現できるので、インカム投資家に人気です。REITと似ていますね。

また、資産の70%を法律で定められた適格投資対象にすること、1銘柄当たりの構成比率を全体の25%以下に抑えることなどが定められています。

 

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BDCにはどんな銘柄があるのか?

下の表は主なBDC銘柄ですスロ・キャピタル【SSSS】はBDCの中で規模は真ん中ぐらいです。利回りは他のBDC銘柄と比較して飛び抜けていますね。

DEレシオは自己資本に対する負債額を示すもので、財務の健全性を測る指標です。BDCの場合は、自己資本の2倍まで借り入れることが可能です。つまり2倍までならレバレッジをかけて商売できるという意味です。ここに挙げたBDCは1倍前後なので、それなりに健全といえます。

NAV倍率は資本に対して株価が割高か割安かを示す値です。1より高いと割高になります。

配当利回り(過去1年)は過去1年の配当から算出したものです。

配当利回り(直近)は直近の配当が今度1年続いたものとして算出しました。こちらは特別配当を含んでいません



日本の証券会社ではBDC銘柄の取り扱いをやめてしまいました。「IG証券」などの海外証券会社なら購入可能です。

サクソバンク証券

 

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スロ・キャピタル【SSSS】の社名について

スロ・キャピタル【SSSS】は2020年6月に、Sutter Rock Capital Corp.からSuRo Capital Corp.へ社名変更を行いました。これは、2020年3月にSutter Hill Venturesから、商標および商号の使用の差し止めの訴訟を受けたためです。

 

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投資先のセクターは?

スロ・キャピタル【SSSS】は高成長のベンチャー企業に投資することを目的とした上場投資ファンドです。投資先は後期のベンチャー企業が多く、一般的に市場価値が1億ドル以上の企業が対象です。

投資先のジャンルは、教育テクノロジー、金融テクノロジー、マーケットプレイス、ソーシャル&モバイル、クラウド・コンピューティング&ビッグデータなどです。

3カ月前との比較では、金融テクノロジ―が約10%増えました。教育テクノロジーとソーシャル&モバイルの比率が少し減りました。

 

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投資先は?

投資先は39社で、その比率は上位5社が54%を占めており、結構集中しています。

「Coursera」は大学や企業によるオンライン学習サービス、「Course Hero」は大学生向けのオンライン・テスト対策などを手掛けています。少し似ていますね。

「Nextdoor」は近所向けのソーシャルネットワーク・サービス、「Blink Health」は医薬品のオンラインサービスを提供しています。オンラインの中でもコロナ禍で強さを見せたジャンルが多いですね。

9月末に組込比率3位となった「Forge」は投資家に未公開株の取引サービスを提供しています。2021年9月にフィンテックに特化したSPACであるMotive Capital Corpと最大20億ドルの株式価値で合併する計画を発表しました。比率が増えたのはこのためですね。

6月末に組込比率3位に入っていた「OZY」は、不正行為の疑惑が発覚したため、圏外となりました。

 

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業績と予想

楽天証券のデータです。2021年はコンセンサスの予想です。2020年以降、当期利益はかなりのペースで伸びており、2021年の予想はさらに良さそうです。2021年に配当をたくさん支払ったのは、利益の伸びが良かったからですね。2016~2019年は配当がゼロ、もしくはわずかだったのは、儲けが少なかったからです。

 

EPSも2020年以降かなり伸びています。

 

 

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スロ・キャピタル【SSSS】の過去の配当、年間増配率

スロ・キャピタル【SSSS】の決算は年4回行われ、3、6、9、12月の末に支払われるのが通常配当のようです。ただし、不定期な配当も多く、今回0.75ドル支払われるようになりました。次回の権利落ちは12月30です。

スロ・キャピタル【SSSS】の期別の配当は?

下のグラフは期別の配当です。基本的に配当落ちの月を基準にしています。2ドルの通常配当が3回続いたところ、今回0.75ドルの特別配当になりました。儲かってまんな。

スロ・キャピタル【SSSS】の年間配当額と年間増配率は?

スロ・キャピタル【SSSS】の配当金と増配率を1年ごとにまとめてグラフ化しました。2021年は年間8ドルになりました。

スロ・キャピタル【SSSS】の株価と配当の関係は?

下のグラフは株価と配当の比較です。株価は2021年を除いて年末のものです。連動しているようにも見えます。

 

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スロ・キャピタル【SSSS】の配当について

スロ・キャピタル【SSSS】の公式サイトには、以下のようなことが書かれていました。

スロ・キャピタル【SSSS】の配当は、現金もしくは普通株式で受け取ることができます。すべての株主に分配される現金の総額は、すべての株主に支払われる配当金総額の50%以下に制限されます。株主の希望する現金の額が配当金総額の50%を超える場合、保有する株式数に応じて、分配される現金総額が比例配分されます。
なお、これらの手続きは郵送によって行われます。

とあったので、楽天証券に問い合わせたところ、日本の投資家は現金(米ドル)ですべて支払われるとのことです。

 

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最近のスロ・キャピタル【SSSS】の株価と配当利回りは?

2020年1月以降のスロ・キャピタル【SSSS】の株価と配当利回りを見てみましょう。青線が株価(左軸)で、赤線が配当利回り(右軸)です。利回りは直近の配当を4倍して計算しました。

2021年の5月以降は2ドル台の大きな配当になりましたので、利回りは50%以上です。重要なのは、この配当を次回以降も維持できるかですね。

 

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現在のスロ・キャピタル【SSSS】の株価と配当利回りの関係は?

年間配当額が現在と同じだったら、株価によって配当利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間配当額が現在と同じ8ドルが続いた場合の、配当利回りと株価の相関図です。配当利回りを5%ごとに株価を出しました。今後、スロ・キャピタル【SSSS】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。

 

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競合銘柄とトータルリターンを比較する

スロ・キャピタル【SSSS】と主要BDC銘柄のエイリス・キャピタル【ARCC】、メイン・ストリート・キャピタル 【MAIN】、そして高配当ETFの代表格【VYM】を比較します。PORTFOLIO VISUALIZERを使って、2011年11月から2021年10月までの10年間を比べます。

2018年11月に1万ドル投資して配当を再投資した場合、2021年10月には【MAIN】が3万5400ドル、【ARCC】が3万5700ドル、【VYM】が3万3900ドル、【SSSS】が2万1500ドルになっていました。

【SSSS】は2020年中盤以降は強烈に上昇していますが、それ以前は横ばいが長く続いていました。

過去のトータルリターン

過去3カ月、1、3年の年平均トータルリターンは以下の通りです。【SSSS】の過去1年リターンは158.5%と圧倒的です。過去3年は48.7%、過去5年も37%と素晴らしいですが、過去10年は8.0%と今ひとつです。

危険度はどのくらいか?

ETFの安定度を比べてみましょう。最大ドローダウンは、計測期間における最大下落率です。マイナスの数値が小さいほど最大下落率が低いです。

シャープレシオとは、同じリスクを取った場合のリターンの比較です。「(ファンドのリターン?無リスク資産のリターン)÷標準偏差」の値です。1を超えていれば、優秀です。

ソルティノレシオはシャープレシオの改良版で、相場が軟調の際の成績を示しています。「(ファンドのリターン-無リスク資産のリターン)÷下方偏差」で計算します。1.5を超えていると、素晴らしいです。

【SSSS】はすべての値がよくないですね。残り2つのBDC銘柄【ARCC】【MAIN】も最大ドローダウン値が悪く、不安定です。逆に【VYM】の安定が目立ちます。

過去の配当はどのくらいか?

2011年11月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合の年間にもらえる分配金の推移です。分配金は再投資します。税金は考慮しません。PORTFOLIO VISUALIZERのデータです。

10年間の配当の合計は【MAIN】が2万2500ドル、【ARCC】が1万6800ドル、【SSSS】が9200ドル、【VYM】が6200ドルでした。【SSSS】は2021年の配当はとんでもない額ですが、それ以外の年は無配の期間が多かったので、過去10年間で考えるとそれほど多くないです。

過去2年の配当はどのくらいか?

それでは、もう少し短期で見てみましょう。2019年11月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合の年間にもらえる配当の推移です。配当は再投資します。税金は考慮しません。PORTFOLIO VISUALIZERのデータです。

2年間の配当合計は【SSSS】が1万1900ドル、【ARCC】が1930ドル、【MAIN】が1200ドル、【VYM】が670ドルでした。【SSSS】の2021年の配当は強烈ですね。

 

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【SSSS】の今後のYOC予想は?

現在の予想年間配当金額(8ドル)と過去の同時期の年間配当金額を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来YOCを予想します。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの利回りのことです。【SSSS】株を2021年11月3日の終値14.75ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。

と思ったのですが、最近3回の金額があまりにも大きすぎるので、年間増配率はとてつもない数字になり、現実的ではありません。

そこで、年間増配率が変化なし、増配率マイナス5%、マイナス10%、マイナス15%という4つのケースで検証します。

「分配金を再投資しない」「分配金を再投資しない(税引き後)」「分配金を再投資する」「分配金を再投資する(税引き後)」の4パターンで検証します

分配金を再投資しない場合のYOC

まずは分配金を再投資しない場合のYOCを見てみましょう。税金は考慮しません。スタート年は、現在の利回りの54.2%です。

増配率がマイナス10%で推移すると、5年後のYOCは32.03%、10年後のYOCは18.91%になります。増配率が15%で推移すると5年後のYOCは24.07%ドル、10年後のYOCは10.68%です。

分配金を再投資しない場合(税引き後)のYOC

次に分配金を再投資しないケースで、税金を引いた場合のYOCをチェックしましょう。分配金は約28%の税金を引いた72%が支払われます。スタート年のYOCは54.2%ではなく、税引き後の39.05%になります。

増配率がマイナス10%で推移すると、5年後のYOCは23.06%、10年後のYOCは13.62%になります。増配率が15%で推移すると5年後のYOCは17.33%ドル、10年後のYOCは7.69%です。

分配金を再投資する場合のYOC

それでは分配金を年1回再投資する場合のYOCを見てみましょう。税金は考慮しません。再投資する分配金額は、現在と5年前の株価を比較して年平均騰落率を計算し、それを使って調整します。

増配率がマイナス10%で推移すると、5年後のYOCは134.37%、10年後のYOCは194.43%になります。増配率が15%で推移すると5年後のYOCは89.30%ドル、10年後のYOCは74.12%です。

分配金を再投資する場合(税引き後)のYOC

最後に分配金を再投資するケースで、税金を引いた場合のYOCをチェックしましょう。分配金は約28%の税金を引いた72%が支払われます。スタート年のYOCは54.2%ではなく、税引き後の39.05%になります。

増配率がマイナス10%で推移すると、5年後のYOCは67.41%、10年後のYOCは77.12%になります。増配率が15%で推移すると5年後のYOCは46.10%ドル、10年後のYOCは32.37%です。

【SSSS】は現在の利回りが極めて高いので、増配率がマイナス10~15%ぐらいでも再投資し続ければYOCは維持できます。ただし、将来の配当がどうなるかは不透明なので、このデータはあまり参考にならないですね。

 

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まとめ

スロ・キャピタル【SSSS】は3期続けて、ビッグな配当金でした。その後にまさかの追加配当があるとは驚きです。

2021年第3四半期は、SPACによる合併を4件、IPOを2件、買収の完了を2件発表し、設立以来最高の配当調整後NAVを達成。Orchard Technologies、Varo Money、PayJoyなど、新たに7社を投資先に追加したとのことです。

スロ・キャピタル【SSSS】は2021年12月上旬までは、楽天証券で取り扱っていましたが、現在は購入することができません。配当再投資もできませんし、残念ですね。

スロ・キャピタルの会長兼最高経営責任者であるマーク・クライン氏によると、「2021年はSuRo Capitalの歴史上、株主還元が最も成功した年であり、第4四半期決算と同時に、2022年の配当戦略をプレビューできることを楽しみにしています」とのことです。
来年も見通しがよさそうです。



日本の証券会社ではBDC銘柄の取り扱いをやめてしまいました。「IG証券」などの海外証券会社なら購入可能です。

サクソバンク証券


メイン・ストリート・キャピタル【MAIN】が前回から3カ月で増配決定、しかも追加配当つきです
BDC銘柄メイン・ストリート・キャピタル【MAIN】が特別配当0.075ドルを発表
BDC銘柄のメイン・ストリート・キャピタル【MAIN】が2022年2月23日に追加配当0.075ドルを発表しました。権利落ちは3月21日です。通常配当は0.215ドルで変わりません。 【MAIN...