BDC銘柄ハーキュリーズ・ キャピタル【HTGC】が配当金を発表。通常0.32ドルに特別配当0.07ドル

BDC銘柄のハーキュリーズ・ キャピタル【HTGC】が配当を発表しました。通常配当は0.32ドルで前回と変わらずで、特別配当が0.07ドル。合計0.39ドルです。

【HTGC】の2021年7月26日の終値は17.22ドル、過去1年の分配金額は1.49ドルなので、利回りは8.65%になります。(特別配当も含めて計算しています)

※このページでの利回りは過去1年間の配当をもとに計算します

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BDCとは?

BDCとは「Business Development Company」の略で、銀行から融資を受けられない新興企業や中小企業の事業開発に金融面を中心にサポートする投資会社です。クローズド・エンド型のファンドであり、ニューヨーク証券取引所、ナスダック証券取引所などに上場しています。

新興企業は不安定ですが、成長すると莫大な利益をもたらす可能性があります。創業時のグーグルやアップルなどもBDCから支援を受けていました。

BDCに対する規制は?

BDCは利益の90%以上を配当に充てることで、法人税の免除を受けています。そのため高配当を実現できるので、インカム投資家に人気です。REITと似ていますね。

また、資産の70%を法律で定められた適格投資対象にすること、1銘柄当たりの構成比率を全体の25%以下に抑えることなどが定められています。

 

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BDCにはどんな銘柄があるのか?

下の表はBDC銘柄の中から規模の大きいものなどを選びました。

DEレシオは自己資本に対する負債額を示すもので、財務の健全性を測る指標です。BDCの場合は、自己資本の2倍まで借り入れることが可能です。つまり2倍までならレバレッジをかけて商売できるという意味です。ここに挙げた大手BDCは、1倍前後なので、健全といえます。

NAV倍率は資本に対して株価が割高か割安かを示す値です。1より高いと割高になります。ハーキュリーズ・ キャピタル【HTGC】は約1.5倍で少し割高ですね。【MAIN】や【NEWT】もこの値が高いです。それだけ期待されているという見方もできます。

配当利回りは過去1年の配当から算出したものと、直近の配当を1年分に換算したものの2つを出しました。特別配当も含めています。

 

日本の証券会社で購入可能なBDC銘柄は楽天証券が9銘柄ほど、PayPay証券が2銘柄です。PayPay証券は【ARCC】と【MAIN】を取り扱っています。楽天証券で取り扱っているのは【ARCC】【PSEC】【MAIN】【HTGC】【ORCC】【NMFC】【NEWT】【BBDC】【SSSS】などです。

 

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どんな会社なのか

ハーキュリーズ・ キャピタル【HTGC】は2003年に設立し、創業以来530社以上の新興成長企業に116億ドル以上の資金提供を行っています。

投資先は、主にライフサイエンス、テクノロジー、再生可能技術産業などのベンチャー企業です。

 

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貸し出しのアセットクラスは?

第一抵当権のシニアローンが7割強なので、まずまず安心できます。投資先は95社で、96社のワラント、66社の株式を保有しています。

 

 

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業績と予想

楽天証券のデータです。コロナ・ショックでBDC銘柄は2020年の当期利益が減りケースがほとんどですが、【HTGC】は強さを見せました。売り上げも順調に伸びています。

2021年と2022年はコンセンサスの予想です。あまりよくないですが、前回2020年の予想もややネガティヴでしたが、上に外しました。

 

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ハーキュリーズ・ キャピタル【HTGC】の過去の配当、年間増配率

ハーキュリーズ・ キャピタル【HTGC】は、四半期ごとに配当を支払っています。次回の配当落ちは8月10日です。

背景が黄色の部分は通常の配当のほかに特別配当が支払われた期です。

ハーキュリーズ・ キャピタル【HTGC】の期別の配当は?

下のグラフは期別の配当です。基本的に配当落ちの月を基準にしています。2014~17年は横ばいでしたが、その後は少しずつ増えています。基本配当は2013年11月以降は0.31ドルで、2019年5月に0.32ドルになりました。2018年11月から特別配当を出すことが増え、その金額は0.01~0.08ドルです。

 

ハーキュリーズ・ キャピタル【HTGC】の年間配当額と年間増配率は?

ハーキュリーズ・ キャピタル【HTGC】の配当金と増配率を1年ごとにまとめてグラフ化しました。リーマン・ショック後の2010年は1年で36%の減配となりました。その後は徐々に回復して、2020年の年間配当金額は2008年を上回っています。2021年はあと1回配当が出ます。

 

ハーキュリーズ・ キャピタル【HTGC】の株価と配当の関係は?

下のグラフは株価と配当の比較です。株価は2021年を除いて年末のものです。株価と年間配当額は多少連動していますが、株価の方が動きが激しいですね。2021年はあと1回配当が出ます。

 

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最近のハーキュリーズ・ キャピタル【HTGC】の株価と配当利回りは?

2020年1月以降のハーキュリーズ・ キャピタル【HTGC】の株価と配当利回りを見てみましょう。青線が株価(左軸)で、赤線が配当利回り(右軸)です。2020年の年初の配当利回りは9.5%前後でしたが、2月半ば以降は急降下したため、4月3日に約21.4%まで上がりました。2020年11月頃から株価は急上昇して、現在の配当利回りは8.65%です。

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現在のハーキュリーズ・ キャピタル【HTGC】の株価と利回りの関係は?

年間配当額が現在と同じだったら、株価によって配当利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間配当額が現在と同じ1.49ドルが続いた場合の、配当利回りと株価の相関図です。配当利回りを0.5%ごとに株価を出しました。今後、ハーキュリーズ・ キャピタル【HTGC】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。

 

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ハーキュリーズ・ キャピタル【HTGC】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去にハーキュリーズ・ キャピタル【HTGC】を買った場合、現在の購入単価当たりの配当利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から5年前までの株価、配当利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、少しアバウトです。下のグラフの黄色の線が、過去に買った場合の、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)です。

2021年7月26日の終値は17.22ドル、年間の配当金額は1.49ドルなので、現在の配当利回りは8.65%です。過去5年の平均配当利回りは約10.0%です。コロナ・ショックの2020年3月頃に買っていたら、現在YOCは約19.5%になっていました。また、2018年12月頃に購入していればYOCは約13.5%でした。

 

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競合銘柄とトータルリターンを比較する

ハーキュリーズ・ キャピタル【HTGC】と主要BDC銘柄のエイリス・キャピタル【ARCC】、メイン・ストリート・キャピタル【MAIN】、ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】と比較します。PORTFOLIO VISUALIZERを使って、2011年7月から2021年6月までの10年間を比べます。

2011年7月に1万ドル投資して配当を再投資した場合、2021年6月には【NEWT】が9万4600ドル、【MAIN】が4万7100ドル、【HTGC】が4万1800ドル、【ARCC】が3万1500ドルになっていました。【NEWT】のリターンは凄まじいですね。

過去のトータルリターン

過去3カ月、1、3、5、10年の年平均トータルリターンは以下の通りです。過去10年のリターン(年平均)は【NEWT】が25.2%、【MAIN】が16.8%、【HTGC】15.4%、【ARCC】は12.2%でした。

危険度はどのくらいか?

ETFの安定度を比べてみましょう。最大ドローダウンは、計測期間における最大下落率です。マイナスの数値が小さいほど最大下落率が低いです。

シャープレシオとは、同じリスクを取った場合のリターンの比較です。「(ファンドのリターン−無リスク資産のリターン)÷標準偏差」の値です。1を超えていれば、優秀です。

ソルティノレシオはシャープレシオの改良版で、相場が軟調の際の成績を示しています。「(ファンドのリターン-無リスク資産のリターン)÷下方偏差」で計算します。1.5を超えていると、素晴らしいです。

最大ドローダウンはどの銘柄も悪いですね。金融&超高配当らしいです。大量に保有していると、次の金融ショックが来たときに耐えられるかが微妙ですね。【NEWT】はソルティノレシオが素晴らしいです。

過去の分配金はどのくらいか?

2011年7月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合の年間にもらえる分配金の推移です。分配金は再投資します。税金は考慮しません。PORTFOLIO VISUALIZERのデータです。

10年間の配当金の合計は【NEWT】が2万7500ドル、【MAIN】が2万600ドル、【HTGC】が1万9200ドル、【ARCC】が1万6100ドルでした。

ただし、【NEWT】に関しては配当を出し始めたのが2015年で、しかもその年の特別配当がかなり多かったので、このデータは参考にしづらいです。

 

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ハーキュリーズ・ キャピタル【HTGC】の今後の配当予想は?

現在の過去1年配当金額(1.49ドル)と1、3、5、10年前の同時期の配当金額(1.39ドル、1.24ドル、1.24ドル、0.86ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の配当金とYOCを予想します。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの配当利回りのことです。ハーキュリーズ・キャピタル【HTGC】株を2021年7月26日の終値17.22ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。

購入金額は1万ドルにします。そうすると、年間配当額から利回り(YOC)が一瞬で計算できます。たとえば、年間配当額が300ドルなら利回り(YOC)は3.0%、年間配当額777ドルなら利回り(YOC)は7.77%になります。

年間増配率は過去1年が7.2%、過去3年が6.3%、過去5年が3.7%、過去10年が5.6%でした。現在の配当利回りは8.65%です。

配当を再投資しない場合

まずは配当を再投資しないケースを見てみましょう。税金は考慮しません。現在の配当利回りが8.65%なので、1年目の年間配当額は865ドルです。

もっとも増配率の低い過去5年のペースだと5年目の配当額は1002ドル、10年目の配当額は1204ドルになります。もっとも成績の良い過去1年の増配率を当てはめると5年目の配当額は1142ドル、10年目の配当額は1617ドルになりそうです。配当額1617ドルはYOC(購入額に対する利回り)16.17%です。

 

配当を再投資する場合

つぎに配当を再投資するケースを見てみましょう。税金は考慮しません。再投資する場合の配当金額は、現在と10年前の株価を比較して年平均騰落率を計算し、それを使って調整しています。

もっとも増配率の低い過去5年のペースだと5年目の配当額は1392ドル、10年目の配当額は2706ドルになります。もっとも成績の良い過去1年の増配率を当てはめると5年目の配当額は1613ドル、10年目の配当額は4084ドルになりそうです。配当額4084ドルはYOC(購入額に対する利回り)40.84%です。

配当を再投資する場合(税引き後)

最後に配当を再投資し、税金を引いた額で計算してみましょう。配当金は28%の税金を引いた72%で計算します。1年目は865ドルではなく、税引き後の623ドルになります。

もっとも増配率の低い過去5年のペースだと5年目の配当額は917ドル、10年目の配当額は1565ドルになります。もっとも成績の良い過去1年の増配率を当てはめると5年目の配当額は1058ドル、10年目の配当額は2291ドルになりそうです。配当額2291ドルはYOC(購入額に対する利回り)22.91%です。

 

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まとめ

ハーキュリーズ・ キャピタル【HTGC】は、過去のリターンはかなりよく、最近は特別配当が毎回のように出ているので、増配率も高いですね。だたし、NAV倍率が1.5倍と高いのも気になります。

なお、次回の権利落ちは8月10日なので、その前日までに購入していれば、配当金をもらえます。

 

2021年7月現在、日本の証券会社では楽天証券のみの取り扱いです。SBI証券やマネックス証券では購入できないのが残念です。
楽天証券

 

 

 

 

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