素材はリンデ【LIN】一択なのか?

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資本財セクターは特殊化学品、工場用ガス、基礎化学品、包装紙、肥料、金属、建設素材、金などを扱う会社によって構成されています。消費者が直接購入することはほとんどなく、なじみの薄い企業が目立ちます。さて、そんな素材セクターの代表銘柄といえばリンデ【LIN】が挙げられます。同セクターの他銘柄と比べた場合、どのようなものでしょうか? そこで、配当金と増配率をテーマに、素材セクターの企業を比較してみましょう。

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時価総額90億ドル以上の企業の配当利回りは?

以下がおもな時価総額90億ドル以上の巨大企業です。もっとも時価総額が多いのはリンデ【LIN】です。

銘柄ティッカー配当利回り時価総額(100万ドル)
リンデLIN1.77%103960
エコラブECL0.94%57100
シャーウィン・ウィリアムズSHW0.80%50590
エアープロダクツ・アンド・ケミカルズAPD2.15%49200
デュポン・ド・ヌムールDD1.83%48851
ダウDOW5.83%35644
ニューモント・ゴールドコープNEM1.46%31516
ロインダルベセル・インダストリーズLYB4.86%29330
PPGインダストリーズPPG1.68%28010
ボールBLL0.80%24604
バルカン・マテリアルズVMC0.83%20060
コルテバCTVA1.99%19501
フランコ・ネバダFNV1.08%17360
インターナショナル・ペーパーIP4.89%16590
ニューコアNUE3.09%15280
セラネーゼCE2.03%15050
インターナショナル・フレーバー・フレグランスIFF2.51%13530
FMCFMC1.92%10827
CFインダストリーズ・ホールディングスCF2.51%10429
イーストマン・ケミカルEMN3.39%10100
パッケージング・コープ・オブ・アメリカPKG2.96%9900
エイブリー・デニソンAVY1.98%9480
ウエストロックWRK5.02%9350

 

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素材セクターの増配率と連続増配年数を比較

下のグラフは過去1、3、5の増配率と連続増配当年数です。全部で23社あります。なお、増配率がマイナスの部分は表示していません。

素材セクターには連続増配年数の上位銘柄がたくさんあります。PPGインダストリーズ【PPG】は48年、ニューコア【NUE】は46年、シャーウィン・ウィリアムズ【SHW】41年です。

 

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いま素材の銘柄を買ったら、5年後YOCはどうなるか?

下の図は過去1、3、5の増配率をもとにした5年後の予想YOCと現在の配当利回りです。つまり今株を買うと、5年後に元本配当利回り(YOC)が何%になるかの予測です。

ニューモント・ゴールドコープ【NEM】は世界最大級の産金会社です。増配率、5年後YOC、10年後YOCいずれも極めて高い数値です。2014年と2015年に大幅に減配されてほぼ0になり、その後、一気に回復しました。このままのぺースで増配する可能性はないので、この銘柄のYOC予想に関しては、外れる可能性が高いです。

建設資材を扱っているバルカン・マテリアルズ【VMC】は2012年に大幅に減配されて、ほぼ0になりました。ニューモント・ゴールドコープ【NEM】と同じパターンです。ただ、その後の業績はまずまずです。

 

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素材セクターの10年後YOCは?

次に過去1、3、5の増配率をもとにした10年後の予想YOCと現在の配当利回りです。今株を買うと、10年後に元本配当利回り(YOC)が何%になるかの予測です。

FMC【FMC】は特殊化学品メーカーです。1年前に比べて、配当金が約2倍に増えました。配当金が毎年2倍増えれば、10年後YOCは2773%になりますが、現実的にはありえない数字です。

デュポン・ド・ヌムール【DD】は2017年にダウ・ケミカルとデュポンが合併して生まれた総合化学品メーカーです。

ダウ・デュポンから分離して生まれ変わったのが、ダウ【DOW】です。現在の配当利回りは5.8%と高いですが、今後は不透明です。

リンデ【LIN】はプラクセアーとドイツのリンデが合併して生まれた世界最大級の産業用ガス会社です。配当利回りと増配率はそれほど高くないですが、安心して保有できる銘柄です。

現在の配当利回りが5%前後と高く、増配率もまずまずなのは、梱包材メーカーのウエスト・ロック【WRK】、製紙会社のインターナショナル・ペーパー【IP】。どちらも世界最大規模を誇っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

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