連日、米国株は激しい値動きをしています。S&P500は最高値から25%以上のマイナスになりましたので、そろそろ個別銘柄を買い始めてみるのもいいかもしれません。
どんな銘柄を買えばいいのか?
株価が暴落した場合、新たに個別銘柄を買おうとしても「さらに株価が落ちてしまうのでは」と思うため、なかなか勇気が出ませんよね。そんなときは、時価総額が大きく、連続増配年数の長い銘柄がオススメです。これらの銘柄は投資家に人気があるため、相場が好調の時は高すぎて買いづらいです。しかし株価が総悲観になった今は、バーゲン価格で売り出しているので狙い目といえます。上手に安値で買うことができれば、将来値上がり益と配当の両方を手にすることができるかもしれません。
米国株の中から(1)15年以上の連続増配で、(2)時価総額300億ドル以上の50銘柄をピックアップしました。リーマン・ショックでも増配したという意味ですね。
※15年以上の連続増配に該当していない銘柄が6つありますが、人気と実力を加味して取り上げました。
ディフェンシブな5セクターから21銘柄
銘柄数が多いので2つに分けます。前半は生活必需品、ヘルスケア、エネルギー、公益事業、通信サービスの銘柄です。比較的、ディフェンシブと言われているセクターです。エネルギー・セクターは今回の暴落で弱さを露呈しましたし、ディフェンシブではないかもしれません。
表の一番右側の2列「目標株価」と「目標配当利回り」は、配当利回りが現在から切りのいい数字に上がったものにしました。もう少し、株価が下がったら買おうと考えている場合の参考にしてください。なお、株価は2020年3月13日の終値です。
プロクター・アンド・ギャンブル【PG】、コカ・コーラ【KO】、ジョンソン・エンド・ジョンソン【JNJ】、ネクステラ・エナジー【NEE】などの人気銘柄は配当利回りが上がってきたので、お買い得かもしれませんね。
※コムキャスト【CMCSA】は、連続増配年数が15年未満ですが、取り上げました。
景気に敏感といわれているセクターから29銘柄
こちらは情報技術、一般消費財、資本財、金融、素材の5セクター。景気に敏感と言われ、今回の下落相場で苦戦しているセクターが目立ちます。情報技術(IT)はインフラっぽいのが多いため、景気に敏感ではないかもしれませんね。
ITの二大巨塔マイクロソフト【MSFT】、アップル【AAPL】は妙味が出てきたかもしれませんね。一般消費財のホーム・デポ【HD】とマクドナルド【MCD】は配当利回りが3%に近づきつつあります。
※アップル【AAPL】、ビザ【V】、シスコ・システムズ【CSCO】、ブロードコム【AVGO】、ホーム・デポ【HD】は、連続増配年数が15年未満ですが、需要がありそうなので取り上げました。
まとめ
いかがでしたか? こうして優良銘柄を並べてみると、「荒れた相場でも、買っても大丈夫なんじゃないかな」って気がしてきませんか? 上手に安値圏で拾ってください。