バンガード・米国長期債券ETF【BLV】が前年同期より7倍近い配当を決定!

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バンガード・米国長期債券ETF【BLV】が2020年12月22日に配当金を発表しました。0.26273ドルです。今回は通常配当とは別に、ロングターム・キャピタルゲイン(LTCG)が2.4325ドル、ショートターム・キャピタルゲイン(STCG)が0.4365ドルありましたので、合計3.13173ドルでした。2020年12月29日の終値は109.51ドル、過去1年配当額は6.39923ドルなので、配当利回りは5.84%です。ただしこれは、ロングターム・キャピタルゲインとショートターム・キャピタルゲインも含めて出した数字です。

2020年はロングターム・キャピタルゲインとショートターム・キャピタルゲインの合計が3.1627ドルありましたので、これを差し引いた年間配当は3.23653ドルです。この数字で配当利回りを出すと2.96%になります。ただし【BLV】はかなり頻繁にキャピタルゲインを出していますので、この数字も含めて配当利回りを計算するほうが妥当な気がします。

なお、ETFの場合は「分配金」が正式名称かもしれませんが、当サイトでは個別銘柄を同じく「配当金」と表記します。

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【BLV】の過去の配当金と増配率は?

【BLV】が設定されたのは2007年4月です。下の表は2014年以降の配当金の一覧です。背景が黄色の部分は、通常の配当とは別に、ロングターム・キャピタルゲインやショートターム・キャピタルゲインが出たもので、それらも含めています。ほぼ毎年、12月の最後に支払われるタイミングでこれらが加わっています。

※背景がになっているのが減配です

【BLV】の期別の配当は?

下のグラフは毎月の配当を1年ごとに積み重ねたものです。通常は月の頭に配当が決定し、数日後に支払われます。12月は翌月の1月分が12月末に支払われるため、2回の支払いとなります。2020年は最近の中では、かなり配当額が多いです。4月と12月のキャピタルゲインのおかげですね。とくに今回の12月はロングターム・キャピタルゲインが2.4325ドルもありましたので、年間配当額は例年の約2倍になりました。

【BLV】の年間配当額と年間増配率は?

【BLV】の配当と増配率を1年ごとにまとめてグラフ化しました。2014年以降はあまり変動がなかったですが、2020年は前年より79%も増えました。

【BLV】の過去1年配当額を棒グラフで確認しよう

設定以来の過去1年配当額を棒グラフにして、株価と比較しました。株価は年末のものです。

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2015年以降の配当利回りは?

2015年以降の【BLV】の株価と配当利回り、米国10年国債利回りを見てみましょう。配当利回りは過去1年の年間配当金額から算出しました。青線が株価(左軸)、赤線が配当利回り(右軸)、黄線が米国10年国債利回り(右軸)です。

配当利回りは4%前後で推移していましたが、2019年1月以降はやや下落傾向です。今回のキャピタルゲインを含めて利回りを計算すると、上に突き抜けますね。ほぼ、米国10年国債利回りと連動していますね。

 

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他の債権ETFは特別配当があったのか?

それでは、バンガードの債権ETFで、2019年と2020年の最後の配当を比較してみましょう。それぞれのETFを2019年と2020年に分け、通常配当、ショートターム・キャピタルゲイン、ロングターム・キャピタルゲインを色分けしました。なお、EDV(超長期国債)は年4回の配当、それ以外は毎月配当が支払われており、その年の一番最後の配当を対象にしました。

2020年の通常配当は、2019年より下がっています。2020年はロングターム・キャピタルゲインを出した銘柄が多いですね。VCLT(長期社債)とBSV(短期債券)は通常配当のみです。

今回ロングターム・キャピタルゲインが多かったのはBLV(長期債券)、超長期国債(EDV)、中期債券(BIV)などでしょうか。

 

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【BLV】はどんな債券ETFなのか?

【BLV】のベンチマークは、残存期間が10年超の米国債、政府機関債、社債および米国政府が保証する米国外の発行体による米ドル建て債券をカバーする、バークレイズ米国政府/クレジット浮動調整(10年超)インデックスです。経費率は年0.05%。構成債権銘柄数は2671と広く分散されています。

【BLV】の格付け別構成比率は?

【BLV】の中身は、国債など米国政府が発行したものが中心です。それ以外でも信用格付けの高いものが多く、なかなか安定しています。

【BLV】の残存期間別構成比率は?

【BLV】の平均残存期間は24.3年です。内訳は20~30年が約70%を占めており、長期の債権が中心です。

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まとめ

いかがでしたか? 【BLV】の今回のロングターム・キャピタルゲインとショートターム・キャピタルゲインは、かなり多かったですね。配当利回りは6%弱ですが、実際は3.5%ぐらいと考えるのがいいかもしれません。

 

 

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