通信サービス大手のベライゾン【VZ】が2%の増配

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通信インフラ大手のベライゾン【VZ】が、2020年9月2日に配当を発表しました。

これまで四半期ごとの配当が0.6275ドルだったのが、0.64ドルに上がります。年間配当は2.51ドルから2.56ドルになる予定で、増配率は2.0%です。2021年9月3日の終値55.43ドル、配当利回りは4.62%です。

ベライゾン【VZ】の連続増配年数は17年です。

 

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ベライゾン【VZ】の過去の配当、年間増配率

近年のベライゾン【VZ】の増配率はほぼ2%です。次回の配当落ちは10月7です。

【VZ】の期別の配当は?

下のグラフは期別の配当です。配当落ちの月を基準にしています。少しずつ階段を上っているイメージでしょうか。

【VZ】の年間配当額と年間増配率は?

【VZ】の配当金と増配率を1年ごとにまとめてグラフ化しました。順調に伸びています。増配率は低いですが、安定しているとも言えます。

【VZ】の株価と配当の関係は?

下のグラフは株価と配当の比較です。株価は2021年を除いて年末のものです。配当の伸びは順調ですが、株価は2019年ごろから横ばいです。

 

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今年に入ってからのベライゾン【VZ】の株価と配当利回りは?

2020年に入ってからのベライゾン【VZ】の株価と配当利回りを見てみましょう。青線が株価(左軸)で、赤線が配当利回り(右軸)です。2020年の初頭は配当利回り4.1%ぐらいで推移していましたが、2月半ば以降は株価が下がったため、3月25日には配当利回りが4.93%まで上昇しました。その後株価はコロナ・ショック前付近に回復した後は、やや低調のため、現在の配当利回りは4.62%と高水準ですね。

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現在のベライゾン【VZ】の株価と配当利回りの関係は?

年間配当額が現在と同じだったら、株価によって配当利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間配当額が現在と同じ2.56ドルが続いた場合の、配当利回りと株価の相関図です。配当利回りを0.2%ごとに株価を出しました。今後、ベライゾン【VZ】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。

 

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【VZ】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去にベライゾン【VZ】を買った場合、現在の購入単価当たりの配当利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から5年前までの株価、配当利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、少しアバウトです。下のグラフの黄色の線が、過去に買った場合の、現在の購入単価当たりの配当利回り(YOC)です。

2021年9月3日の終値は55.43ドル、年間の予想配当金額は2.56ドルなので、現在の配当利回りは4.62%です。過去5年の平均配当利回りは約4.5%です。

増配をしており、株価は一応右肩下がりなので、早い時期に買えばYOCは上がります。2017年6月頃に買っていたら、現在YOCは約5.7%になっていました。

 

 

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ライバル企業とトータルリターンを比較する

ベライゾン【VZ】とライバル企業のトータル・リターンを比較します。AT&T【T】、Tモバイル【TMUS】、Vanguard S&P500 ETF【VOO】と比べました。PORTFOLIO VISUALIZERを使います。

2011年9月に1万ドル投資して配当を再投資した場合、2021年8月には【TMUS】が7万6400ドル、【VOO】が4万5300ドル、【VZ】が2万3900ドル、【T】が1万6900ドルになっていました。

過去のトータルリターン

過去3カ月、1、3、5、10年の年平均トータルリターンは以下の通りです。過去10年のリターン(年平均)は、【TMUS】が22.6%、【VOO】は16.3%、【VZ】は9.1%、【T】は5.4%でした。

危険度はどのくらいか?

ETFの安定度を比べてみましょう。最大ドローダウンは、計測期間における最大下落率です。マイナスの数値が小さいほど最大下落率が低いです。

シャープレシオとは、同じリスクを取った場合のリターンの比較です。「(ファンドのリターン−無リスク資産のリターン)÷標準偏差」の値です。1を超えていれば、優秀です。

ソルティノレシオはシャープレシオの改良版で、相場が軟調の際の成績を示しています。「(ファンドのリターン-無リスク資産のリターン)÷下方偏差」で計算します。1.5を超えていると、素晴らしいです。

ベライゾン【VZ】はライバルのAT&T【T】と比較すると、かなり安定しています。

過去の分配金はどのくらいか?

2011年9月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合の年間にもらえる分配金の推移です。分配金は再投資します。税金は考慮しません。PORTFOLIO VISUALIZERのデータです。

10年間の配当金の合計は【T】が8900ドル、【VZ】が7900ドル、【VOO】が4100ドル、【TMUS】が1800ドルでした。高配当銘柄の代表格【T】が過去10年では配当額が多かったです。

 

 

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ベライゾン【VZ】の今後の配当予想は?

現在の配当金額(0.64ドル)と1、3、5、10年前の同時期の配当金額(0.6275ドル、0.6025ドル、0.5775ドル、0.5ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の配当金とYOCを予想します。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの配当利回りのことです。ベライゾン【VZ】株を2021年9月3日の終値55.43ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。

購入金額は1万ドルにします。そうすると、年間配当額から利回り(YOC)が一瞬で計算できます。たとえば、年間配当額が300ドルなら利回り(YOC)は3.0%、年間配当額777ドルなら利回り(YOC)は7.77%になります。

年間増配率は過去1年が2.0%、過去3年が2.0%、過去5年が2.1%、過去10年が2.5%でした。現在の配当利回りは4.62%です。

配当を再投資しない場合

まずは配当を再投資しないケースを見てみましょう。税金は考慮しません。現在の配当利回りが4.62%なので、1年目の年間配当額は462ドルです。

もっとも増配率の低い過去1年のペースだと5年目の配当額は501ドル、10年目の配当額は554ドルになります。もっとも成績の良い過去10年の増配率を当てはめると5年目の配当額は510ドル、10年目の配当額は577ドルになりそうです。配当額577ドルはYOC(購入額に対する利回り)5.77%です。

配当を再投資する場合

つぎに配当を再投資するケースを見てみましょう。税金は考慮しません。再投資する場合の配当金額は、現在と10年前の株価を比較して年平均騰落率を計算し、それを使って調整しています。

もっとも増配率の低い過去1年のペースだと5年目の配当額は596ドル、10年目の配当額は838ドルになります。もっとも成績の良い過去10年の増配率を当てはめると5年目の配当額は608ドル、10年目の配当額は879ドルになりそうです。配当額879ドルはYOC(購入額に対する利回り)8.79%です。

配当を再投資する場合(税引き後)

最後に配当を再投資し、税金を引いた額で計算してみましょう。配当金は28%の税金を引いた72%で計算します。1年目は462ドルではなく、税引き後の333ドルになります。

もっとも増配率の低い過去1年のペースだと5年目の配当額は409ドル、10年目の配当額は538ドルになります。もっとも成績の良い過去10年の増配率を当てはめると5年目の配当額は417ドル、10年目の配当額は564ドルになりそうです。配当額564ドルはYOC(購入額に対する利回り)5.64%です。

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ベライゾン【VZ】は主要ETFに組み込まれているか?

高配当ETFにはすべて組み込まれています。【HDV】では3位と上位に位置しています。【VOO】や【VTI】では26番目近辺です。

ETF 組込可否 組込順位 割合(%)
SPYD(80) 60 1.2
HDV(75) 3 6.3
DVY(100) 19 1.3
VYM(412) 10 1.7
SDY(112) ×
VIG(247) ×
DIA(30) 28 1.0
VOO(507) 26 0.6
VTI(3904) 27 0.5
VUG(287) ×
QQQ(102) ×
VGT(358) ×

※表内の「ETF」の右側の()内の数字は全組込銘柄数です。組込比率はバンガード社のETFは2021年7月末、その他のETFは2021年8月13日頃のデータをもとにしています

 

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ベライゾン【VZ】の財務データは?

ベライゾン【VZ】の財務データです。安定しています。モーニングスターのデータです。





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まとめ

ベライゾン【VZ】は増配率は2%と低いですが、安定しています。ライバルのAT&T【T】は増配を取りやめ、WarnerMediaをスピンオフして配当の維持が不安視されています。通信業界も争いが熾烈ですね。

 

 

 

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