イリノイ・ツール・ワークス【ITW】が6.5%の増配

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産業機器メーカーのイリノイ・ツール・ワークス【ITW】が、2020年8月7日に配当を発表しました。

これまで四半期ごとの配当が1.07ドルだったのが、1.14ドルに上がります。年間配当は4.28ドルから4.56ドルになる予定で、増配率は6.5%です。2020年8月10日の終値は195.83ドル、配当利回りは2.33%です。

イリノイ・ツール・ワークス【ITW】の連続増配年数は46年です。

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イリノイ・ツール・ワークス【ITW】の過去の配当、年間増配率

近年のイリノイ・ツール・ワークス【ITW】の増配率は10%を大きく上回ることが多かったですが、ここ2年は落ち着きました。表内の青字は予想です。次回の配当落ちは10月14です。

 

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イリノイ・ツール・ワークス【ITW】の今後の配当予想は?

現在の配当金額(1.14ドル)と1、3、5年前の同時期の配当金額(1.07ドル、0.78ドル、0.55ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の配当金とYOCを予想しました。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの配当利回りのことです。イリノイ・ツール・ワークス【ITW】株を2020年8月10日の終値195.83ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。棒グラフが配当金予想、折れ線グラフがYOC予想です。


増配率は過去1年が6.5%、過去3年が13.5%、過去5年が15.7%でした。現在の配当利回りは2.33%です。もっとも増配率が低い過去1年のペースで増配が続くと10年後のYOCは4.4%、20年後のYOCは8.3%になります。もっとも増配率が高い過去5年の増配と同じだと10年後のYOCは10.0%、20年後のYOCは42.9%になります。配当利回りが高く、増配率もなかなかなので、将来のYOCはかなり上がりそうです。

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イリノイ・ツール・ワークス【ITW】をいつ買ったら正解だったか?

過去5年の配当利回りの平均は2.33%です。配当利回りは1.6~3.2%で推移しています。

黄色の線はYOC(Yield on Cost)です。過去5年に購入した場合、現時点での購入単価当たりの利回りが何%になっているかを、過去に買ったタイミングごとに示しています。配当利回り(赤い線)と連動した動きになります。


YOCを上げるコツは(1)増配率の高い銘柄を買う、(2)連続増配年数の長い銘柄を買う、(3)株価が低迷しているときに買うなどがあります。いずれの場合もなるべく早い時期に買った方が、YOCは上がっていきますが、長期にわたって株価が右肩下がりの場合は最近購入した方が数値が上がります。

イリノイ・ツール・ワークス【ITW】の株価は右肩上がりで、増配率も高いので、早い時期に購入するとYOCは上がります。過去5年で最もYOCが高いのが現在の2015年9月頃に買った場合で、現在約5.5%になっています。

今年に入ってからのイリノイ・ツール・ワークス【ITW】の株価と配当利回りは?

先ほどのグラフは少し大雑把なので、もう少し細かく1日ごとのデータで見ていきます。下のグラフは、2020年に入ってからのイリノイ・ツール・ワークス【ITW】の株価と配当利回りです。青線が株価(左軸)で、赤線が配当利回り(右軸)です。配当利回りは2.5%弱で推移していましたが、2月以降は株価が下がったため、3月23日には配当利回りが3.6%まで上昇しました。現在は株価が回復して、配当利回りは2.3%です。

 

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現在のイリノイ・ツール・ワークス【ITW】の株価と配当利回りの関係は?

年間配当額が現在と同じだったら、株価によって配当利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間配当額が現在と同じ4.56ドルが続いた場合の、配当利回りと株価の相関図です。配当利回りを0.2%ごとに株価を出しました。今後、イリノイ・ツール・ワークス【ITW】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。

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イリノイ・ツール・ワークス【ITW】は主要ETFに組み込まれているか?

【VYM】や【VIG】には、まずまず上位に組み込まれています。

ETF 組込可否 組込順位 割合(%)
VYM(393) 45 0.57
HDV(79) ×
SPYD(80) ×
VIG(214) 37 0.73
VTI(3497) 120 0.16
VOO(510) 117 0.19
DIA(30) ×
QQQ(103) ×

※表内の「ETF」の右側の()内の数字は全組込銘柄数です

 

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イリノイ・ツール・ワークス【ITW】の財務データは?

イリノイ・ツール・ワークス【ITW】の財務データです。年々利益率が上がっています。





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ライバル企業とトータルリターンを比較する

イリノイ・ツール・ワークス【ITW】とライバル企業のトータル・リターンを比較します。エマソン・エレクトリック【EMR】、ローパー・テクノロジーズ【ROP】、Vanguard S&P500 ETF【VOO】と比べました。

2011年1月に1万ドル投資して配当を再投資した場合、2020年7月には【ROP】が5万9900ドル、【ITW】が4万3400ドル、【VOO】が3万1500ドル、【EMR】が1万4500ドルになっていました。【ITW】はなかなかのパフォーマンスを叩きだしています。

最近のトータルリターンを比較する

今度は最近のトータル・リターンを比較します。2016年1月に1万ドル投資して配当を再投資した場合、2020年7月には【ROP】が2万3400ドル、【ITW】が2万2200ドル、【VOO】が1万7500ドル、【EMR】が1万4900ドルになっていました。最近の【ITW】のパフォーマンスもいいですね。

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まとめ

イリノイ・ツール・ワークス【ITW】は売り上げは伸びていませんが、利益率の高い事業を残しており、好感が持てます。連続増配も長くて、おすすめですね。

 

 

 

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