ダナハー【DHR】が増配

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医療用機器メーカーのダナハー【DHR】が、2020年2月20日に増配を発表しました。

これまで四半期ごとの配当が0.17ドルだったのが、0.18ドルに上がります。年間配当は0.68ドルから0.72ドルになる予定です。増配率、年間増配率ともに5.9%の予定です。2020年2月21日の株価は160.2ドル、配当利回りは0.45%です。

ダナハー【DHR】の連続増配年数は7年です。

 

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ダナハー【DHR】の過去の配当、年間増配率

増配率は2014年がベラボーな数字でしたが、その後は毎年下がっており、ここ2年は6%前後です。表内の青字は予想です。次回の配当落ちは3月26日です。

 

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ダナハー【DHR】の今後の配当予想は?

現在と1、3、5年前の同時期の配当金額を比較して増配率を計算し、それを使って将来の配当金とYOCを予想しました。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの配当利回りのことです。ダナハー【DHR】株を2020年2月20日の株価160.2ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。棒グラフが配当金予想、折れ線グラフがYOC予想です。

増配率は過去1年が2.5%、過去3年が5.9%、過去5年が8.7%でした。現在の配当利回りは0.45%です。もっとも増配率が低かった過去1年のペースで増配が続くと10年後のYOCは0.8%に、もっとも増配率が高かった過去5年の増配では10年後のYOCは1.4%になります。増配率はまずまずですが、配当利回りが低いので、将来YOCは期待できません。

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ダナハー【DHR】をいつ買ったら正解だったか?

過去5年の配当利回りの平均は0.57%です。配当利回りは0.4~0.7%の間で推移しています。

黄色の線はYOC(Yield on Cost)です。過去5年に購入した場合、現時点での購入単価当たりの利回りが何%になっているかを、過去に買ったタイミングごとに示しています。配当利回り(赤い線)と連動した動きになります。

YOCを上げるコツは(1)増配率の高い銘柄を買う、(2)連続増配年数の長い銘柄を買う、(3)株価が低迷しているときに買うなどがあります。いずれの場合もなるべく早い時期に買った方が、YOCは上がっていきますが、長期にわたって株価が右肩下がりの場合は最近購入した方が数値が上がります。

ダナハー【DHR】は株価は右肩上がりで、増配率は平均的です。なるべく早い時期に購入すればYOCは高くなりますが、配当利回りが常に低いので、YOCはあまり高くなりません。過去5年で最もYOCが高いのが2016年4月頃に買った場合で、現在約1.0%になっています。

 

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ダナハー【DHR】の財務データは?

ダナハー【DHR】の財務データです。横ばいですね。






 

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まとめ

ダナハー【DHR】は配当を重視しておらず、自社株買いも行っていません。頻繁にM&Aを行っており、利益が出た場合は次のM&Aの資金にするため、投資家にはあまり還元されません。キャピタルゲイン狙いで投資する銘柄です。ただ、様々な分野でM&Aを行っている企業の株価水準を判断するのは難しいですね。直近の株価が上がりすぎている感もありますので、君子危うきに近寄らずが無難かと。