NYダウ新採用のハネウェル・インターナショナル【HON】が3.3%の増配

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8月末にNYダウに新採用された複合体企業のハネウェル・インターナショナル【HON】が、2020年9月25日に配当を発表しました。

これまで四半期ごとの配当が0.9ドルだったのが、0.93ドルに上がります。年間配当は3.6ドルから3.72ドルになる予定で、増配率は8.3%です。2020年10月2日の終値は165.61ドル、配当利回りは2.25%です。

ハネウェル・インターナショナル【HON】の連続増配は9年です。

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ハネウェル・インターナショナル【HON】の過去の配当、年間増配率

ハネウェル・インターナショナル【HON】は高い増配率が続いています。次回の配当落ちは11月12です。2016年や2018年にスピンオフがあったため、過去の配当額は細かい数字になっています。

ハネウェル・インターナショナル【HON】の年間配当額と年間増配率は?

ハネウェル・インターナショナル【HON】の配当金と増配率を1年ごとにまとめてグラフ化しました。今年は10%を切ってしまいましたが、それ以前は9年続けて10%以上と高水準でした。

ハネウェル・インターナショナル【HON】の期別の配当は?

下のグラフは期別の配当です。配当落ちの月を基準にしています。順調に伸びています。

 

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今年に入ってからのハネウェル・インターナショナル【HON】の株価と配当利回りは?

2020年に入ってからのハネウェル・インターナショナル【HON】の株価と配当利回りを見てみましょう。青線が株価(左軸)で、赤線が配当利回り(右軸)です。配当利回りは2.3%前後で推移していましたが、2月半ば以降は株価が下がったため、3月23日には配当利回りが3.4%まで上昇しました。現在は株価がコロナ・ショック前まで回復しておらず、配当利回りは2.25%です。

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現在のハネウェル・インターナショナル【HON】の株価と配当利回りの関係は?

年間配当額が現在と同じだったら、株価によって配当利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間配当額が現在と同じ3.72ドルが続いた場合の、配当利回りと株価の相関図です。配当利回りを0.2%ごとに株価を出しました。今後、ハネウェル・インターナショナル【HON】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。

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ハネウェル・インターナショナル【HON】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去にハネウェル・インターナショナル【HON】を買った場合、現在の購入単価当たりの配当利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から1年ごと遡ってハネウェル・インターナショナル【HON】を買った場合のYOCと株価を見ていきましょう。

2020年9月30日の終値は165.61ドル、年間配当金額は3.72ドルなので、現在の配当利回りは約2.2%です。

ハネウェル・インターナショナル【HON】の株価は9年前の2011年頃から右肩上がりです。9年前の2011年に買っていれば、現在YOCは約8.8%になっていました。9年前に買っていれば、株価・YOCともに約3.9倍になっていました。

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ハネウェル・インターナショナル【HON】の今後の配当予想は?

現在の配当金額(0.93ドル)と1、3、5、10年前の同時期の配当金額(0.9ドル、0.7133ドル、0.5664ドル、0.288ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の配当金とYOCを予想しました。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの配当利回りのことです。ハネウェル・インターナショナル【HON】株を2020年10月2日の終値165.61ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。棒グラフが配当金予想、折れ線グラフがYOC予想です。


年間増配率は過去1年が3.3%、過去3年が9.2%、過去5年が10.4%、過去10年が12.4%でした。現在の配当利回りは2.25%です。もっとも増配率が低い過去1年のペースで増配が続くと10年後のYOCは3.1%、20年後のYOCは4.3%になります。もっとも増配率が高い過去10年の増配と同じだと10年後のYOCは7.3%、20年後のYOCは23.4%になります。配当利回りが平均的ですが、増配率が高いため、このままのペースを維持できれば、なかなかのYOCとなりそうです。

 

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ハネウェル・インターナショナル【HON】は主要ETFに組み込まれているか?

NYダウ連動ETF【DIA】に9番目とかなり高い位置で組み込まれています。ただし、NYダウは株価が高ければ組込比率が高くなるので、順位の高さ=実力というわけではありません。

ETF 組込可否 組込順位 割合(%)
VYM(424) ×
HDV(80) ×
SPYD(79) ×
VIG(212) ×
VTI(3525) 56 0.34
VOO(509) 55 0.40
DIA(30) 9 3.94
QQQ(103) ×
VGT(328) ×

※表内の「ETF」の右側の()内の数字は全組込銘柄数です

 

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ハネウェル・インターナショナル【HON】の財務データは?

ハネウェル・インターナショナル【HON】の財務データです。配当性向が低く、営業利益率が年々上がっています。





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ライバル企業とトータルリターンを比較する

ハネウェル・インターナショナル【HON】とライバル企業のトータル・リターンを比較します。エマソン・エレクトリック【EMR】、レイセオン・テクノロジーズ【RTX】、Vanguard S&P500 ETF【VOO】と比べました。

2015年10月に1万ドル投資して配当を再投資した場合、2020年9月には【HON】が2万200ドル、【VOO】が1万9300ドル、【EMR】が1万7400ドル、【RTX】が1万1500ドルになっていました。

過去10年のトータルリターンを比較する

それでは、過去10年の場合はどうでしょうか? 2010年10月に1万ドル投資して配当を再投資した場合、2020年9月には【HON】が4万8900ドル、【VOO】が3万6000ドル、【EMR】が1万6800ドル、【RTX】が1万6200ドルになっていました。

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まとめ

ハネウェル・インターナショナル【HON】は、今回の増配は控えめでしたが、それ以前は高い増配率が続いていました。NYダウに採用されただけのことはあります。