ウィズダムツリー 米国株 高配当ファンド【DHS】の2021年3月分配金は0.3919ドル

ウィズダムツリー社の米国株 高配当ファンド【DHS】が、2021年3月24日に分配金を発表しました。0.3919ドルです。1年前の同期は0でしたので、比較するのは難しいです。1年前の2月の分配金は0.3ドルなので、これと比較すると同期から30.6%の増配です。

分配金利回りを過去1年間の分配金額から算出すると、2021年4月6日の終値は77.06ドル、過去1年の分配金額は2.973ドルなので、利回りは3.86%になります。

※このページでの利回りは過去1年間の分配金をもとに計算します。

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基本情報を確認しよう

【DHS】は配当利回りの高い上位30%を抽出し、配当額や時価総額、割安度などウィズダムツリー独自の基準で組込比重を決めます。

下の表は米国のおもな増配ETFと高配当ETFの基本情報です。【DHS】は毎月分配金が支払われるのが特徴です。通常の高配当ETFは分配金は四半期ごとの場合が多いですね。運用総額は810億円ほどで、主要高配当ETEと比べると少ないです。経費率は0.38%とやや高いです。

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【DHS】の過去の分配金と増配率は?

【DHS】が設定されたのは2006年6月です。下の表は過去の分配金の一覧です。

今回の【DHS】の分配金が増配or減配なのかは、どのデータを比較するかによって異なります。もっともオーソドックスなのは、前年の同期との分配金額の比較です。今回が0.3919ドル、前年の同期が0ドルなの比較はできません。また、前年同期との過去1年分配金額の比較では、今回が2.9729ドル、前年の同期が2.7472ドルなので、8.2%増配となります。

2020年12月は2回分配金が支払われました。背景が黄色になっている部分です。0.63ドル、0.0760ドルなので合わせて0.706ドルにしました。

2020年3月は分配金がゼロでした。背景がオレンジ色のところです。

※背景がになっているのが減配です

【DHS】の年間分配金額と年間増配率は?

【DHS】の分配金を1年ごとにまとめてグラフ化しました。前年比だとマイナスの年もありますが、長期で見ると右肩上がりです。

【DHS】の期別分配金は?

期別の分配金です。毎回バラバラですね。同じ月を比較しても差があります。

【DHS】の過去1年分配金額を棒グラフで確認しよう

過去1年分配金額を棒グラフにして、【DHS】の年末の株価を比較しました。株価と年間の分配金は比較的連動しています。

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2020年以降の株価と利回りは?

2020年以降の【DHS】の株価と利回りを見てみましょう。過去1年の年間分配金額から算出しました。青線が株価(左軸)で、赤線が利回り(右軸)です。2020年の年初は利回りが3.7%前後でしたが、2月半ば以降は株価が下がったため、3月23日には利回りは約6.2%まで上昇しました。現在の株価はコロナ・ショック前まで回復し、利回りは3.86%です。

 

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現在の【DHS】の株価と利回りの関係は?

年間分配金額が現在と同じく2.973ドルで変わらなかったら、利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間分配金額が現在と同じ2.973ドルが続いた場合の、利回りと株価の相関図です。利回りを0.2%ごとに株価を出しました。今後【DHS】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。

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【DHS】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去に【DHS】を買った場合、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から5年前までの株価、利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、ややアバウトです。下のグラフの黄色の線が、過去に買った場合の、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)です。

2021年4月6日の終値は77.06ドル、過去1年の分配金額は2.973ドルなので、現在の利回りは3.86%です。過去5年の平均利回りは約3.53%です。過去5年の株価はわずかに右肩上がりで、早い時期に買った方がYOCは上がります。2016年5月に買っていたら、現在YOCは約4.6%になっていました。なお、コロナ・ショック時の2020年3月に買った場合は、YOCは約5.3%になっています。

 

 

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ライバルETFとトータルリターンを比較する

高配当ETF【VYM】【HDV】【DVY】とトータルリターンを比較します。PORTFOLIO VISUALIZERを使って、2011年4月から2021年3月までの10年間を比べます。

2011年4月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合、2021年3月には【VYM】が3万1200ドル、【DVY】が3万900ドル、【DHS】は2万6800ドル、【HDV】は2万6500ドルになっていました。【DHS】は【HDV】と値動きやリターンが似ていますね。

年次リターン

1年ごとでリターンを比較しました。【VYM】と【DVY】のリターンが良い年が若干多いですね。

過去のトータルリターン

過去3カ月、1、3、5、10年の年平均トータルリターンは以下の通りです。【DHS】は過去1年以上では【VYM】や【DVY】より劣っています。

過去の分配金はどのくらいか?

2011年4月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合の年間でもらえる分配金の推移です。分配金は再投資します。税金は考慮しません。

4つのETFともに似たようなインカムですが、わずかに【DHS】が多いです。【DHS】の2020年分配金は979ドルになっていました。

 

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【DHS】の今後の分配金予想は?

現在の過去1年分配金額(2.973ドル)と1、3、5、7年前の同時期の過去1年分配金額(2.7472ドル、2.2367ドル、2.0536ドル、1.7435ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の分配金とYOCを予想しました。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの分配金利回りのことです。【DHS】株を2021年4月6日の終値77.06ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。

購入金額は1万ドルにします。そうすると、年間分配金額から利回り(YOC)が一瞬で計算できます。たとえば、年間分配金額が300ドルなら利回り(YOC)は3.0%、年間分配金額777ドルなら利回り(YOC)は7.77%になります。

増配率は過去1年が8.2%、過去3年が10%、過去5年が7.7%、過去7年が7.9%でした。現在の分配金利回りは3.86%です。

分配金を再投資しない場合

まずは分配金を再投資しないケースを見てみましょう。税金は考慮しません。現在の利回りが3.86%なので、年間分配額は386ドルです。

もっとも増配率の低い過去5年のペースだと5年目の分配金額は519ドル、10年目の分配金額は751ドルになります。もっとも成績の良い過去3年の増配率を当てはめると5年目の分配金額は564ドル、10年目の分配金額は906ドルになりそうです。分配金額906ドルはYOC(購入額に対する利回り)9.06%です。

 

分配金を再投資する場合

つぎに分配金を再投資するケースを見てみましょう。税金は考慮しません。再投資する場合の分配金額は、現在と10年前の株価を比較して年平均騰落率を計算し、それを使って調整しています。

もっとも増配率の低い過去5年のペースだと5年目の分配金額は611ドル、10年目の分配金額は1169ドルになります。もっとも成績の良い過去3年の増配率を当てはめると5年目の分配金額は668ドル、10年目の分配金額は1471ドルになりそうです。分配金額1471ドルはYOC(購入額に対する利回り)14.71%です。

分配金を再投資する場合(税引き後)

最後に分配金を再投資するケースで、税金を引いた額で計算してみましょう。分配金は28%の税金を引いた72%で計算します。1年目は386ドルではなく、税引き後の278ドルになります。

もっとも増配率の低い過去5年のペースだと5年目の分配金額は420ドル、10年目の分配金額は745ドルになります。もっとも成績の良い過去3年の増配率を当てはめると5年目の分配金額は459ドル、10年目の分配金額は927ドルになりそうです。分配金額927ドルはYOC(購入額に対する利回り)9.27%です。

 

 

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【DHS】のセクター別のファンド構成比は?

【DHS】に組み込まれている銘柄のセクター別の組込比率です。生活必需品の割合が最も多く、金融、公益事業、情報通信、ヘルスケアと続いています。高配当ETFで情報技術、ヘルスケアが比較的多いのは珍しいですね。

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【DHS】の上位組込銘柄はどんな会社か?

2021年4月6日の【DHS】の組込比率上位20銘柄です。トップ10はすべて高配当の常連銘柄ですね。ベンチマークは、ウィズダムツリー ハイ・ディビデンド・インデックス。上位20銘柄で全体の約64%を占めています。構成銘柄数は全部で318銘柄。独自の基準で組み入れ比率を決めており、利回りが高くて時価総額の大きい銘柄が比較的上位に組み込まれています。

 

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【DHS】組込上位銘柄は主要ETFには組み込まれているのか?

【DHS】の組込上位20銘柄は、他のETFにどのくらいの割合で組み込まれているのでしょうか? 高配当【VYM】【HDV】【SPYD】、市場全体系【VIG】【VOO】【VTI】【DIA】、ハイテク【QQQ】【VGT】への組込比率(%)をまとめました。

高配当の【VYM】には上位組込銘柄がすべて含まれていますね。【HDV】や【SPYD】とも似ています。【DHS】との重複率は【VYM】が31%、【HDV】が37%、【SPYD】が32%。高配当ETFとは3割強同じということですね。

※組込比率は、バンガード社のETFは2021年2月末、【SPYD】と【QQQ】は3月12日、【HDV】と【DIA】は3月23日頃、【DHS】は4月5日のデータをもとにしています。バンガードのETFの組込比率が低すぎるものは対象外にしました。【DIA】と【SPYD】の組込比率はそれほど重要ではありません。

 

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まとめ

【DHS】の今回の分配金はなかなか多かったですね。SBI証券やマネックス証券なら購入手数料が無料というのは素晴らしいです。

ただ、経費率が0.38%とやや高く、トータルリターンは【VYM】よりも劣っていました。運用総額は810億円と少ないです。他の高配当ETFと比べて際立っている部分があるわけではないので、今後も苦戦しそうです。

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