バンガード・ヘルスケア・セクターETF【VHT】の2021年6月分配金は0.6985ドル。前年同期から7.6%減

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バンガード社のバンガード・ヘルスケア・セクターETF【VHT】が、2021年6月22日に配当金を発表しました。0.6985ドルです。1年前の同時期は0.7556ドルでしたので、1年前の同時期との比較では7.6%の減配です。

分配金利回りを過去1年間の配当金額から算出すると、2021年7月2日の終値は250.93ドル、過去1年の分配金額は2.8464ドルなので、利回りは1.13%になります。

※このページでの利回りは過去1年間の分配金をもとに、計算します。

 

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基本情報を確認しよう

【VHT】はGICS(Global Industry Classification Standard)による分類のヘルスケア・セクター銘柄が対象です。時価総額加重型によって組み込まれ、小型株もそれなりに含まれます。

下の表は日本で購入できるバンガード社のセクターETF10銘柄の基本情報です。利回りの高い順に並んでいます。いずれも経費率は0.1%、2004年に設定されました。生活必需品【VHT】は利回りが1.13%とセクターETFの中では4番目に低いです。

上の表のセクターの背景に色をつけました。このカラーは当サイト内で共通のものとして使用しております

※バンガード社には不動産(REIT)ETF【VNQ】というのもありますが、これは日本の証券会社では購入できません

 

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【VHT】の上位組込銘柄はどんな会社か?

【VHT】の組込比率1%以上の銘柄です。ベンチマークは、MSCI USインベスタブル・マーケット・ヘルスケア25/50インデックスです。構成比率と時価総額はジョンソン・エンド・ジョンソンが1番ですね。ヘルスケア・セクターの特徴は、上位陣に【ABBV】【PFE】【MRK】などの高配当銘柄と、【TMO】【DHR】ら低配当銘柄が混在していることですね。組込順位や構成比は2021年5月末日、時価総額や配当利回りは7月2日のデータです。

 

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過去6カ月の組込比率1%以上の銘柄比較

2020年5月以降の組込順位上位20銘柄の推移です。上位2銘柄ジョンソン・エンド・ジョンソン【JNJ】ユナイテッドヘルス・グループ【UNH】の比率が3位以下に差をつけています。先月との比較では、1~12位は順位の変動はありません。1年前と比較すると、ダナハー【DHR】が比率と順位を上げています。

 

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【VHT】組込上位銘柄は主要ETFには組み込まれているのか?

【VHT】の組込上位20銘柄は、他のETFにどのくらいの割合で組み込まれているのでしょうか? 高配当【VYM】【HDV】【SPYD】、市場全体系【VIG】【VOO】【VTI】【DIA】、ハイテク【QQQ】【VGT】への組込比率(%)をまとめました。

上位組込銘柄は【VYM】や【VIG】に多く組み込まれています。

【VDC】との重複率は【VYM】が13%、【HDV】が15%、【SPYD】が3%、【VIG】が16%、【VOO】が13%、【VTI】が13%、【DIA】は13%、【QQQ】が7%、【VGT】が0%です。

※組込比率は、バンガード社のETFは2021年5月末、その他のETFは6月14日、【HDV】は6月18日のデータをもとにしています。【DIA】と【SPYD】の組込比率はそれほど重要ではありません

 

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【VHT】の過去の分配金と増配率は?

【VHT】が設定されたのは2004年1月です。下の表は過去の分配金の一覧です。

今回の【VHT】の分配金が増配or減配なのかは、どのデータを比較するかによって異なります。もっともオーソドックスなのは、前年の同期との分配金額の比較です。今回が0.6985ドル、前年の同期が0.7556ドルなので7.6%の減配になります。また、前年同期との過去1年分配金額の比較では、今回が2.8464ドル、前年の同期が2.5501ドルなので、11.6%の増配となります。

※背景がになっているのが減配です

【VHT】の期別分配金は?

今回2021年6月の分配金0.699ドルは前年同期の0.756ドルを下回りました。ただ、これまでのところ、2021年のペースは前年を上回っています。

 

【VHT】の年間分配金額と年間増配率は?

【VHT】の分配金を1年ごとにまとめてグラフ化しました。2019年の分配金が飛び抜けています。

【VHT】の分配金額を棒グラフで確認しよう

期ごとの分配金と株価を比較したものです。2019年の最初の2期が突き抜けています。2020年は3月が悪かったですが、それ以降の期はまずまずです。

【VHT】の過去1年分配金額を棒グラフで確認しよう

過去1年分配金額を棒グラフにして、株価と比較しました。過去1年分配金額は、株価とある程度は連動しています。過去1年分配金額で見ても、2019年の分配金額は突出していますね。

 

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2020年以降の株価と利回りは?

2020年以降の【VHT】の株価と利回りを見てみましょう。利回りは過去1年の年間分配金額から算出しました。青線が株価(左軸)で、赤線が利回り(右軸)です。2020年の年初は利回りが1.9%前後で推移していましたが、2月半ば以降は株価が下がったため、3月23日には利回りが2.1%まで上昇しました。現在は株価がコロナ・ショック前を大幅に上回り、利回りは1.13%です。

 

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現在の【VHT】の株価と利回りの関係は?

年間分配金額が現在と同じく2.8464ドルで変わらなかったら、利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間分配金額が現在と同じ2.8464ドルが続いた場合の、利回りと株価の相関図です。利回りを0.1%ごとに株価を出しました。今後、【VHT】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。

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【VHT】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去に【VHT】を買った場合、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から5年前までの株価、利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、ややアバウトです。下のグラフの黄色の線が、過去に買った場合の、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)です。

2021年7月2日の終値は250.93ドル、過去1年の分配金額は2.8464ドルなので、現在の利回りは1.13%です。過去5年の平均利回りは約1.4%です。過去5年で株価は右肩上がりで、2019年までは順調に増配していましたので、早い時期に買った方がYOCは上がります。2016年10月に買っていたら、現在YOCは約2.3%になっていました。

 

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主要ETFとトータルリターンを比較する

バンガード社のセクターETFの中で利回りの低いものを比較します。ヘルスケア・セクターETF【VHT】、情報技術セクターETF【VGT】、通信サービス・セクターETF【VOX】、そして全米S&P500【VOO】とトータルリターンを比較します。PORTFOLIO VISUALIZERを使って、2011年7月から2021年6月までの10年間を比べます。

2011年7月に7万ドル投資して分配金を再投資した場合、2021年6月には【VGT】が7万800ドル、【VHT】が4万4600ドル、【VOO】は3万9700ドル、【VOX】は2万6600ドルになっていました。【VHT】は【VGT】には及びませんが、【VOO】をアウトパフォームしています。

年次リターン

1年ごとでリターンを比較しました。【VHT】は2015年までは最もリターンが良かったですが、2016年以降は【VGT】に逆転されていますね。

過去のトータルリターン

過去3カ月、1、3、5、10年の年平均トータルリターンは以下の通りです。【VHT】は過去10年では【VOO】を上回っていますが、過去3年や5年は劣後しています。過去10年のリターン(年平均)は、【VGT】が21.6%、【VHT】が16.2%、【VOO】は14.8%、【VOX】は10.3%でした。

過去の分配金はどのくらいか?

2011年7月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合の年間でもらえる分配金の推移です。分配金は再投資します。税金は考慮しません。

いずれも分配金が目当てのETFではありません。10年間の分配金の合計は【VOO】が3800ドル、【VOX】が3700ドル、【VHT】が3400ドル、【VGT】は2800ドルでした。

 

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【VHT】の今後の分配金予想は?

現在の過去1年分配金額(2.8464ドル)と1、2、3、5年前の同時期の過去1年分配金額(2.5501ドル、3.4732ドル、2.0998ドル、1.682ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の分配金とYOCを予想しました。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの分配金利回りのことです。【VHT】株を2021年7月2日の終値250.93ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。

購入金額は1万ドルにします。そうすると、年間分配金額から利回り(YOC)が一瞬で計算できます。たとえば、年間分配金額が300ドルなら利回り(YOC)は3.0%、年間分配金額777ドルなら利回り(YOC)は7.77%になります。

増配率は過去1年が11.6%、過去2年がマイナス9.5%、過去3年が10.7%、過去5年が11.1%でした。現在の分配金利回りは1.13%です。

分配金を再投資しない場合

まずは分配金を再投資しないケースを見てみましょう。税金は考慮しません。現在の利回りが1.27%なので、年間分配額は127ドルです。

もっとも増配率の低い過去2年のペースだと5年目の分配金額は76ドル、10年目の分配金額は46ドルになります。もっとも成績の良い過去1年の増配率を当てはめると5年目の分配金額は176ドル、10年目の分配金額は305ドルになりそうです。分配金額305ドルはYOC(購入額に対する利回り)3.05%です。

 

分配金を再投資する場合

つぎに分配金を再投資するケースを見てみましょう。税金は考慮しません。再投資する場合の分配金額は、現在と10年前の株価を比較して年平均騰落率を計算し、それを使って調整しています。

もっとも増配率の低い過去2年のペースだと5年目の分配金額は79ドル、10年目の分配金額は49ドルになります。もっとも成績の良い過去1年の増配率を当てはめると5年目の分配金額は185ドル、10年目の分配金額は353ドルになりそうです。分配金額353ドルはYOC(購入額に対する利回り)3.53%です。

分配金を再投資する場合(税引き後)

最後に分配金を再投資するケースで、税金を引いた額で計算してみましょう。分配金は28%の税金を引いた72%で計算します。1年目は113ドルではなく、税引き後の82ドルになります。

もっとも増配率の低い過去2年のペースだと5年目の分配金額は56ドル、10年目の分配金額は35ドルになります。もっとも成績の良い過去1年の増配率を当てはめると5年目の分配金額は131ドル、10年目の分配金額は244ドルになりそうです。分配金額244ドルはYOC(購入額に対する利回り)2.44%です。

 

 

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まとめ

【VHT】の今回の分配金は普通でした。新型コロナウイルスのワクチン接種により、世界が以前のように戻るのが待ち遠しいですね。

なお、次回は9月29日が権利落ちの予定で、その前日までに所有していれば分配金がもらえます。