米国情報技術セクターETF【VGT】が前年同期比5.9%の増配

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バンガード社のバンガード・米国情報技術セクターETF【VGT】が、2020年12月15日に配当金を発表しました。0.6898ドルです。1年前の同時期は0.6513ドルでしたので、1年前の同時期との比較では5.9%の増配です。

配当利回りを過去1年間の配当金額から算出すると、2020年12月15日の終値は345.02ドル、過去1年の配当額は2.9127ドルなので、配当利回りは0.84%になります。

【VGT】は配当金目当てではなく、株価の値上がり益を求めて買う銘柄かもしれませんが、配当金の増配率もなかなかのものです。

 

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【VGT】の過去の配当金と増配率は?

【VGT】が設定されたのは2004年1月です。下の表は過去の配当金の一覧です。

配当利回りの計算方法は、年4回配当金を支払う個別銘柄では、最新の配当金額を4倍した額が年間配当額となり、それを株価で割って配当利回りが算出されます。

ところがETFの場合は、組み込まれている銘柄によって配当金を払うタイミングが異なるため、期によってバラバラになります。そこで、最新の配当金と過去3回の配当金を足した数字、つまり過去1年分の配当額が年間配当額となり、それを元に配当利回りが算出されることが多いです。

今回の【VGT】の配当が増配or減配なのかは、どのデータを比較するかによって異なります。もっともオーソドックスなのは、前年の同期との配当額の比較です。今回が0.6898ドル、前年の同期が0.6513ドルなので5.9%の増配になります。また、前年同期との過去1年配当額の比較では、今回が2.9127ドル、前年の同期が2.7201ドルなので、7.1%の増配となります。

下の表の一番右側の「過去1年配当額の前年同期比増配率」を見ると、2010年以降、ず~とプラスです。素晴らしいですね。

※背景がになっているのが減配です

【VGT】の年間配当額と年間増配率は?

【VGT】の配当金を1年ごとにまとめてグラフ化しました。2020年は前年の年間配当額を上回りました。

【VGT】の期別配当は?

2020年は9月が前年同期と比較してマイナスでしたが、それ以外は順調に伸びました。

【VGT】の過去1年配当額を棒グラフで確認しよう

先ほどの表の過去1年配当額を棒グラフにして、【VGT】の株価と比較しました。ここ1年の株価の伸びは素晴らしいですが、過去1年配当額は横ばいです。

【VGT】の配当額を棒グラフで確認しよう

こちらは期ごとの配当額を株価と比較したものです。期によって配当額がかなり異なります。長期で見ると右肩上がりです。

 

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今年に入ってからの配当利回りは?

2020年に入ってからの【VGT】の株価と配当利回りを見てみましょう。過去1年の年間配当額から算出しました。青線が株価(左軸)で、赤線が配当利回り(右軸)です。配当利回りは1%強で推移していましたが、2月半ば以降は株価が下がったため、3月23日には配当利回りが1.6%まで上昇しました。現在は株価がコロナ・ショック前を大幅に上回ったため、配当利回りは0.84%まで下がりました。

 

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現在の【VGT】の株価と配当利回りの関係は?

年間配当額が現在と同じく2.9127ドルで変わらなかったら、配当利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間配当額が現在と同じ2.8742ドルが続いた場合の、配当利回りと株価の相関図です。配当利回りを0.1%ごとに株価を出しました。今後、【VGT】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。

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【VGT】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去に【VGT】を買った場合、現在の購入単価当たりの配当利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から5年前までの株価、配当利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、やや大雑把です。

2020年12月15日の終値は345.02ドル、過去1年の配当金額は2.9127ドルなので、現在の配当利回りは約0.84%です。過去5年の平均配当利回りは約1.13%です。過去5年で株価は右肩上がりで、増配率も高かったので、早い時期に買った方がYOCは上がります。2016年2月に買っていたら、現在YOCは約2.89%になっていました。

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【VGT】の今後の配当予想は?

現在の過去1年配当金額(2.9127ドル)と1、3、5、10年前の同時期の過去1年配当金額(2.7201ドル、1.625ドル、1.388ドル、0.362ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の配当金とYOCを予想しました。

YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの配当利回りのことです。【VGT】株を2020年12月15日の終値345.02ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。棒グラフが配当金予想、折れ線グラフがYOC予想です。

年間増配率は過去1年が7.1%、過去3年が21.5%、過去5年が16.0%、過去10年が23.2%でした。現在の配当利回りは0.84%です。もっとも増配率の低い過去1年のペースだと10年後のYOCは1.7%、20年後のYOCは3.3%になります。もっとも増配率が高い過去10年の増配率を当てはめると10年後のYOCは6.8%、20年後のYOCは54.6%になります。過去3、10年の増配率で当てはめると、将来YOCは凄まじい数字になっています。

 

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【VGT】の上位組込銘柄はどんな会社か?

【VGT】の組込比率1%以上の銘柄です。ベンチマークは、MSCI USインベスタブル・マーケット・情報技術25/50インデックスです。ファンド構成比、時価総額ではアップル【APPL】とマイクロソフト【MSFT】が突き抜けていますね。データは2020年11月末日のものです。

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過去8カ月の組込比率1%以上の銘柄比較

最近8カ月間の組込比率1%以上の銘柄の比較です。先月との比較では、大きな変動はありません。マイクロソフト【MSFT】が比率を下げています。

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まとめ

【VGT】は前回9月の配当は今ひとつでしたが、今回はなかなかのものでした。配当利回りは1%を下回っていますが、増配率はかなり高いです。

なお、例年通りだと、次回は3月15日前後に配当金額が決定し、その数日後に配当落ちになりそうです。

 

 

 

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