インベスコ QQQ 信託シリーズ1【QQQ】が前年同期比22.6%の増配

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インベスコ QQQ 信託シリーズ1【QQQ】が、2020年12月18日に配当金を発表しました。0.5613ドルです。1年前の同期は0.4577ドルでしたので、1年前の同期との比較では22.6%の増配です。

配当利回りを過去1年間の配当金額から算出すると、2020年12月18日の終値は310.06ドル、過去1年の配当額は1.7365ドルなので、配当利回りは0.56%になります。

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【QQQ】の過去の配当金と増配率は?

【QQQ】が設定されたのは1999年3月です。下の表は過去の配当金の一覧です。

配当利回りの計算方法は、年4回配当金を支払う個別銘柄では、最新の配当金額を4倍した額が年間配当額となり、それを株価で割って配当利回りが算出されます。

ところがETFの場合は、組み込まれている銘柄によって配当金を払うタイミングが異なるため、期によってバラバラになります。そこで、最新の配当金と過去3回の配当金を足した数字、つまり過去1年分の配当額が年間配当額となり、それを元に配当利回りが算出されることが多いです。

今回の【QQQ】の配当が増配or減配なのかは、どのデータを比較するかによって異なります。もっともオーソドックスなのは、前年の同期との配当額の比較です。今回が0.5613ドル、前年の同期が0.4577ドルなので22.6%の増配になります。また、前年同期との過去1年配当額の比較では、今回が1.7365ドル、前年の同期が1.5816ドルなので、9.8%増配となります。

【QQQ】は配当目当ての銘柄ではないかもしれません。ただし、上の表の一番右側の「過去1年配当額の前年同期比増配率」は2009年以降ほとんどがプラスで、マイナスだった2回もわずかな数値でした。

※背景がになっているのが減配です

2014年3月に特別配当0.3731ドルがありました。それは加えていません。

 

【QQQ】の年間配当額と年間増配率は?

【QQQ】の配当金を1年ごとにまとめてグラフ化しました。2010~2013年は強烈な増配率ですね。

【QQQ】の期別配当は?

2020年は3、6、9、12月すべての期で前年同期を上回りました。ほとんどの期が安定した右肩上がりです。グラフを見ると、今回の0.561ドル(右上)は突出していますね。

【QQQ】の過去1年配当額を棒グラフで確認しよう

先ほどの表の過去1年配当額を棒グラフにして、【QQQ】の株価と比較しました。過去1年配当額は、株価とある程度は連動しています。株価の伸びよりも年間配当額の伸びが先行しているように見えましたが、2020年は株価が凄まじい伸びを見せました。怒髪天を衝くチャートとはこのことですね。藺相如もビックリです。

【QQQ】の配当額を棒グラフで確認しよう

こちらは期ごとの配当額を株価と比較したものです。12月の配当が最も多い傾向にあります。

 

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今年に入ってからの配当利回りは?

2020年に入ってからの【QQQ】の株価と配当利回りを見てみましょう。過去1年の年間配当額から算出しました。青線が株価(左軸)で、赤線が配当利回り(右軸)です。配当利回りは0.7%台で推移していましたが、2月半ば以降は株価が下がったため、3月20日には配当利回りが0.95%まで上昇しました。現在は株価がコロナ・ショック前の値を大幅に更新し、配当利回りは0.56%です。

 

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現在の【QQQ】の株価と配当利回りの関係は?

年間配当額が現在と同じく1.7365ドルで変わらなかったら、配当利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間配当額が現在と同じ1.7365ドルが続いた場合の、配当利回りと株価の相関図です。配当利回りを0.1%ごとに株価を出しました。今後【QQQ】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。

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【QQQ】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去に【QQQ】を買った場合、現在の購入単価当たりの配当利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から5年前までの株価、配当利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、やや大雑把です。

2020年12月18日の終値は310.06ドル、過去1年の配当金額は1.7365ドルなので、現在の配当利回りは約0.56%です。過去5年の平均配当利回りは約0.84%です。株価は右肩上がりで、増配率もまずまずなので、早い時期に買えばYOCは上がります。2016年2月に買っていたら、現在YOCは約1.7%になっていました。

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【QQQ】の今後の配当予想は?

現在の過去1年配当金額(1.7365ドル)と1、3、5、10年前の同時期の過去1年配当金額(1.5816ドル、1.3014ドル、1.1046ドル、0.3606ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の配当金とYOCを予想しました。

YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの配当利回りのことです。【QQQ】株を2020年12月18日の終値310.06ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。棒グラフが配当金予想、折れ線グラフがYOC予想です。

年間増配率は過去1年が9.8%、過去3年が10.1%、過去5年が9.5%、過去10年が17.0%でした。現在の配当利回りは0.56%です。もっとも増配率の低い過去5年のペースだと10年後のYOCは1.4%、20年後のYOCは3.4%になります。もっとも成績の良い過去10年の増配率を当てはめると10年後のYOCは2.7%、20年後のYOCは13.0%になります。配当利回りは低いですが、増配率はいずれの期間でも高いですね。過去10年のデータで推移すると、将来YOCは結構期待できます。

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【QQQ】のセクター別のファンド構成比は?

【QQQ】に組み込まれている銘柄のセクター別の組込比率です。GICS(Global Industry Classification Standard)で分類されています。情報技術の割合が圧倒的に多く、一般消費財と通信サービスが同じくらいで続いています。金融、エネルギー、素材、不動産はありません。

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【QQQ】の上位組込銘柄はどんな会社か?

【QQQ】の組込比率1%以上の上位23銘柄です。ベンチマークは、ナスダック100指数です。これはナスダックに上場する時価総額上位100銘柄を時価総額加重平均によって算出しています。ただし、金融は除いています。上位23銘柄で、全体の約70%を占めています。

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過去6カ月の組込比率1%以上の銘柄比較

最近6カ月間の組込比率1%以上の銘柄の比較しましょう。先月との比較ではテスラ【TSLA】が比率を大きく上げており、GAFAMは揃って下げています。

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まとめ

【QQQ】の今回の配当は素晴らしかったですね。上位組込銘柄は無配が多いですが、それ以外のIT系が好調で増配したようです。

なお、例年通りだと、次回は3月半ば頃に配当金額が決定し、その数日後に配当落ちになりそうです。

 

 

 

 

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