配当利回りが爆上げした高配当ETF【SPYD】の大幅減配を想定して買い時を考える

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ステート・ストリート社のSPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF【SPYD】は個人投資家に人気のETFです。他の銘柄と同様に、2月24日以降は株価が大幅に下落したため、配当利回りは爆上げしました。ただし、今後は大幅な減配となる可能性もあります。そこで、減配になった場合の株価と配当利回りについて、数パターンまとめましたので、参考にしてください。

 

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今年に入ってからの【SPYD】の過去の株価と配当利回りは?

下のグラフは、2020年に入ってからの【SPYD】の株価と配当利回りです。赤線が株価(左軸)で、青線が配当利回り(右軸)です。配当利回りは過去4回の配当額、つまり年間配当額から算出しました。3月17日までは1.7643ドル、今期の配当が決定した3月19日以降は1.8031ドルです。


配当利回りは4.5%前後で推移していましたが、2月末以降はぐんぐん上昇して、8%を超えたときもありました。現在は7.31%です。

 

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現在の【SPYD】の株価と配当利回りの関係は?

年間配当額が現在と同じく1.8031ドルで変わらなかったら、配当利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間配当額が現在と同じ1.8031ドルが続いた場合の、配当利回りと株価の相関図です。配当利回りを0.5%で区切ってで株価を出しました。今後、【SPYD】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。

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10%減配した場合【SPYD】の株価と配当利回りの関係はどうなるか?

新型コロナ・ウイルスの影響で世界経済はしばらく低迷しそうです。次期の【SPYD】は減配の可能性が高そうです。そこで、現在の年間配当額が10%減ったケースを考えましょう。1.8031ドルが、1.62279ドルになった場合を想定しました。株価が2020年4月6日と同じ24.67ドルの場合、配当利回りは7.31%から6.57%に減ります。

 

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20%減配した場合【SPYD】の株価と配当利回りの関係はどうなるか?

もう少し、悪いケースを想定してみましょう。現在の年間配当額が20%減ったケースを考えましょう。年間配当額は1.8031ドルが、1.44248ドルになります。株価が2020年4月6日と同じ24.67ドルの場合、配当利回りは7.31%から5.84%に減ります。

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30%減配した場合【SPYD】の株価と配当利回りの関係はどうなるか?

それでは約30%の減配ではどうでしょうか? 年間配当額は現在の1.8031ドルが、1.26217ドルになります。株価が2020年4月6日と同じ24.67ドルの場合、配当利回りは7.31%から5.11%に減ります。

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40%減配した場合【SPYD】の株価と配当利回りの関係はどうなるか?

あまり考えたくないですが40%の減配のケースを想定します。年間配当額は現在の1.8031ドルが、1.08186ドルになります。株価が2020年4月6日と同じ24.67ドルの場合、配当利回りは7.31%から4.38%に減ります。

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まとめ

いかがでしかたか? 【SPYD】は株価が大幅に下落したので、配当金も減る可能性が高そうですね。最悪の事態を想定するのは、相場で生き残る基本ですね。

なお、例年通りだと、次回は6月14~20日頃に配当金額が決定し、配当落ちは6月15~21日頃になります。