利回り4.5%を切った高配当ETF【SPYD】が、今後2回の分配金で利回り5%に戻る可能性について考える

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ステート・ストリート社のSPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF【SPYD】は、2021年6月18日(金)が権利落ちです。その前日ごろに分配金が発表されそうです。

2021年6月4日の株価は42.42ドル。過去1年の分配金は1.8721ドル。利回りは4.41%です。利回りが結構低くなっており、購入しづらい局面かもしれません。

ただ、今後2回の分配金(2021年6月と9月)で利回りが上がる可能性がありますので、そのことについて検証します。

※このページの利回りは、過去1年の分配金をもとに計算します。

 

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2020年以降の株価と利回りを確認

下のチャートは、2020年1月以降の【SPYD】の株価と利回りの関係です。赤い線が利回りです。注目は緑色の矢印です。利回りが跳ね上がって5%ぐらいになったのがわかりますね。

この矢印は前回の2021年3月、前々回の2020年12月の分配金が発表されたタイミングです。そのときの分配金が1年前と比較して増えたので、年間トータルの分配金額も増え、利回りが跳ね上がりました。

 

2020年以降の株価と利回りを確認

【SPYD】のこれまでの分配金と、年間分配金を表にしました。先ほどの緑色の矢印に該当する部分は、緑色のマルで囲みました。

2020年の9月までは過去1年分配金が1.5227ドルでしたが、2020年12月の分配金が0.6066ドルで、1年前と比べて22%増えました。その時点での過去1年分配金は1.6321ドルに増え、利回りはアップしました。

そして、2021年3月の分配金は0.6362ドルで、1年前と比べて60%増えたので、その時点での過去1年分配金が1.8721ドルに増え、さらに利回りがアップしました。これが先ほどの緑色の矢印部分の利回りが跳ね上がった理由です。

 

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今後の分配金から【SPYD】の利回りを予想する

今度は2021年6月以降の【SPYD】の分配金と利回りを予想してみましょう。下の棒グラフは【SPYD】の期別の分配金です。次回は黄色の部分が追加されることになります。

ちょうど1年前の2020年6月は、コロナ・ショックの影響も多少あり、分配金は0.3657ドル。前年の2019年6月と比較して20%も減りました。今回の2021年6月の分配金は、1年前よりは増える可能性があります。

2020年6月の分配金が一昨年と同水準に戻ったら?

もし、2021年6月の分配金が、コロナ・ショック前の一昨年(2019年)と同じ0.462ドルに戻ったと仮定して考えましょう。

下の表の黄色に注目してください。分配金額が2019年と同じ0.462ドルになった場合、1年間の分配金額は1.9684ドルに増えます。2021年6月4日の株価は42.42ドルなので、利回りは現在の4.41%から4.64%まで上がります。

 

2020年9月の分配金が一昨年と同水準に戻ったら?

さらに、その次の2021年9月の分配金についても考えましょう。コロナ・ショック前の一昨年(2019年)と同じ0.4477ドルに戻った場合を考えましょう。

下の表の黄色に注目してください。分配金額は2019年と同じ0.4477ドルになった場合、1年間の分配金額は2.1525ドルに増えます。現在の株価42.42ドルの場合、利回りは5.07%まで上がります。

 

棒グラフにする

2021年6月と9月の分配金が、前々年の2019年と同じに戻った場合の期別の分配金をグラフで確認しましょう。2020年の6月と9月はコロナショックの影響で分配金が少なかったので、2019年と同じぐらいに回復する可能性はありそうです。

2021年の12月が前年の2020年と同じになると仮定すると、1年間の分配金合計は2.1525ドル。現在の株価は42.42ドルなので、利回りが5.07%になります。

 

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利回りを確認する

株価と利回りの関係を確認しましょう。青い線は、現在のもので年間分配金が1.8721ドルのケースです。2021年6月4日の株価は42.42ドルなので、現在の利回りは4.41%です。

6月の分配金額が2019年と同じ0.462ドルになった場合は、年間分配金が1.9684ドルになります。赤い線です。株価は42.42ドルだと、利回りは4.64%です。

それに加えて、9月の分配金が2019年と同じ0.4477ドルになった場合は、年間分配金が2.1525ドルになります。黄色の線です。株価は42.42ドルだと、利回りは5.07%です。

 

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まとめ

いかがでしたか? 【SPYD】は株価が上がって利回りが下がったため、買い時ではないという意見があります。ただ、1年前の6月と9月は分配金額が少なかったため、現在の年間分配金額が少ない状態です。

今後、6月と9月の2回の分配金が、一昨年の2019年と同水準に戻るのなら、利回りは現在の4.41%から5.07%ぐらいまで上がることになります。

それを見越して、権利落ちの前に購入するというのも一案です。6月18日(金)が権利落ちなので、その前日までに購入するという方法もあります。

ただし、今回の内容はすべて仮定の話ですので、そうならないケースもあります。

 

 

 

 

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