コロナの恩恵を受けたゼネラル・ミルズ【GIS】が約3年ぶりの増配!

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食品メーカーの大手ゼネラル・ミルズ【GIS】が、2020年9月23日に配当を発表しました。

これまで四半期ごとの配当が0.49ドルだったのが、0.51ドルに上がります。年間配当は1.96ドルから2.04ドルになる予定で、増配率は4.1%です。2020年9月25日の終値は59.67ドル、配当利回りは3.42%です。

ゼネラル・ミルズ【GIS】の連続増配はいま始まったばかりです。

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ゼネラル・ミルズ【GIS】の過去の配当、年間増配率

ゼネラル・ミルズ【GIS】は約3年同じ配当が続いていましたが、ついに増配です。次回の配当落ちは10月8です。

ゼネラル・ミルズ【GIS】の年間配当額と年間増配率は?

ゼネラル・ミルズ【GIS】の配当金と増配率を1年ごとにまとめてグラフ化しました。増配率がどんどん下がっているのがわかりますね。

ゼネラル・ミルズ【GIS】の期別の配当は?

下のグラフは期別の配当です。配当落ちの月を基準にしています。2017年以降はあまり増配していないです。

 

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今年に入ってからのゼネラル・ミルズ【GIS】の株価と配当利回りは?

2020年に入ってからのゼネラル・ミルズ【GIS】の株価と配当利回りを見てみましょう。青線が株価(左軸)で、赤線が配当利回り(右軸)です。配当利回りは3.7%前後で推移していましたが、4月以降株価が上昇したため、配当利回りは3%近くまで下がりました。現在は株価が少し停滞しており、配当利回りは3.42%です。コロナ・ショックで需要が増えたため、株価が通常の銘柄と反対の動きをしています。

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現在のゼネラル・ミルズ【GIS】の株価と配当利回りの関係は?

年間配当額が現在と同じだったら、株価によって配当利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間配当額が現在と同じ2.04ドルが続いた場合の、配当利回りと株価の相関図です。配当利回りを0.2%ごとに株価を出しました。今後、ゼネラル・ミルズ【GIS】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。

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ゼネラル・ミルズ【GIS】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去にゼネラル・ミルズ【GIS】を買った場合、現在の購入単価当たりの配当利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から1年ごと遡ってゼネラル・ミルズ【GIS】を買った場合のYOCと株価を見ていきましょう。

2020年9月25日の終値は59.67ドル、年間配当金額は2.04ドルなので、現在の配当利回りは約3.42%です。

ゼネラル・ミルズ【GIS】の株価は4年前がピークで、ここ数年は伸び悩んでいます。10年前の2010年に買っていれば、YOCは上がります。10年前に買っていたら、現在YOCは約5.5%になっていました。10年前に買っていれば、株価・YOCともに約1.5倍になっていました。

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ゼネラル・ミルズ【GIS】の今後の配当予想は?

現在の配当金額(0.51ドル)と1、3、5、10年前の同時期の配当金額(0.49ドル、0.49ドル、0.44ドル、0.28ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の配当金とYOCを予想しました。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの配当利回りのことです。ゼネラル・ミルズ【GIS】株を2020年9月25日の終値59.67ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。棒グラフが配当金予想、折れ線グラフがYOC予想です。


年間増配率は過去1年が4.1%、過去3年が1.3%、過去5年が3.0%、過去10年が6.2%でした。現在の配当利回りは3.42%です。もっとも増配率が低い過去3年のペースで増配が続くと10年後のYOCは3.9%、20年後のYOCは4.5%になります。もっとも増配率が高い過去10年の増配と同じだと10年後のYOCは6.2%、20年後のYOCは11.3%になります。約3年ぶりの増配のため、過去3年のペースだと、YOCはよくないですね。それ以外の期間を対象にすれば、まずまずのYOCとなりそうです。

 

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ゼネラル・ミルズ【GIS】は主要ETFに組み込まれているか?

高配当系の【HDV】では29番目となかなか高い位置で組み込まれています。【VYM】や【VOO】などでは中堅どころという位置づけでしょうか。

ETF 組込可否 組込順位 割合(%)
VYM(424) 62 0.38
HDV(80) 29 0.77
SPYD(80) ×
VIG(212) ×
VTI(3525) 157 0.112
VOO(509) 151 0.133
DIA(30) ×
QQQ(103) ×

※表内の「ETF」の右側の()内の数字は全組込銘柄数です

 

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ゼネラル・ミルズ【GIS】の財務データは?

ゼネラル・ミルズ【GIS】の財務データです。増配を一時ストップして財務の健全性を高めたといえそうです。




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ライバル企業とトータルリターンを比較する

ゼネラル・ミルズ【GIS】とライバル企業のトータル・リターンを比較します。ケロッグ【K】、モンデリーズ・インターナショナル【MDLZ】、Vanguard S&P500 ETF【VOO】と比べました。

2015年9月に1万ドル投資して配当を再投資した場合、2020年8月には【VOO】が1万9500ドル、【MDLZ】が1万5200ドル、【GIS】が1万3400ドル、【K】が1万2500ドルになっていました。

過去10年のトータルリターンを比較する

それでは、過去10年の場合はどうでしょうか? 2010年9月に1万ドル投資して配当を再投資した場合、2020年8月には【VOO】が3万7400ドル、【MDLZ】が3万5300ドル、【GIS】が2万4400ドル、【K】が1万9200ドルになっていました。

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まとめ

パッケージ食品を扱っているゼネラル・ミルズ【GIS】は、コロナ・ショックで巣籠り需要が増えたため、その恩恵を受けたようです。来年以降も増配を続けるかどうか注視したいところです。