ホームセンターの世界首位ホーム・デポ【HD】が、2020年2月25日に増配を発表しました。
これまで四半期ごとの配当が1.36ドルだったのが、1.5ドルに上がります。年間配当は5.44ドルから6ドルになる予定です。増配率、年間増配率ともに10.3%の予定です。2020年2月25日の株価は243.7ドル近辺、配当利回りは2.46%です。
ホーム・デポ【HD】の連続増配年数は11年です。
ホーム・デポ【HD】の過去の配当、年間増配率
2011年以降、二桁%の増配が続いており、早い時期に買った人はウハウハの状態ですね。表内の青字は予想です。次回の配当落ちは3月11日です。
ホーム・デポ【HD】の今後の配当予想は?
現在と1、3、5年前の同時期の配当金額を比較して増配率を計算し、それを使って将来の配当金とYOCを予想しました。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの配当利回りのことです。ホーム・デポ【HD】株を2020年2月25日の株価243.7ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。棒グラフが配当金予想、折れ線グラフがYOC予想です。
増配率は過去1年が10.3%、過去3年が19%、過去5年が20.5%でした。現在の配当利回りは2.46%です。もっとも増配率が低かった過去1年のペースで増配が続くと10年後のYOCは6.6%に、もっとも増配率が高かった過去5年の増配と同じだと10年後のYOCは15.9%になります。配当利回りは普通ですが、増配率がかなり高いので、将来YOCは期待できそうです。
ホーム・デポ【HD】をいつ買ったら正解だったか?
過去5年の配当利回りの平均は2.25%です。配当利回りは1.7~3.0%の間で推移しています。
黄色の線はYOC(Yield on Cost)です。過去5年に購入した場合、現時点での購入単価当たりの利回りが何%になっているかを、過去に買ったタイミングごとに示しています。配当利回り(赤い線)と連動した動きになります。
YOCを上げるコツは(1)増配率の高い銘柄を買う、(2)連続増配年数の長い銘柄を買う、(3)株価が低迷しているときに買うなどがあります。いずれの場合もなるべく早い時期に買った方が、YOCは上がっていきますが、長期にわたって株価が右肩下がりの場合は最近購入した方が数値が上がります。
ホーム・デポ【HD】は株価は右肩上がりで、増配率が高いため、なるべく早い時期に購入すればYOCは高くなります。過去5年で最もYOCが高いのが2015年2月頃に買った場合で、現在約5.7%になっています。
ホーム・デポ【HD】の財務データは?
ホーム・デポ【HD】の財務データです。売り上げは鮮やかな右肩上がりです。
まとめ
過去10年のホーム・デポ【HD】は申し分のない成長を続けていました。このままのペースが維持できるようだと、将来も楽しみです。ただ現在、株が買われすぎていて、少し割高かもしれません。