ダウ工業株30種平均とは「ダウ平均」や「ニューヨーク・ダウ」、「ニューヨーク平均株価」とも言われ、一般のニュースの中で毎日紹介されてます。米国を代表する30銘柄で構成されており、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が、その平均株価を指数化したものです。米国の「ダウ平均」「S&P500」は、日本の「TOPIX」「日経平均株価」とよく似た関係と言われています。そんなダウ工業株30種を構成する銘柄について、調べてみましょう。
これがダウ工業株30種の採用銘柄
以下がダウ工業株30種の採用銘柄です。グーグル【GOOG】【GOOGL】やアマゾン【AMZN】は入っていません。ダウ工業株30種の算出方法は、単純に株価を足して除数で割るだけのため、現在の株価が1000ドルを超えているグーグル【GOOG】【GOOGL】やアマゾン【AMZN】を入れると、影響力が大きすぎるからです。ちなみにアップル【AAPL】が採用されたのは、2014年に株式が1対7に分割された後の2015年でした。
| No. | ティッカー | 銘柄 | セクター |
|---|---|---|---|
| 1 | AAPL | アップル | 情報技術 |
| 2 | AXP | アメリカン・エキスプレス | 金融 |
| 3 | BA | ボーイング | 資本財 |
| 4 | CAT | キャタピラー | 資本財 |
| 5 | CSCO | シスコ・システムズ | 情報技術 |
| 6 | CVX | シェブロン | エネルギー |
| 7 | DIS | ウォルト・ディズニー | 通信サービス |
| 8 | DOW | ダウ | 素材 |
| 9 | GS | ゴールドマン・サックス | 金融 |
| 10 | HD | ホームデポ | 一般消費材 |
| 11 | IBM | アイ・ビー・エム | 情報技術 |
| 12 | INTC | インテル | 情報技術 |
| 13 | JNJ | ジョンソン・エンド・ジョンソン | ヘルスケア |
| 14 | JPM | JPモルガン・チェース | 金融 |
| 15 | KO | コカ・コーラ | 生活必需品 |
| 16 | MCD | マクドナルド | 一般消費材 |
| 17 | MMM | スリーエム | 資本財 |
| 18 | MRK | メルク | ヘルスケア |
| 19 | MSFT | マイクロソフト | 情報技術 |
| 20 | NKE | ナイキ | 一般消費材 |
| 21 | PFE | ファイザー | ヘルスケア |
| 22 | PG | プロクター・アンド・ギャンブル | 生活必需品 |
| 23 | TRV | トラベラーズ | 金融 |
| 24 | UNH | ユナイテッドヘルス・グループ | ヘルスケア |
| 25 | UTX | ユナイテッド・テクノロジーズ | 資本財 |
| 26 | V | ビザ | 情報技術 |
| 27 | VZ | ベライゾン | 通信サービス |
| 28 | WBA | ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス | 生活必需品 |
| 29 | WMT | ウォルマート | 生活必需品 |
| 30 | XOM | エクソン・モービル | エネルギー |
ダウ工業株30種のセクターを見てみよう
下のグラフはダウ工業株30種のセクター別と個別銘柄の割合です。現在株価の高い銘柄が、割合を多く占めることになります。2019年10月25日現在では、株価340ドルのボーイング【BA】が全体の8.6%を占め、最大勢力となっています。逆に最も少ないのは株価36ドルのファイザー【PFE】で0.9%です。最大と最小で約10倍もの差がついているのが、ダウ工業株30種があまり支持されない理由のひとつかもしれません。もし、この差が国政選挙における、異なる選挙区の有権者の数の比較だった場合「1票の格差がどーしたこーした!」と、ある筋からの強烈なご批判をいただくことになるはずです。
さて、セクター別の採用銘柄数は情報技術が最多の6銘柄です。生活必需品とヘルスケア、金融、資本財が4銘柄、一般消費財が3銘柄、エネルギーと通信サービスが2銘柄、素材が1銘柄、公益事業は0銘柄です。ただし全体を占める割合では情報技術と資本財が20%前後で拮抗しています。これは資本財の採用銘柄が現在株価の高いものが多いからです。

ダウ工業株30種の時価総額はどんな感じかな?
続いて、ダウ工業株30種の銘柄別の時価総額を見てみましょう。アップル【AAPL】とマイクロソフト【MSFT】が10000億ドル、つまり1兆ドルを超えており圧倒的です。もっとも少ないトラベラーズ【TRV】ですら340億ドルです。時価総額が100億ドルを超えれば巨大企業といえます。ダウ工業株30種は、すべての銘柄が楽にクリアしていますね。
ダウ工業株30種の配当利回りをチェックしよう
最後に現在の配当利回りを確認しましょう。最も高いのがダウ【DOW】で5.7%です。2019年4月にダウ・デュポンから独立した会社です。世界最大級の素材メーカーですが、上場したばかりですので、今後を見守りましょう。
エクソン・モービル【XOM】は5.0%、アイビーエム【IBM】が4.8%、ベライゾン【VZ】とシェブロン【CVX】が4.1%、ファイザー【PFE】が4.0%、スリーエム【MMM】3.6%と続いています。おなじみの高配当銘柄です。増配年数が長いので安心して保有できそうです。
逆に配当が少ないのがビザ【V】で、配当利回りは0.6%ほどです。ただしビザは業績が続伸しており増配率も高いので、早めに仕込んで寝かせておけば、数十年後にはインカムとキャピタル両方でかなりの利益をもたらしてくれそうです。

NYダウ工業株30種平均はどこで買えるか?
ダウ工業株30種平均を買いたい場合は、SPDR ダウ工業株平均ETF【DIA】がオススメです。ステート・ストリート社が販売しているETFです。日本のETFや投資信託でもダウ工業株30種平均に連動したものがいくつかありますが、総資産額が少ない場合があるので、しっかりチェックしましょう。
| 銘柄名 | ティッカー | 運用会社 | 経費率 | 分配利回り |
|---|---|---|---|---|
| SPDR ダウ工業株平均ETF | DIA | ステート・ストリート | 0.17% | 2.13% |



