ダウ工業株30種を細かく分析したら、はっきりとした傾向が明らかになった!

米国を代表する30銘柄で構成されているダウ工業株30種平均前回の記事では、ダウ工業株30種平均の基本的な情報をチェックしました。今回はダウ工業株30種平均のデータを細かく分析します。

スポンサーリンク

ダウ工業株30種のセクター別の採用銘柄

まずは、セクター別のダウ工業株30種の採用銘柄をおさらいしましょう。情報技術が最多の6銘柄採用されています。4銘柄採用されているのが生活必需品、ヘルスケア、金融、資本財。最小は素材の1銘柄で、公益事業は0です。

セクター 採用数 採用銘柄
情報技術 6 アイ・ビー・エム【IBM】、シスコ・システムズ【CSCO】、インテル【INTC】、マイクロソフト【MSFT】、アップル【AAPL】、ビザ【V】
生活必需品 4 ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス【WBA】、コカ・コーラ【KO】、プロクター・アンド・ギャンブル【PG】、ウォルマート【WMT】
ヘルスケア 4 ファイザー【PFE】、ジョンソン・エンド・ジョンソン【JNJ】、メルク【MRK】、ユナイテッドヘルス・グループ【UNH】
金融 4 JPモルガン・チェース【JPM】、トラベラーズ【TRV】、ゴールドマン・サックス【GS】、アメックス【AXP】
資本財 4 スリーエム【MMM】、キャタピラー【CAT】、ボーイング【BA】、ユナイテッド・テクノロジーズ【UTX】
一般消費材 3 マクドナルド【MCD】、ホームデポ【HD】、ナイキ【NKE】
エネルギー 2 エクソン・モービル【XOM】、シェブロン【CVX】
通信サービス 2 ベライゾン【VZ】、ウォルト・ディズニー【DIS】
素材 1 ダウ【DOW】
公益事業 0 なし

 

スポンサーリンク

ダウ工業株30種の増配率と連続増配年数を見てみよう

下のグラフはダウ工業株30種の過去1、3、5年増配率と連続増配年数です。左側から連続増配年数の長い順に並んでいます。プロクター・アンド・ギャンブル【P&G】が63年で最多、スリーエム【MMM】、ジョンソン・エンド・ジョンソン【JNJ】、コカ・コーラ【KO】など、おなじみの歴史ある企業が上位ですね。

棒グラフは過去1、3、5年の増配率です。全体を見ると、グラフの右側に棒グラフの長い銘柄が集中しています。つまり、増配年数の長い伝統銘柄は近年の増配率が低く、増配年数の短い成長株は増配率が高い傾向にあるといえます。

 

スポンサーリンク

ダウ工業株30種の増配率を元にした5年後YOCを予想しよう

続いて、過去1、3、5年増配率を元にした5年後YOC予想と、現在の配当利回りを比較しましょう。左側から現在の配当利回りの高い順に並んでいます。YOCとは「Yield oCost」の略で、元本あたりの配当利回りのことです。5年後YOC予想とは、今その株を買ったら5年後にYOCが何%になっているかの予測です。

棒グラフが5年後YOC予想です。左側の配当利回りの高い銘柄と、右側の配当利回りの低い銘柄を比較した場合、どちらかが突出しているというわけではなさそうですね。ただ、左側の銘柄は現在の配当利回りが高いので、増配率が低くても5年後YOCはそれなりの値をキープしています。

 

スポンサーリンク

ダウ工業株30種の10年後YOCはどうだろうか?

さらに、過去1、3、5年増配率を元にした10年後YOC予想と、現在の配当利回りを比較しましょう。このグラフも左側から現在の配当利回りの高い順に並んでいます。

棒グラフが10年後YOC予想です。5年後YOC予想とは異なり、配当利回りの低い右側のエリアから突出する銘柄がいくつかあります。JPモルガン・チェース【JPM】、ボーイング【BA】、ホームデポ【HD】などは、10年後YOC予想が20%前後まで伸びる可能性がありそうです。左側の配当利回りが高い銘柄は、10年後YOCもそれなりの値をキープしそうです。

ちなみに、JPモルガン・チェース【JPM】の過去1年増配率を元にした10年後YOC予想は102%ですが、これは2018年の第4半期決算時に配当額が0.56から0.8に一気に上がったためです。このペースで配当が上がり続けることはなさそうです。

スポンサーリンク

結論

いかがでしたか? 伝統的なバリュー株(割安株)は、連続増配年数の長く、配当利回りが高いケースが多く、増配率が低い傾向にあるようです。グロース株(成長株)は、連続増配年数が短く、現在の配当利回りは低いですが、増配率の高い銘柄が目立ちましたね。

10年後を考えると、グロース株が優れている気がしますが、バリュー株は10年間、配当金によるインカムゲインをたくさん得ることができます。また、グロース株は10年経つと増配率が今よりも下がってしまい、今でいうところのバリュー株になる可能性もあります。ただしグロース株は、株価の上昇によるキャピタルゲインを得られる可能性が、バリュー株より高そうですね。

ダウ工業株30種の採用銘柄に関しては、バリュー株とグロース株のよいところを兼ね備えている優良企業が多い気がします。さすが米国株を代表する指数ですね。

 

 

応援クリックお願いします
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
応援クリックお願いします
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
ETF
スポンサーリンク
たかにんをフォローする
たかにんの米国株投資術

コメント

タイトルとURLをコピーしました