コロナの影響を正面から受けた一般消費財セクター【VCR】はどうだ?

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毎日、株価の値動きが不安定ですね。今後が気になりますね。そんな中、バンガード社のバンガード・一般消費財セクターETF【VCR】が、2020年3月6日に配当金を発表しました。0.366ドルです。前回は0.7489ドル、1年前の同時期は0.4285ドルでした。

大幅下落が続いた2月後半から3月後半の相場で、【VCR】はどんな動きだったのでしょうか? これまでの【VCR】の配当金の傾向、値動き、将来の展望などを考えます。

 

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【VCR】の過去1カ月の成績は?

下落率が高かった2月24日から3月20日までの主要指数とセクター別ETFの騰落率です。【VCR】はセクター比較では下から4番目の成績でした。コロナの影響を直撃した業種が多かったので、やむを得ない結果といえます。

 

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【VCR】のファンド構成比は?

【VCR】に組み込まれているのは296銘柄です。ファンド構成比は、ほぼ時価総額の大きい順でした。上位20銘柄で全体の64.6%を占めています。各項目のトップ3には、背景色をオレンジにしました。なお、下の表のファンド構成比は2020年2月29日現在、それ以外の値は2020年4月3日のものです。過去1カ月の騰落率はゼネラル・モーターズ【GM】、ダラー・ゼネラル【DG】、アマゾン・ドット・コム【AMZN】などが良かったです。

 

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【VCR】の過去の配当金と増配率は?

【VCR】が設定されたのは2004年1月です。下の表は過去の配当金の一覧です。

配当利回りの計算方法を説明します。年4回配当金を支払う個別銘柄の場合は、最新の配当金額を4倍した額が年間配当額となり、それを株価で割って配当利回りが算出されます。

ところがETFの場合は、組み込まれている銘柄によって配当金を払うタイミングが異なるため、期によってバラバラになります。そこで、最新の配当金と過去3回の配当金を足した数字、つまり過去1年分の配当額が年間配当額となり、それを元に配当利回りが算出されることが多いです。

よって今回の【VCR】の配当が減配かどうかを調べるには、四半期ごとに過去1年分の配当金のデータを作成する必要があります。下の表の右から2番目が過去1年配当額です。今期の【VCR】の過去1年配当額は2.1632ドルで、前期は2.2257ドルなので、2.81%の減配といえるでしょう。ただし、この計算方法だと、減配かどうかの判断は今期と1年前の同時期の配当の比較によって決まります。

そんなわけで、個別銘柄の減配とETFの減配は、少し意味合いが異なります。ETFで多少減配されたとしても、それほど神経質にならなくてもいいかもしれません。

表の一番右の増配率は、前回との比較です。背景がになっているのが減配です。2008年9月に起きたリーマン・ショックの影響で、翌2009年12月は大幅減配になっています。

【VCR】の過去1年配当額を棒グラフで確認しよう

先ほどの表の過去1年配当額を棒グラフにして、【VCR】の株価と比較しました。過去1年配当額は株価とほぼ連動していますが、少しタイムラグがあって配当金があとを追っている感じです。なので、コロナ・ショックによる本格的な減配は来期以降になりそうです。

 

【VCR】の配当額を棒グラフで確認しよう

今度は、配当額と株価と比較しました。結構デコボコです。今期すでに大幅配当減の予兆はありますね。

 

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リーマン・ショック前後の値動きはどうか?

リーマン・ショック前後の株価は、S&P500と似たような下落でした。ただし、経費回復後の株価の伸びはよかったです。

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【VCR】を買うタイミングを考える

下のグラフは過去5年の【VCR】の株価、配当利回り、YOCです。現在の【VGT】の配当利回りは過去と比べて高い水準にあります。

過去5年の配当利回りの平均は1.28%です。ここ最近の配当利回りは1.1~1.6%に収まっていましたが、今回の暴落で2020年4月3日の株価が135.8ドルに下がりましたので、配当利回りは1.59%に上がりました。

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まとめ

一般消費財セクター【VCR】はレストランやホテル、レジャーなど、コロナ・ショックの影響を直接受けた業種が多いため、かなりダメージを受けました。現在株価が低迷しているので、打診買いしてみるのも手かもしれません。

なお、例年通りだと、次回は6月19~26日頃に配当金額が決定し、配当落ちは6月21~28日頃になりそうです。

 

 

 

 

 

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